令和3年度の大菊栽培日記


      
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2月1日
 新年を迎えましたが、とうとう所属菊花会の会長になってしまいました。
 昨年12月の役員会において、現会長の持病から会長の交代が議題にありました。
 議論において私は『他の菊花会に舐められないように、会長候補は実力はもちろんのこと出品数、会員から慕われるカリスマ性が必要である。』と先輩たちを促したのですが、皆うつむいて黙っている。
 20分ほどの議論も、まるで小中学校のPTA役員を決める時みたいな、暗い感じでしたので、我慢できなくて思わず立候補してしまった。
 私が立候補しなければどうなったのか気になります。まあ、役職を受けたからには、それ相応に職をまっとうしていきたいと思います。

 早速ですが、4月の新年度総会の資料を作るよう指示がありました。
 まだ就任して日が浅いので、総会資料は前年踏襲すべきがセオリーでしょうが、せっかくですから少し私のカラーを出したいので、ちょこっと修正をしてみます。

 
2月11日
 去年から週1回の水やりだけで菊鉢をベランダに放置しておりましたが、なんとか生きておりました。
 恒例の地際切りを行いました。
 
 
新芽が出てくるのは3月頃なので、またしばらく放置状態とします。
 

 2月14日
 所属菊花会の総会資料を作りました。
 さて、どうやって今後の菊花会を盛り上げていくのかを考えてみました。
 ベテランのモチベーションをキープさせるのはもちろんのことですが、5年後、10年後のことを考えると、初心者や学校小学校PTAにも手厚いケアをすることが大切だと思う。
 では具体的に何をするかと考えたところ、個人でレンタカーを借りて出品する会員に補助金を支給する要綱を制定することにしました。
 個人でレンタカーを借りたら一律10,000円、運送業者なら5,000円、タクシー利用なら1,000円を補助金として支給すれば、今まで出品してこなかった会員さんたちの重い腰をうごかせるかもと考えました。
 その他、菊花会のホームページ作成、初心者メール相談、フォローアップなどの企画も、新年度の事業案に盛り込むことにしました。
 補助金支給要綱の条文作成については、会社で同じような要綱制定を何度もやっているので、まあ簡単に出来ましたし、ついでに菊花会の会則、審査規程についても、誤字脱字が多く見づらかったので、書式を統一しておきました。
 今まで会長を補助していた理事さんに私の議案を確認してもらったところ、会則を変更したのなら、会員の皆さんに判りやすいように新旧対照表を作るよう指示されました。
 法律や条例を読める知識があるので簡単でしたが、知らなければ困難な仕事だと思います。加えて、総会資料をプリントアウトして冊子を作り、11名の役員に事前に郵送する作業は、けっこうハードです。とりあえずは3月の役員会で私の案が承認されるか不安です。
 菊花会へ出品費を払えば、会員ではなくても審査に参加できるなど、提案を考えてみましたが、多分却下されるな。
 

  3月20日
 春分の日となりましたので、柳芽を回避するため、夜間の電照を始めました。
 今年は会長として会員に苗の提供をしなければならないので、良い品質となるようしっかりと手入れしていきたいと思います。
 
 

 4月4日
 ダルマ親株用の挿し芽を行いました。
 今までは自分用だったのですが、今年からは所属菊花会にも積極的に提供する必要があるので、多めに挿し芽をしました。

 今回は、国華園の通販で購入した育苗ヒーターマットを使ってみることにしました。
 サーモスタット付きですが、とりあえず25度設定にしておきました。

 

 
 4月18日
 挿し芽から14日経ちましたので、ポット上げを行いました。
 サーモスタットは25度でしたが、晴天の時以外は殆ど電源入りっぱなしでした。
 
 
 
 保温ヒータマットの力は偉大でした。
 挿芽床に指を入れてみると、ほのかに暖かい。
 発根状態は、すこぶる良いです。むしろ根が伸びすぎたので12~13日で鉢上げすべきほどでした。
 5月の挿し芽にもヒーターを使用してみたいと思います。
 

 4月22日
 ポット上げから3日経ちましたので、朝から直射日光の下で管理します。
 
 
 
 4月29日
 ダルマ親株の定植をしました。
 会員さんに提供できるように多めに挿し穂を確保しました。
 
 
 
 5月2日
 盆養3本仕立て用の苗の挿し芽を行いました。
 5月23日に会員を対象とした苗譲渡会があるので、そこで配布するために全部100本を挿しました。
 今回は、育苗ヒーターを24度に設定してみました。
 5月の日中の地温は25度程度ですが、深夜になると16度まで下がるので、まあ効果はあると思います。
 
  
 5月6日
 全日本菊花連盟から私宛に会報誌が送られて来た。
 所属菊花会の経費で年間費をはらっているとのことだが、会報誌には所属菊花会の入賞作品も掲載されていた。
 読んでみたが、コロナ渦であるので昨年の菊花会のネタも少なく、最新情報や若者ウケする話題は見当たらない。
 何とかして盛り上げていきたいと思うが難しいと思う。
 今後の菊づくりは、趣味というより小中学校の部活やPTA活動での展示が増えてくると思うので、小中学校の栽培の取り組み状況、学校で飾る花壇の設計図案、各種肥料の比較や売上ランキングなど新しいコンテンツなどを特集すれば盛り上がりそうかな。
 

  5月9日
 小鉢用の培養土を調合しました。
 今回、ホームセンターにバーグ堆肥の入っていない自然発酵の良い腐葉土が売っていましたので、これを使ってみます。
 
 
  
 5月15日
 挿し芽から13日間しか経過していないのだが、育苗ヒーターの効果で発根が促されたので、ポット上げを行いました。

 この時期ですから、発根率100%で約100苗が完成しました。
 1週間後に最高の状態で会員に配布できそうです。
 

 5月20日
 以前から考えていたのだが、ベランダで趣味の菊苗の栽培数に対して、100mlの農薬でさえ年10回くらいしか使わないので、もったいないと思っていた。
 殺ダニ剤は耐性付けないために4~5農薬を輪番で使うので、本当困っていた。
  所属菊花会会員さんの大半は趣味栽培なので、同じ考えを持っていると思う。
 100mlの農薬を菊花会の会員で共有したいと考え、小分けをやってみました。
 
  100mlをプラスチックのタレビンに10mlづつ、10セット作りました。

 初心者もいると思うので、説明書とスポイトも付けました。

 共同購入に賛同してしてくれる人に配布したいと思います。
 
 ちなみに、カネマイト、ダコニール1000、ダニカットの小分けを作りました。
 

 5月23日
 所属菊花会の苗譲渡会を行いました。
 全部で約400苗の持ち込みがありました。
 緊急事態宣言中の開催なので、マスク、除菌スプレー等を準備して感染対策を行いました。
 参加人数は10名程度と少なかったのですが、参加者は欲しい苗を交換できたようです。

 余った苗は、小学校に引き取ってもらいました。
 
 

 5月30日
 ダルマの挿し芽が1週間後を予定しているので、親株にビーナイン600倍を散布しました。
 今回も100苗ほど確保できそうです。
 

 6月5日
 ダルマ・嵯峨菊苗の挿し芽を行いました。
 挿し穂用の親株がベランダ中に繁茂しており、見苦しくなっていましたので、予定より1日早く実行しました。
 
  採取した挿し穂は、ダルマ苗で約140本、嵯峨菊苗で約90本ありました。
 今回は4個の育苗箱を使用することにしましたが、さすがに全部挿すことはできないので、この時点で一次選別を行い、50苗ほど選考落ちとなしました。
 
 
 
  挿し芽には4時間もかかってしまいました。
 この季節の地温は日中で25度ありましたので、育苗ヒーターを25度に設定して昼夜の温度差を無くしてみました。
 
 
 6月20日
 挿し芽は順調で、予定通り2週間で完成しました。
 嵯峨菊は90本と大量に出来ましたので、3本まとめて1鉢の硬質ポリポットに植えておきました。

 
 
 
6月27日
 所属菊花会の第1回講習会を開催しました。
 4人の新人さんが入会したので、新年度予算案で公約したとおり初心者フォローアップとして、初心者用に培養土、液肥、活力剤、オルトラン、乾燥肥料を5号鉢用の小分けパックにして無償配布しました。
 また、カネマイト、ダニカット、ダコニール1000は、小分けにして提供しましたが、好評だったので、次回に新たな農薬を小分けして提供することにします。
 
 
 
 
  12人の参加がありました。
 ダルマ苗、嵯峨菊苗の約100苗を配布しました。
 今までは苗作成の用土とポット実費分を貰っていましたが、今年から無償配布としました。

 午後になって、以前に所属していた菊花会の会長さんから電話があり、ダルマ苗を30苗分けてほしいとのことでした。
 去年も同様の依頼があったので、昔の義理で25苗を提供することにしました。
 話を聞くと、菊花会に提供する苗を誰も作っていないらしい。
 一時期は沢山いた会員も少なくなって、存続の危機が心配されているがこれも時代の流れなのでしょう。
 
  家に戻り、ダルマ苗の伸びたものから摘芯を行いました。
 摘芯後は、ビーナイン600倍を散布しておきました。 
 

 7月3日
 福助用の挿し芽を行いました。
 挿し穂の育成が良くなくて小ぶりなので、葉っぱを多めに付けるため挿し芽の間隔を開けて挿したら、100苗で4箱になってしまった。
 
 

  
 7月4日
 ダルマ苗の5号鉢上げが完了しました。
 今年は栽培数を少し減らしましたので、楽に管理ができそうです。

 この前、新しい動画ソフトを購入しましたので、今後の菊の状況はHD画質で配信できるようになりました。
 
 

 
  
 7月14日
 管物の泉郷五色は3枝が真上に伸びてしまうので、誘引が難しいし、見た目もカッコ悪いので、毎年このくらいの成長時に針金で真横に倒している。
 3枝が2〜3cmの時は付け根も柔らかいので、強引に倒しても折れることは無いです。
 3枝は毎日成長するので、毎朝、針金を調整しておきます。
 
 
 
  
 7月18日
 福助用の挿し芽のポット上げを行いました。
 管物は相変わらず調子が良いが、厚物の発根はあまり良くありませんでした。
 
 
 
 
  
7月24日
 ネットで見つけた250ミリリットルはいった殺ダニ剤。自分でかっても使い切れない。
 所属菊花会の講習会に参加した会員さんと共同購入できればと思い、小分けしてみました。
 スポイト付きなので初心者でも簡単に希釈できるけど貰ってくれるかな?
 
 
 
 
 家の近くでマンション工事をしており、ダンプカーが家の前を通るたびに振動がしていたが、とうとう菊のひな壇が倒壊してしまいました。
 明日、配布する菊苗には被害はありませんでしたが、10苗ほど処分することになりました。
 まあ、会長になったので菊花展への出品数は抑えることにしていたので、間引き出来てちょうどよかったです。

 
  
 7月25日
 所属菊花会の第2回講習会を開催しました。17人の参加がありました。
 複数の会員さんの話を聴いたのですが、今年の福助の挿し芽は茎が腐ってしまい全滅したとのことでした。
 私の挿し芽も大成功とまでは言えませんが、今回は65苗を無償で提供させていただきました。
 
 
  
 8月1日
 猛暑でベランダが暑すぎですが、早くダルマ苗を定植したいので、大汗かきながら作業をしました。
 過去の成長具合を日記で確認しましたが、厚物の成長が年々遅れてきている。
 ミスト灌水装置は、午前11時と午後2時に各10分間作動しますが、すぐに蒸発して熱気に変わってしまうので、スマホで遠隔スイッチを自作しようか迷っている。
 
 
 
 
 8月7日
 猛暑が続いており、葉が焼けて変色してきた鉢もあったので、対策を講じました。
 家庭園芸用の水やり装置のボタンを自動で押してくれるスマート物理スイッチを、ネット通販で3,850円で購入しました。
 スマートフォンに接続してアプリのボタンを押すと、スイッチからアームが出てきて物理的にスイッチを押すというものです。
 このスイッチは、手動遠隔操作のほか、5回のタイマーを記録すれば、スマートフォン無しでもスケジュールどおりにスイッチを押してくれます。
 水やり装置には一日2回のタイマーがありますので、合計で7回のタイマー操作が可能です。
  スイッチを取り付ける架台は、CDケースを加工して作りました。
 
 一時間毎の9時、10時、11時(水やり装置)、12時、13時、14時(水やり装置)、15時に設定して、猛暑を乗り越えて欲しいものです。
 
 
 
  
 8月9日 
 ダルマ苗の3枝誘引をしなければならないが、ベランダは猛暑なのでクーラの効いた家の中で誘引を行いました。
 室内での作業は快適なので作業が進み、選抜していたダルマ苗の誘引が完了しました。
 
 室内で快適すぎたため、3枝誘引の動画も作成しましたので、所属菊花会講習会のオンラインテキストも作成しました。
 
  定植時には弱々しかった3枝ですがl週間経過すると茎も伸びで葉も大きくなってきたので、まずまず期待できそうです。
 と思って過去の動画を見たら、去年よりも成長がよろしくないことが判明しました。
 
 猛暑の影響なのでしょうか。お盆を過ぎた頃のスイッチが入るまでガマンです。
 
 
  
 8月10日
 菊の状態を記録します。
 日中気温が37度もある猛暑の中、ミスト潅水のおかげでなんとか耐えていると思います。

 福助も葉が大きく展開して芽先も動いてきましたので、お盆明けには成長スイッチが入ると思います。
 ダルマ厚物
ダルマ管物   福助
 
 
  
 8月15日
 ダルマ鉢の誘引を外しました。
 今年も葉の伸びが思わしくないです。芽先のふくらみや勢いもなくどうしたものかと考えたら、思い当たることが2つありました。
 一つ目は、ここ数年、液肥をドバっと潅水ではなく、週1回1000倍をテキトウにチョロっと与えていることでしょうか。
 初心者の頃は液肥を『たくさん与えたい症候群』みたいな感じで週2回は必ず潅水していたが、最近は『面倒くさい症候群』で、液肥への欲求が無い。
 二つ目は、菊への情熱が薄れてきたことでしょうか。
 過去の日記を読んでいると、菊鉢が直射日光で暑くなることを防ぐため、全鉢にアルミシートを巻いていたり、毎朝2時間はベランダに出て菊の観察をしていたのに、ここ数年は仕事前にチョロッと水やりで、あとは潅水システムに任せてしまっている。

 モチベーション低下は確かにあるけど、今日から情熱を入れてみようと考え、液肥500倍で追込みをかけたいと思います。
 
  
 8月20日
 菊の状況を記録します。
 お盆前後は大雨で気温も低かったので、それが菊にとって過ごし易く成長が良かったみたいです。
 15日から追込み液肥を与えていますが、今回は厚物は500倍、管物は1000倍、嵯峨菊には水のみとしていました。
 芽先の生長点が膨らんでおり、葉も柔らかく大きくなりそうな感じで展開してきましたので、安心していますが、例年に比べるとまだ小さい感じがします。

 ダルマ苗は15鉢つくっていますが、なかなか選抜落ちが出てこないので、栽培場が飽和状態です。
 
 
  
 8月21日
 明日は所属菊花会の講習会なので、250mlのスターマイト(殺ダニ剤)を10mlづつ20袋に小分け(スポイト付)しました。
 私は50mlあれば良いので、残りは会員さんに無償提供します。
 前々回はカネマイト(アセキノシル系)、前回はダブルフェース(ピフルブミド系)、今回のスターマイト(シエノビラフェン系)なので、順番に散布すればダニに抵抗性も付かないと思います。
 講習会にはなるべく出席して欲しいので、お土産で誘うことにしました。
 
 
 
  
 8月22日
 所属菊花会の第3回講習会を開催しました。ちょっと少なく9人の参加がありました。
 複数の会員さんに菊の成長具合を聴いたのですが、ダルマ鉢ではまだ支柱に届いていないとか、福助鉢では葉が大きくならないとのことでした。
  
 
 
  
 8月25日
 本日の夜からシェードを開始しました。
 毎年のルーチンとして、夕方にブラインドを下ろして対面のマンションの明かりを遮ってから、夜9時頃にシェードコーンを被せ、朝の8時に外すことにしています。

 ちなみに銀色のシェードコーンは、10年前に買ったものなのでヨレヨレになっているので、防草シートで作成してみました。
 
 
  
 8月30日
 菊の状況を記録します。
 お盆の時期の涼しさのおかけでしょうか。まあまあ良い感じに成長してくれています。
 今回から鉢に番号を付けて管理していきます。
 『瀬戸光雅』は来年度の競技花なので、苗取用にテキトウに、ダルマ仕立てにしてみたのですが
、まあまあ良い感じに育ってきました。
 この他に選抜落ちしたダルマ4鉢がありますが、あえてシェードしないで開花時期をズラして育てようと思います。
 
 

国華金山
 国華越山  泉郷五色 泉郷五色 泉郷五色 瀬戸光雅
 
 
  
 9月4日
 休日のため菊をよく観察できるので、芽先を見ると蕾の兆候が確認できました。
 例年通りで安心しました。
 シェードはまだ4~5日間は続けてみようと思います。
 

 
 

 9月5日
 新会長になったので勧誘も行わなければならない。
 秋の菊花展で配る入会募集チラシを刷新しました。
 昔、デザイン関係の仕事をするためキャリアアップをしていたので、パソコンで簡単にインパクト、キャッチーで今風な感じのチラシが出来ました。
 まだ、所属菊花会の審査委員長には写真掲載の許可をもらっていないで、案の段階です。
 菊の写真は自分で撮影したものなので著作権は無いので、フォト加工で少し花弁数を増やしたり天の花を大きくしたりズルをしています。

従来のチラシ                 新しいチラシ
 
  
 9月10日
 菊の状況を記録します。
 蕾の兆候が見えましたのでシェードは9月8日の朝で終了しました。
 本日見てみると、芯蕾と脇蕾が確認できましたので、明日にでも脇蕾を落とそうと思います。
 
 
 
国華金山
 
国華越山
 
泉郷五色×3  瀬戸光雅
 嵯峨菊
 切花(一文字) 福助
 

   
 9月11日
 ダルマ福助の厚物の脇蕾を落としました。
 去年よりも2日早いですので、11月5日の審査日にピッタリでしょう。
 
 
 

   
 9月20日
 菊の状況を記録します。
 追込み肥料は9月15日で終了し、ミズゴケを敷きました。
 国華金山は早く咲きそうです。

国華越山 
 
国華金山
 泉郷五色×3  瀬戸光雅
 
嵯峨菊
 
福助
 

    
 9月26日
 所属菊花会の第4回講習会を行いました。
 全部で8人の参加でした。まあこんなものでしょう。
 会員さんの話を聞いてみると、蕾は出来ているがまだ6〜7o程度、何となく開花は早そうということでした。
 
 
 
  家に帰ってから自分の菊に、PKマグを与えて増土をしました。
 今年は順調です。
 
  
9月30日
 菊の状況を記録します。

 去年と比べると早いけど、それほど早くはないと思います。
 国華越山と金山の満開日は11月6日頃と予想しました。
 ダルマ国華越山の本命は1番(左)、国華金山は2番(中央)でしょうか。
 福助も38pまで伸びてしまいましたが、たぶん止まるでしょう。
 
 
国華越山
 
国華金山
 泉郷五色×3  瀬戸光雅
 
ダルマ 国華越山の蕾
 
ダルマ 国華越山の蕾
 
福助
 
嵯峨菊
 
 
10月10日
 菊の状況を記録します。 

 去年より1日早く、例年通りの開花だと思います。
 国華越山の満開は、11月7日を予想しました。

 奥の支柱が60pの高さですが、まあ理想的な高さになりました。
 
 嵯峨菊が急激に伸びはじめ、長い品種は作業台に乗らなくなりました。
 国華越山
国華金山  泉郷五色×3  瀬戸光雅 
 嵯峨菊 福助 
 
 最近は動画に力を入れているのだが、スマホ動画だと手振れがひどいので、ジンバル付きカメラと自撮り棒を購入しました。
 まだ使いこなしてはいませんが、所属菊花会の記録映像も取る予定なので、カッコよい動画撮影の勉強を始めました。

 

 10月13日
 花弁が垂れてきました。
 これ以降の消毒は、花弁にシミや薬害がでると言われているので、以前から散布していなかったが、何鉢かはハダニに侵されてしまうものもあった。
 花弁に安全な農薬ネット上探していたら、デンプン由来の『粘着くん』が候補に上がってきた。
 早速購入して散布してみましたが、イキなり花弁に散布して失敗したくないので、選抜落ちの菊にかけて、出品鉢は葉のみに散布しました。
 散布後20分で薬液が乾いて、その頃にはハダニが既に死んでいるとのことです。
 また、散布して1時間後に水で洗い流せば、より薬害の発生が抑えられるとのことでしたので、ミスト潅水のタイマーをセットして洗い流しました。
 散布結果は数日後に出るので、また記録します。 
 
  
 10月14日
 会長として初めての菊花展を行うにあたり、何か自分のカラーを出していきたいと考え、各出品の説明看板の作成を行うことにしました。
 会場である神社からは、パネルの計画案を出してくれれば実行員会から制作費用を出すとのことだった。
 具体的な制作設計図を提案したところ、看板職人に頼むと5万円以上かかってしまうので無理だと断れれてしまいました。
 
 仕方がないので自費で作成することで100円ショップに素材を探しに行ったところ、スチレンボードと本棚でアイデアが浮かびました。
 

 スチレンボードと曲げた本棚でパネルを作成してみました。
 なかなか良い感じです。
 

 表面の説明文はワードで作成し、A3プリントにパウチ処理をしましたので、水がかかっても大丈夫です。ペットボトルで重りを付ければ風にも耐えられると思います。
 スチレンボードと本棚の値段は220円、パウチは1枚30円程度なので、250円で試作品が完成しました。
 スチレンボードは湿気で反り曲がるらしいので、自宅で水を撒きながら耐久実験してみることにします。

 説明文は、ダルマ、福助、盆姿、千輪咲、嵯峨菊のほかに、会場でお客さんからよく聞かれる事項を書いてみようと思います。
 
 


 午後に会員から苦情の電話があった。
 国華園から会員さんと共同購入した輪台が使い物にならないほど劣化しているとのこと。
 
 
 開封してみると、確かに粗悪品でした。
 手作りって書いてあるのですが、本当に手作りというか工作レベルの出来でした。
 
 私が中学生の時に、菊の輪台を手作りさせられたが、それよりも劣っています。
 せめて直角に針金を曲げてほしい。
 
 
 

 自分でペンチで修正したところ、そもそも輪台の中心が合っていない。
 売り物のレベルではないので、国華園に突き返したいですが、開封したのでもうダメだろう。
 会員さんには自腹で返金することとします。
 
 私がいつも使っている輪台は日比谷公園で買うのですが、去年も今年も中止とのことで残念です。
 
 
 10月17日
 厚物にリードキッチンペパーを取り付けて花弁を保護しました。
 国華越山の開花去年より2~3日早そうで、審査日に満開近いかもしれません。
 泉郷五色も審査日に8分咲でしょうか。

 

 国華越山(ダルマ2番)
 国華金山(ダルマ2番)

泉郷五色(ダルマ1番)
 
10月20日
 菊の状況を記録します。

  
 国華越山
   国華金山
   
泉郷五色×3 瀬戸光雅

嵯峨菊 
 福助
 

  
 10月24日
 本日は所属菊花会の盆養と大作りの搬入日でした。
 都内の菊の開花は遅いと言われていましたが、例年通りですね。
 
 予定していた鉢数を搬入出来ましたので、菊花展は盛り上がると思われます。
 今年は菊人形も復活しますので、たくさんのお客さんが来るでしょう。
 
 今まで搬入時の映像記録は無かったので、今回から動画で撮影しまして、所属菊花会のYouTubeチャンネルでひっそりと公開しました。 
 
 

   
 11月30日
 菊の状況を記録します。
 
 本日、菊花展に持ち込みました。
 一気に開花が進みましたので、5日の審査には満開になると思います。

国華越山 
 
国華金山
 泉郷五色×3 瀬戸光雅
 
 いつもどおり近所のガソリンスタンドで2500円のレンタカーを借りて、菊花展会場まで2往復で運びました。
 
 
 
 
   
 11月3日
 本日、所属菊花会の第1回切花審査日です。
 ここ数年、切花用の一文字がまともに咲かなくて困っている。
 シェードしても間に合わないし、大きく広がるかも怪しいです。
  出品する花もありませんが、会長なので審査に立ち会いました。
 全部で98花の出品があり、都内は開花が遅いと予想しましたが、まあ例年並みに満開の花も多くありました。
 会長なので審査には入らず、審査状況の動画を撮影していました。
  
 祝日なので多くの来場者がありました。
 毎年のようにお客さんから質問があるので、今年は会長として色を出したかったので説明パネルをとりあえず8枚作って飾りました。
 お客さんの反応を遠くから見ていましたが、みんな花に視線が集中しており、パネルを見る人は少なかったのが残念でした。
 

 
 11月4日
 明日が本審査なので、会場に行き花直しを行いました。
 結果として、国華越山は本日満開、金山は明日満開、泉郷五色は明日満開って感じでした。
 
 最近は無駄弁も発生しないので、簡単に花を直す程度で完成しました。
 
 

   
 11月5日
 本日は所属菊花会の総合審査です。
 私は会長なので、審査には参加せずに動画を撮影していました。

 厚物ダルマは国華金山が優等首席、国華越山が次席でした。
 スポンサーの副賞3000円のクオカードがおいしい。
 管物ダルマは泉郷五色が優等首席でした。新聞社の副賞は賞状のみです。

 その他、福助の国華金山と泉郷富水が優等首席、コケシの国華金山と泉郷五色が次席でした。

 
 ダルマ 国華金山
 優等首席 スポンサー賞
 ダルマ 国華越山
優等二席
 ダルマ 泉郷五色
優等首席 新聞社賞

    
 11月12日
 第2回切花審査は14日なので、出品する一文字を2日前の朝に切って萎れさせました。
 台紙は28pに切ってありますので、久しぶりに26p以上の一文字が出品できそうです。

 濃い赤バージョンの新玉光院なので、首席が取れそうな感じがします。












 2年ぶりの綿詰めでしたので、最初の10分間は綿がフワフワして詰められなくて、とても不安でしたが、時間をかけていくうちに調子が分かってきましたので、まあまあ上手くできたと思います。
 詰め終わりで直径24pありました。
 水を吸い上げたら少し大きく伸びるので直径26pになると思います。
 審査日まで2日あるので、良い感じに花弁が固まってくれると思います。
 
 
    
 11月13日
 審査日まで1日あったので、もう1花の綿詰めを行いました。
 30分で手早く仕上げたけど、まあまあ良い形になしました。
 
 ちなみにノーマルの新玉光院で、24pあります。

 
 

 
 11月14日
 本日、所属菊花会の第2回切花審査日です。
 2年ぶりに切花を持っていけるのでワクワクします。
 
 一文字は6花の出品がありました。
 
 予想どおり、濃い赤バージョンの新玉光院が優等首席を獲得しました。
 総合審査では2着でしたが、久しぶりの切花審査を楽しめて満足しています。

 商店会会長賞が副賞として付けられました。

 もう一つの新玉光院も優等二席を取りました。

優等首席 新玉光院(濃い赤バージョン)
商店街会長賞 
 
NEW
     
 12月4日
 所属菊花会の会長になって初めての年でしたが、無難に菊花展を終えることができました。
 新会長として、展示菊のパネル説明版、目を引く勧誘チラシ、動画撮影記録、公式YOUTUBEも導入したし、まあやり切ったと思います。
 ちなみに勧誘チラシ150枚を会場に置いて100枚は持ち帰ってもらえましたが、新規会員の連絡は無かったことは寂しいところです。
 作り手はどんどん減っていくばかりなので、あと10年したら『大菊の栽培技術を保存する会』に変わってしまいそうです。
 今の会員を減らすことのないように、来年も斬新な菊コンテンツを作って、引き止められるよう努力します。
  
  

 
   
日記は来年に続きます。 

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