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令和7年度の大菊栽培日記


  
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3月1日

 今年も菊作りのシーズンが始まろうとしています。
 まずは、冬至芽の更新のため、地際切りを行いました。
 冬至芽が発生していない一部の親株は、摘芯としました。
 
 
 柳芽の発生を防ぐため、例年通り夜の0時から2時まで電照を行います。
 
 菊の栽培場の改造も考えております。
 4月までには実行したいです。
 
 
           
3月30日
 所属菊花会の総会を開催しました。
 現在の会員は39名です。19名に出席いただきました。
 総会の議事は滞りなく承認されました。
 総会後は、懇親会を行いました。

 その夜にダルマ親株の挿し芽を行いました。
 
 
 
 
 
         
 
4月5日

 私の栽培場所は3階のベランダであり、対面のマンションから丸見えです。また、暴風対策も行う必要があり、今までは寒冷紗を雨除けテラスの側面に設置していました。
 仕事も一旦落ち着きましたので、本格的に目隠しシートを設置することにしました。
 一応、技術職なので、ベランダの寸法を計測して図面を起こし、インターネットのビニールシート屋に注文しました。
 
 
 白色の細目の防炎シートで、注文してから1周間で届きました。
 上面と側面には、ハトメ加工、下面には物干し竿を通すことができるように袋加工としました。
 お値段は、送料込み16,500円でした。

 設置してみるとちょうどよい目隠し状態でした。
 マンションから見られることが一番気になっていたので、とても満足しています。
 
   
   

  
 4月13日
 挿し芽から14日経過しましたので、ポット上げを行いました。
 電熱マット25℃で管理していたため、順調で根が伸び過ぎていましたので、13日間でも良かったと思います。

 オキシベロン750倍液に4時間漬けの結果は良かったです。
 粉剤を切り口に付けたほうが効果あるイメージだったのですが、液剤でも効果は変わらないことがわかりました。
 
 
 
 挿し穂すべてポット上げして、電熱マットで1周間管理します。
 
 
         

 4月20日
 親株苗の定植用土については、前年の鉢をバラしてフルイで古根を除去した用土に腐葉土を混ぜて再利用していましたが、年末に家の修繕工事を行う際にいらない菊鉢をすべて処分したので、土がない。

 そこでホームセンターで一番安い園芸用土を購入して代用することにしました。
 25Lで400円の格安な園芸用土で、黒土7割、バーグ2割、パーライト1割り程度な感じです。水はけは普通です。
 
 


 7月まで親株の挿し穂が採れる程度に成長してくれればどんな土ても良いですが、苗の生長が良ければ来年も使ってみます。
 
 
 
       
 
4月27日

 盆養、福助親株、嵯峨菊の挿し芽を行いました。
 120苗のうち半分は4月14日に採取した冷蔵苗です。
 
 動画を撮っていましたが、カメラが回っていなかったので、今回は写真のみです。
 
 


 
5月5日

 挿し芽してから一週間経ちましたので、徐々に日光に慣れさせていきます。
 この時点で極端に萎れていないので、挿し芽は成功したようなものです。
 私は水は底面から浸透させて、水切れしないように管理しています。
 
 

 
 直射日光を当てるとあっという間に萎れてしまいますので、日光を調整して少し萎れるくらいに管理します。
 連休中はどこにも行かないので、こまめに日光調整して発根を促します。

 日中の地温は27度ありますが、朝晩はヒーターが動作して25度をキープしています。
 
   
       
 

5月10日


 挿し芽のポット上げを行いました。
 
 
  
       
 
5月18日

 所属菊花会の苗譲渡会を開催しました。
 全部で300苗ほどが集まり、余った苗は小学校に譲渡しました。

 今年の菊花展において、菊まつり実行委員会から「後継者育成」として20万円の補助金が出ることを伝えられました。
 
 後継者と言っても、新規会員が入っているわけでもないので使い道に困ってしまい、結局は小学校への菊資材の補助金となってしまいそうです。
 小学校も資材が潤沢にあるそうなので、補助金は必要ないって言っていますので、やはり新規会員さんに手厚く使いたいです。

 都内で大菊に興味がある方は、ぜひ入会してほしいです。
 また、菊栽培に自身がある方もぜひ入会して、たくさんある賞を獲って表彰式に出てほしいです。
 興味のある方は6月下旬の講習会を見に来てください。
 ちなみに当日は、沖縄県石垣市の菊花会の方から見学のメール連絡がありました。
 
 

 さて、今年も猛暑対策のため、昨年と同様に通常より2週間早く自分用のダルマ苗の挿し芽を行いました。
 1周間前にビーナイン800倍をかけています。
 
 
 

 会員さんに配るダルマ苗は、6月1日に挿し芽を行う予定です。
 現時点で生長している挿し穂については、冷蔵保存を行います。
 
   
       

5月25日
 
 盆養3本仕立ての5号鉢上げを行いました。
 用土については、ウチダケミカルの改良赤玉土を利用したかったのですが、注文してもなかなか発送されないので連絡してみたところ、クン炭の仕入れが遅れているため、生産できないとのことであった。
 なのでホームセンターの赤玉土を使っています。

 盆養は平成23年度を最後に出品していないのですが、菊花展での出品数が減少していることから、会長として出さざるを得ない状態です。
  
 
 

 会員さんに配布するダルマ苗の挿し芽を6月1日に予定していますので、挿し穂にビーナイン800倍を散布しました。
 
 
   
       

 5月31日

 5月18日に挿した自分用のダルマ苗のポット上げを行いました。
 全て全ての挿し穂から良い根が出ていましたので、期待できそうです。
 
   
       
 
 6月1日
 
 ダルマ用の挿し芽を行いました。
 親株は3月30日に挿したものですが、良い感じに生長してくれました。
 
 

 3時間かけて4箱170苗の挿し芽を終えました。
 オキシベロンを粉から液剤に変えましたので、粉を付ける工程が無くなったことでかなり楽になりました。
 
 
   
       
 
 6月8日

 注文していたウチダケミカルの改良赤玉土が届きましたので、小鉢・定植用培養土の調合作業を行いました。
 
 改良赤玉土には、3〜4年前から軽石、クン炭、腐植が入っており、配合計算したところ、改良赤玉土5、腐葉土4、ゼオライト1で、ウチダケミカルお勧め配合となりました。
 
 小鉢、定植用で別配合だと管理が面倒くさいので、同じ配合にしています。
 
 
 
   
       
 6月10日
 菊の状況を記録します。
 
   
 
 
        

6月16日
 ダルマ苗を5号鉢に定植しました。
 ちょっと早い気がしますが、ここ数年は猛暑で生育が停滞気味なので、生育を前倒しします。
 
 
   
        
 6月20日
 大菊の状況を記録します。
 
   
        

 6月22日
 所属菊花会の第1回講習会を開催しました。
 この日のために、菊資材を大量に買い込んでいましたので、レンタカーを借りて会場まで運びました。

 
 
 菊苗も全て会員さんに持って帰ってもらいました。

 今回の講習会には、沖縄県石垣市から八重山菊同好会の3名が見学にいらっしゃいました。
 前日にお打ち合わせしましたが、菊の審査日は12月28日とのことで、10月まで電照して開花を調整しているとのこと。
 電照無しで11月に開花させても、気温が高くて良い花が咲かないので、電照は必須、現在の会員が11名で、新規参入者がおらず後継者の確保が課題とのことでした。
 とても良い交流ができました。ありがとうございます。
 
 

 家に帰ってから、盆養3本仕立てのうち管物の3枝誘引を実施しました。
 誘引は1年ぶりですが、まあまあ良い感じにできました。
 
   
        
 6月25日
 盆養の3枝誘引を動画にしました。
 
 
 
         


6月30日


 菊の状況を記録します。
 6月27〜29日まで、一人で実家の札幌に帰省していたので、定植ができておりません。
 今年は多めに作っているので、栽培場に置き場がありません。
 ベランダの半分は空いていますが、直射日光が当たるので菊を置くことができません。
 栽培場の拡張工事をしようか検討中です。
 
 
ダルマ苗(5月18日挿し)
 
定植した盆養三本仕立て
 
定植前の盆養三本仕立て
 
嵯峨菊
 
福助親株
 
 
        

 7月1日
 福助用の挿し芽を行いました。
 6月1日にダルマ苗の挿し穂を採取した後に成長した脇芽を挿していますが、成長があまり良くは無かったです。
 極端に細いもの、茎に白い芯が残るものは除外しながら、全部で140苗を挿しました。
 

 
 
 
         
 
7月10日

 菊の状況を記録します。

 盆養3本仕立て、嵯峨菊のの定植を完了しました。
 懸崖菊は、枝の伸びが良くイケそうな感じがしたので、型枠を作って仕立てることにしました。 

 連日、35度の猛暑が続いています。
 ミスト灌水は、プログラムとスマホの遠隔操作で1日7回ほど起動させています。
 
   
   
 
 
       
 
7月15日

 平日なので休暇を取って、福助苗のポット上げを行いました。
 今回は、140苗すべてが程よく発根しており、廃棄はありませんでした。
 福助の挿し芽でこれほどの成功率は初めてです。
 苗も良い仕上がりになっていますので、会員さんには喜んでいただけると思います。
 
 
 菊資材の調達について、会員さんからリクエストが有りましたので、ヨーゲンアクセル、ヨーゲンキープを配布することにしました。
 この商品はどこのネット販売でも送料は別にかかるので、個人では今まで注文していなかったのですが、所属菊花会の経費払いなので2kgづつ購入しました。
 会員さんには、それぞれ80グラムに小分けして、2つで100円で提供します。
 その他、殺菌剤がほしい方もいましたので、ダコニール、サプロールを小分けして提供します。
 
 
        

7月20日

 菊の状況を記録します。
 ダルマは、7月19日に定植しました。
  
 
国華越山
 
国華金山
 盆養 厚物
 
嵯峨菊
 
懸崖菊
 
 
 本日、所属菊花会の講習会でした。
 暑い中、ありがとうございます。
 福助苗は、すべてもらっていただきました。
 
 
       


7月30日

菊の状況を記録します。 
 
ダルマ 国華越山
 
ダルマ 国華金山
 
盆養 厚物
 
福助
 
懸崖菊
 
   
       

8月10日


菊の状態を記録します。 
連日、36度の猛暑が続いています。
  ダルマ(国華越山)
 ダルマ(国華金山)  
福助
 
盆養 厚物
 
スプレー菊
 
盆養 厚物
 
懸崖菊
 
 
        
 
8月17日

 所属菊花会の第3回講習会を開催しました。
 お盆期間なのに18人の参加がありました。
 会員さんたちの話では、今年も菊の成長が遅いとのことでした。
 なお、神社からの話では、菊まつり実行委員会で菊花会の会員数を増やしてもらうために20万円の補助金が出るので使ってほしいとのことでした。
 これから11月までに20万円を使ってくれって言われても、菊資材は既に購入しており、これから購入するものは輪台くらいしかないので、無理です。
 
   
 
          

8月20日

菊の状況を記録します。 
 
ダルマ(国華越山)
 
ダルマ(国華金山)
 ダルマ(管物)
 
福助
 
嵯峨菊 スプレー菊
 
盆養(厚物)

懸崖 
 
 
           
 
8月31日
 菊の状況を記録します。

 28〜30日まで大阪万博に行っていたので、水やりがとても心配でした。
 万博会場から栽培場のライブカメラを見て、ミスト灌水の遠隔操作をしていました。
 この猛暑でも、たっぷり水やりして出かければ3日間は水持ちすることがわかりました。
 
ダルマ(国華越山)
 
福助
 嵯峨菊・スプレー菊
   
懸崖菊
 
 
       
 9月10日
 菊の状況を記録します。
 シェードをやろうと思っていましたが、審査日が11月9日であること、シェード袋を被せてしまうと鉢と鉢の空間を確保しなければならず、置き場所がたりなくなってしまうのでやめました。
 毎日、18時には帰宅してブラインドを締めて、対面のマンションの明かりの影響は防いでいます。
 
 

ダルマ仕立て(国華越山) 
 
ダルマ仕立て(国華金山)
 
ダルマ仕立て(管物)
 
福助仕立て
 
嵯峨菊・スプレー菊
 
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9月14日
 所属菊花会の第4回講習会を行いました。
 会員さんの菊の状況としては、猛暑で草丈が伸びない、蕾が確認できないとのことでした。

 11月に他県の菊花展を見学に行く予定について、今年は群馬県みどり市の「関東菊花大会」を提案したところ、誰も知らなかったので新しい発見となりそうです。
 
 今年は個人的に、国華園、福島県二本松、横浜市三渓園などを巡ってみようと思います。
 
   
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