大菊栽培                             もどる   トップページにもどる


平成16年度

 『今年は地元の菊花展入賞に向けてがんばります。』と言うのは、昨年地元の菊花展へ見学に行ったのですが、会場で入賞花をじっと見ていたら菊花会の管理人に声をかけられてしまい、思わずその場で入会してしまいました。
 菊花会では色々教えてくれるみたいだし、参考書とは違う実践経験というものを教えてもらえるので、入会・年会費7000円は高いけど、授業料だと思えば安いものです。
 ちなみに菊花展会場で、人気古花『国華金山』『国華吉兆』の苗を手に入れました。
 

1月4日
 去年咲かせた『国華横綱』『泉郷ひな祭』『玉光院』の花で大きく咲いた鉢を選んで、冬至芽を育てました。冬至芽の株分けは行なわず鉢のままで越冬させる予定です。
 硫黄石灰混合液80倍をまいて、消毒もしておきました。
 他の鉢は中身を崩して根の状況を観察しました。根は全体的に平均に行き渡っていたので今年もこの調子でできるようにがんばります。
 この崩した古土を『醗酵リン酸化(こうじ処理)』して再利用してみようと思います。2月中に作業する予定です。

1月10日
 問題発生!冬至芽をベランダ置いていたら、ムクドリに芽を地際から食べられてしまいました。それも全部の鉢です。
 食いかけが周りに散乱していました。どうせ食べるなら全部食べろよな!むかつきます。
 今後、根の部分まで食べられてはいけないと思い、寒冷紗をかけて予防しました。
 参考書には、1月中に地際で刈ると株が若返って良いと書いていたが、鳥にやってもらうなんて思わなかった。

1月13日
 国華園から菊のカタログが届きました。新花に手を出すレベルではないので、昨年度発表花にしようか迷っています。欲しいのは去年たくさん入賞している『泉郷旅心』と『泉郷五色』で、特に『泉郷五色』はダルマ、福助にも使えるので気に入っています。
 そしてカタログを見るとなんと『泉郷旅心』と『泉郷五色』の入った03年発表管物の6種セットで6000円。『泉郷旅心』と『泉郷五色』を単品で注文するよりも安い。
 でも庭が狭いので大量に育てることができないし、かといって2苗のために他の4苗を捨てることもできないのでやめることにします。

1月17日
 地元の菊花会から総会及び新年会の出席案内のハガキが届きました。まずは皆さんに顔を覚えてもらわないといけないので出席で返信しました。
 でも新年会費が5000円。これは多分『新年度の年会費』ではなく、『新年懇親会の会費』だろうな。若い自分にとってはイタイ出費です。
 総会だけ出るわけにはいかないし、この会費で『泉郷五色』が買えるのに…。

2月1日
 菊花会の総会・新年会に参加しました。予想通り60〜70代のおじい様方の会でした。
 総会で今年の競技花を発表しました。『精興春姫』だそうです。厚物らしいのですが分かりません。また総会の資料で大花園のカタログを手に入れました。
なんと『泉郷旅心』と『泉郷五色』が各1500円で売っていました。国華園では各3150円なのになぜだろう。
 さっそく次の日に注文しました。また国華園のカタログにはなかった福助用の一文字『岸の北極光』も注文しました。

2月15日
 イチゴ苗にハダニがびっしりついていたので、ついでに菊にも同じ殺ダニ剤等を散布しました。 マイトコロネ1500倍(殺ダニ材)、マネージ1000倍(白さび病殺菌剤)

2月22日
 イチゴ苗のハダニが生き残っていたので、ついでに菊にも殺ダニ材を散布しました。
 バロック2000倍(殺ダニ材)

2月29日
 冬至芽のロゼットが展開してきたので、国華園の乾燥肥料を株元に与えました。

3月8日
 大菊液肥Xの500倍液を与えました。

3月9日
 国華園から注文した菊鉢と支柱が届きました。送料を入れても島忠ホームセンターで買うより安いです。
 5号鉢 5個
 7号鉢 4個
 8号鉢 2個
 9号鉢 2個
10号鉢 1個
菊支柱アルミ製30本

3月12日
 先日スピンアウトエアゾールを買ったウチダケミカルから菊資材等のパンフレットが届きました。『菊の名人は使っている』『他社の液肥は使うな』なんてかいてあったが、内容に説得させられるものがありどうしても欲しくなったので、液肥と乾燥肥料等を注文してしまいました。いつ届くか楽しみです。

3月14日
 大菊液肥Xの500倍液を与えました。

3月17日
 待望の春苗が太花園から届きました。
 また同時にウチダケミカルからも肥料が届きました。
 菊苗は、左から『岸の北極光』『泉郷五色』『泉郷旅心』『太平の花暦』です。
『太平の花暦』は注文していなかったのですが、どうやらサービス品らしいです。
 カタログで調べてみると、15年作品花、厚物、桃色、短茎で、福助に使えそうです。仕事から帰ってきたのが夜の8時だったのでとりあえずメデネール100倍液に浸しておき、明日植え付けます。
 ウチダケミカルから購入したのは、『菊養源6-6-5-1(乾燥肥料)』『ネフレッシュ(セラミックの改良土)』『アミノPK(液体肥料)』『透水源(水の浸透性を良くする液体)』です。
 なんか今の気分は、すでに立派な菊を作ったような感じになって、一人で嬉しくなってしまいました。
 明日は早起きして苗を植えます。

3月18日
 早起きして苗を植えました。
 参考書によると、春苗の植付けは5号鉢なのですが、あまりにも苗が貧弱だったので、一回り小さな4号ポリポットに植えました。
 そしてポリポットの内側には、スピンアウトエアゾールを吹きかけて根巻きを防止しておきました。初めて使ってみたが、黒いスプレー塗料みたいでした。乾くと落ちませんので2〜3年効果が持続するというのも納得です。

 鉢植え完了たあと、発送時に根巻きしていた水コケが余ったので、3鉢にかぶせておきました。
 とりあえず室内の日が当たるところに置いて、根が張り新芽が動き出すまで肥料を与ず様子を見ます。

3月20日
 冬至芽から展開した苗に、大菊液肥Xの500倍液を与えました。
 急激に成長しています。1月にムクドリに地上部を全部食べられたのにこんなに大きくなりました。
 苗もかなり太く元気なので、良い挿し穂が取れそうです。
 

3月28日
 古土の醗酵リン酸化(こうじ処理)をやりました。異臭が発生しないか心配です。
 
 また購入した春苗も根付いて芽が動いてきたので、乾燥肥料を小さじ1杯与え、短幹種の『岸の北極光』以外の4苗は芽先を摘芯しました。 
 冬至苗には大菊液肥V500倍を与えました。

4月3日
 春苗も勢いが付いてきました。直射日光に当ててもしおれなくなりました。外気に慣らすためこの日から屋外で管理することにします。
  春苗には大菊液肥1000倍、冬至苗には500倍を与えました。

4月11日
 春苗には大菊液肥1000倍、冬至苗には500倍を与えました。
 マメハモグリバエの食害にあいました。春苗には産卵管でプツプツと穴を開けられました。冬至苗には葉を例のごとく絵を描いたように食べられていました。
 ベランダに布団が干してあったため液体殺虫剤をかけることができないので、バイデート粒剤を株元に撒いておきました。来週本格的に防除します。

4月17日
 5月後半の苗用培養土を作りました。今回作った発酵リン酸土の未発酵の解消と、微生物の活性化のため、1ヶ月前には調合しなければならないそうです。
 調合の割合(リットル換算)
  発酵リン酸土  40%
  腐葉土      30%
  牛ふん      10%
  くん炭       10%
  パーライト    10%
 割合については参考書を参考にしました。
 腐葉土は、ドイトの完熟腐葉土を使用しました。牛ふんについても良いものを使いたかったので、ダルマ菌入牛ふん(710円)を購入しました。
 調合したあと水分を吸収させて日陰に寝かせました。
 パーライトの白さがプロっぽい培養土みたいで、いい感じです。
 

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