大菊栽培(その2)                      もどる   トップページにもどる


3月10日
 現在の親株の状態です。地際切りをしたときには緑色の部分がほとんどない状態であったのですが、今ではロゼット状態が終わり、本葉が展開しているものもあります。ただし活着が悪く根が弱かったものは展開スピードが遅れています。
 ちなみに2週間前に5号から7号または8号に植替えをしています。
 
 本日、乾燥肥料を与え、アブラムシ対策としてバイデートを株元にまいておきました。
 ハモグリバエらしき小バエが3匹ほど、親株の上空10cmに飛んでいるのを発見。葉を見るとプツプツと刺している傷痕も確認しました。
 幼虫は発見次第手で潰すことができますが、飛んでいるハエは薬剤散布でもやっつけることができない。黄色のハエ取り紙にも捕まらない厄介者です。
 この飛んでいる成虫をやっつけない事には確実に産卵されてしまいますので、何とかしようと去年考えた方法が、一般的なハエ殺虫剤で株上を10cmに直接噴射することです。
 鉢を手で揺らして親株から飛び出してきた成虫を一気にスプレーでやっつける荒っぽいやり方ですが、効果はバッチリ。まあ、ハモグリバエ=ハエなのですから当然ですけどね。 
 でも、私なりに薬が親株にかかるとかわいそうと考えていますので、ちょっと高価なのですが『水性タイプ』の殺虫剤でやっています。(あまり変わらないか?)

3月12日
 このホームページのデータは、携帯USBメモリーに保存していたのだが、メモリーが壊れてしまったため、日記の更新が出来なくなってしまった。バックアップを取っていたのでなんとか復旧できると思うがチョッと時間がかかってしまうけど、菊作業は続けていますのでご安心を。

3月17日
 USBメモリーを修理しました。と言うか、5日間放置してからパソコンに挿すと動きました。新しいメモリーを用意したのでデーターを移し変えておきました。

 さて、国華園に注文していた品が届きました。
 6cmピートポット300個と、ヤシガラマット5号7号8号9号、達人腐葉土です。
 ダンボールをあけるとピートポットがそのまま入っていたのには驚きましたが、1個3.3円の超破格値ですからね。(ジフィーポットだと1個40円くらいですからね。)
 ヤシガラマットは、会報誌で絶賛していたということもあるのですが、ミズゴケの代用になるのか試してみたくて買いました。(以外にもミズゴケは高いんですもの。)
 達人腐葉土もホームセンターで買うより安価なので試しに買ってみました。

3月18日
 日が長くなり、親株が爆発的に成長する。しかし白情熱や国華聖者は柳芽が発生し成長できない状態である。、
 今年は暖冬なので暖かいこの時期(3月末から4月上旬)は秋と同じ気候になりそうなので、電照によって柳芽を回避して見ることにした。
 ホームセンターでタイマーを1400円で購入し、白熱灯をセットし、夕方5時半から8時まで電照してみることにした。
 去年は電照で開花が遅れて泣きを見たが、今年は逆に電照で頑張るぞ。

3月24日
 挿し芽を4月末に行うとすると、この時期には摘芯をしていなければいけないのだが、親株たちは中途半端な成長をしているものだから、なかなか実行に移せない。
 『今摘心すると挿し芽の時にはどのようになっているだろう?』と考えていると、あっというまに5分くらい経ってしまいます。
 1月中の地際刈りがよいのか、それとも3月末まで放置して摘芯がよいのか、それともフレーム管理がよいのか、いろいろと考えていたのだが、結論としては4月初旬までもう少し育成してから、3本仕立て用苗として20日間ほど冷蔵し、4月28日に挿すことにしました。

金越山

玉光の暁

富士の輝き(濃黄)
 泉郷五色と玉光の暁は、ダルマ用の挿し穂として採取し、さらに親株から脇芽を出させて五月の福助親株苗を挿す計画です。
 ダルマ親苗は4月上旬まで冷蔵しておきます。

3月29日
 気温が上昇して活発に伸びてきています。液肥1000倍を与えて勢いをつけました。
 冷蔵苗のティッシュペーパーを取り、再び冷蔵しました。

3月31日
 デデオン(殺ダニ材)とマネージ(殺菌材)で消毒を行いました。
 もうそろそろ小鉢上げの培養土を配合しなければ。

4月1日
 暖かい陽気で、親株の芽も伸びている。茎が長く伸びている苗もあるので、ビーナインでもかけようか。
 小鉢上げの培養土を配合しました。
  腐葉土4(腐葉土2、カブトムシ腐葉土2)
  赤玉土4
  クン炭1
  ゼオライト1
 
 今回は、3人目の子供も手伝ってくれました。

4月2日
 今年の挿し芽は、4月28日を予定しているが、冷蔵を考えているので4月7日に挿し穂を取ることにします。
 冷蔵前1週間前ということ、伸びすぎている品種もあることだし、伸びている苗にはビーナイン600倍、一般には1000倍を散布しておきました。ただし短幹種やダルマ苗取りの親株にはかけませんでした。

4月3日
 ダルマの親株用の挿し芽をしました。
 今回は、『との粉』を試しに使ってみました。
 細かい粘土の粉で、切り口に良く付着するそうです。
 これにルートンを混ぜて置きました。
 との粉を付けた後、根フレッシュを付けて固めました。
 この前、国華園で購入したジフィーポットにビニールポットを重ね合わせて挿し床とします。
 
 今回挿したのは、
 
 泉郷五色(冷蔵苗) 3本
 玉光の暁(冷蔵苗) 1本
 玉光院         1本
 新玉光院       1本
 岸の北極光     1本
 金越山        1本
 
 
 早期の挿し芽は初めてです。
 夜は冷え込むので、発砲スチロールの下にペット用のヒーターを敷いて保温することにしました。
 しかし、保温熱によってポット内が乾燥するのを防ぐため、挿し芽箱に土を2cmかぶせ、その上にポット苗を置くことにしました。
 発砲スチロールと挿し芽箱と用土は、事前に熱湯消毒しました。
 夜は、蓋をかけて保温して管理します。
 
 昼間は寒令紗を3枚重ねにして、日光調整をして管理します。
 上手く発根してくれればよいがどうでしょう。

 さあ、19年度の菊栽培が本格的に始動しました。

4月7日
 近所のホームセンターへ行ったら、もう菊の苗が出回っていた。
 苗の会社は、『光華園』と書かれていた。(うーん、なんか似たような名前です。) でも、『○ヤのメリクロン苗』というのは以前からホームセンターに出回っているので知っています。
 さて品種は、国華黄強大、国華銀強大、精光大臣、兼六白峰、久米の庭、天女の名所、彩湖OOなど、知ったような名前がありました。でもメリクロン苗と言うわりには、チョッと弱々しい感じがしますので観察するだけで購入はしませんでした。

4月9日
 ここ数日で、親株がますます充実してきたので、良いものを冷蔵することにしました。
 なかなか良い挿し穂が確保できましたが、玉光院、新玉光院の苗は、真ん中に空洞が出来ていましたので、挿し芽時に腐らないか心配です。
 いつものように、ティッシュペーパーで一本づつ巻いて品種ごとにパックして冷蔵庫にいれました。
 
 そして、本日、第二の菊花会から講習会の案内ハガキが届きました。 今年の講習会の新規会員は24名だそうです。講師は、上村遥先生ですから、もちろん申し込みます。
 妻にハガキを見られたので、もう一つの菊花会に参加することを話すと、『今の菊花会よりも、そっちに行った方がレベルが上がるのでは?』と前向きな意見を言ってくれました。良いこと言ってくれる妻ですが、『どうせなら今の菊花会なんか辞めちゃえば?』ですって。
 妻よ!今の菊花会は、なんだかんだで居心地が良いんだよ。

4月14日
 冷蔵苗の巻いてあるティッシュを取り替えた。いつものことながらかなり湿っていた。

4月16日
 挿し芽の時期が近づいてきた。 以前から気になっていたが、挿し芽用土に混ぜるウチダケミカルのバイオゲンである。挿し芽用土に微生物を繁殖させて発根を良くすると言うことなのだが、挿し芽用土は無菌の状態にするのが一般的であり、微生物が繁殖すれば病原菌も繁殖しやすくなるのではないか?
 パンフレットには、『正攻法ではバイオゲン、めんどくさい派は根フレッシュ』と書かれている。
 この際、試してみようということで、3日前にバイオゲン小鉢用をゲットしました。挿し芽用土に混ぜて、現在は養生中です。 挿し芽の比較をしてみます。どうなるでしょうか。

4月19日
 しばらく放置していたダルマ苗の挿し芽ですが、ピンと葉が立ってきました。
 
 でも、岸の北極光と玉光の暁だけは、しおれが回復しません。
 アミノPKを与えておきました。

岸の北極光

新玉光院

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