大菊栽培(その5)                     もどる   トップページにもどる 


7月1日
 3本仕立てのレギュラーが確定しました。菊の記録を付けます。
品 種 草丈(鉢底から天の先) 前回( 月 日) 伸び(一日当り伸び) 備考
金越山@
金越山A
富士の輝き@
富士の輝きA
玉光院
新玉光院
国華建国
45cm
44cm
41cm
55cm
47cm
49cm
48cm
--cm
--cm
--cm
--cm
--cm
--cm
--cm
cm(--cm)
cm(--cm)
cm(--cm)
cm(--cm)
cm(--cm)
cm(--cm)
cm(--cm)






競技花

金越山

玉光院、新玉光院

富士の輝き

国華建国

富士の輝き(切花用)

玉光院、新玉光院(切花用)

聖光華宝

ダルマ苗
 さて、ダルマ苗についても、レギュラーが確定しました。と言うよりも健全なものだけが残ってしまいました。岸の北極光は、鉢上げ用土と合わなかったのか、3苗とも鉢上げしてから、しおれて枯れてしまいました。
 
 左から、新玉光院、玉光院、泉郷五色、玉光の暁です。もうこれ以上脱落しないでほしいです。
 ちなみに今回、泉郷白情熱も切花用で2苗鉢上げしましたが、長幹なのでダルマには使えないでしょうかね。
 

岸の北極光は回復困難。
 所属菊花会の講習会がありました。
 講習会には、所属菊花会の競技花である国華建国の苗で、我が家の栽培スペースの関係から定植をあきらめた5号鉢苗を、1鉢もって行きました。 
 植える場所がないので新人さんにあげてくださいと役員に言ったところ、『もったいない。こんな良い状態の苗が劣等生なのか』と驚かれてしまいました。
 見た目には3枝が均等に伸びていて良さそげなのだが、5号鉢で1ヶ月も経っているので老化しているし、3枝の根元も硬くなっており綺麗に曲げることはできないことを説明したところ、『君はこの程度の苗を誘引できないのか。そんなことではいつまで経っても大臣賞を取れないぞ!』とみんなの前で怒られてしまいました。 (なんで怒られなければならないの?ショック!曲げを重視していない当菊花会の中で、一番心を込めて曲げていると思うのだが?)
 そのまま放置しておくと、役員さんに持っていかれそうなので、隣に座っていた去年入会して競技花を枯らしてしまった会員さんにプレゼントしました。(秋に会場で会いましょうね。)

7月7日
 雨水に木炭を入れてから一週間経ったので、ペーハーを調べてみました。
 なんと7.0まで中和されてしまいました。
 菊が好む酸度は6.5までだと聞いているので、このまま木炭を漬け込んでいるとアルカリ水になってしまう。 入れっぱなしというものも良くないので、水から揚げて少し水道水で中和しておきました。
 
 コテツとダコニールで消毒をしておきました。

7月8日
 福助の挿し芽をしました。
 去年、今年とダルマ福助の挿し芽に連続して失敗しているので、自分なりに原因を考えてみました。
 思い当たることといえば、2年前から挿し芽用土には鹿沼土を入れていないことです。
 鹿沼土=強酸性土ということで、一般的に劣った用土というイメージがあること、近所のホームセンターで売っているのは、粒が不均等で微塵がたっぷり入っていて質も良くなかったことで、2年前から鹿沼土の代替用土として硬質赤玉土を使用していた。
 しかし近所のホームセンターに、挿し芽占用の微塵を抜いた細粒鹿沼土が入荷されていたので、これを使ってみることにして、そして今年は、初心に戻って参考書どおりに挿し芽を実行してみようと考えました。
 私の参考書『菊つくりコツのコツ』にしたがって、鹿沼土とクン炭は7:3で配合し、通常差しとジフィーポット差しの2通りで行うことにしました。
 そして、挿し芽時に以前から気になっていたのが、団子差しをすぐに挿し芽床に挿入すると、柔らかいので底に挿したときに団子が崩れてしまうことです。
 これでは団子差しの意味が無いだろうと考え、挿し芽の切り口部分をティッシュで拭いて水分を落としてから、固めのトノコで団子を作り、根フレッシュでコーティングして、10分間放置して固めました。
 トノコの水分が根フレッシュに吸い取られて、指で触っても変形しなくなったころを見計らって、団子を崩さないように挿し芽床に慎重に挿しました。
 
 夜中に60芽を2時間かけて挿しました。
  

7月9日
 初日の天気は曇り。雨は降らない微妙な天気です。
 出勤後に日差しが出てこないとも限らないので、大事を取って50%寒令紗と不織布で覆いました。
 
 ちょっと過保護ですが、しおれさせてしまっては台無しなのでここは我慢して暗めに覆いました。
 
 なお、美濃菊の玉光の暁だけは、ジフィーポットに挿してから底にトレイを敷いて水を張り、水挿しとしました。 うまくいくでしょうか。
 

7月10日
 厚物の胴切りを行いました。
 

7月14日
 去年は関東に接近する台風はなかったので、この台風は2年ぶりです。
 栽培場全体に4mm防風ネットを張り巡らせて防御完了。このネットは、そよ風程度の風は通過しているので、暴風が吹いたらどのような挙動を示すかちょっと不安。台風が接近する頃には会社に警戒待機しなければならないので。

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