大菊栽培(その1)                      もどる   トップページにもどる


1月11日
 新年明けましておめでとうございます。
 3階ベランダに面する部屋、ここは今まで空き部屋に使われてきましたが、子供たちが大きくなってきたのでそろそろ寝室にしなければならない。冬は寒いが夏は超暑く寝られる環境ではないので、エアコンを導入することになりました。
 さて、エアコンと言えば室外機を設置しなければならない。室外機は冬は寒い空気、夏は熱風を排出する。
 ただでさえ熱帯夜の東京なのにエアコンの排気がプラスされると、当然菊栽培場がサウナ状態になる。
 家族を優先しようか、菊を優先しようか?
 結局、菊を優先することにしました。室外機を隣の部屋の前に置いたので、夏にエアコンをガンガンに聞かせても菊には影響はありません。

2月1日
 福助の金越山の鉢からは全く冬至芽がでなかったので、枯れてしまった。9号鉢からも冬至芽が出る気配がなかったので、半ば諦めかけていたころ、3枝の付け根から脇芽が出ているのを発見。
 とりあえず、どこか成長しているところがあれば根は死んではいないとのことなので、この芽を大切に育てることにしました。 ぶつけて折れてしまわないように、針金で保護しています。
 玉光院も同様な状態でなんとか子孫を残すことができました。

2月11日
 温かい日でした。冬至芽が動いてきているのを確認しましたので、冬至芽の地際切りを行いました。
 去年は1月31日、2年前は2月10日、3年前は1月22日、4年前は1月10日です。
 2月下旬にやると良いと参考書に書いてあったのですが、活動始めた菊をみると切り落としたいという衝動に駆られてしまうのです。
  切り口が癒えた1週間後に硫黄石灰で消毒を予定しています。

 さあ、平成20年の菊作りが始まりそうです。

2月17日
 硫黄石灰混合液80倍で、栽培テラスごと一気に消毒をしました。葉っぱが全くないのであっという間に終わってしまった。
 
 

2月23日
 栽培場の雨除けテラスは、壁が3方向無いので風通しが良い。でも正面は6階建てのビル、隣家の壁から引っこんでいるので強風が通り抜ける心配はない。
 でも、ゆるい風が通るので保温効果はなく温室にはならない。それでは、壁を作って囲ってしまえば温室になるのではないかとずーと前から考えていました。
 まずは、西方向に壁を作ることを検討しました。
 西方向は隣家と2mしか離れていない。菊の消毒のときには農薬が飛散するのを防ぐため気をつかって作業していたので、壁を作ればその心配はない。
 テラスを作った時から、壁はアクリル板で作ろうかポリカ波板でつくろうかとあれこれ考えてました。
 ホームセンターで波板の壁を作るキットが売っていたのでこれを使うことにしました。

 
 4月から菊作業が始まるので作るなら今しかない。でも仕事とプライベートが忙しいので暇がない。
 重い腰を上げるのは大変だけど、とりあえず材料だけ買ってしまえばそのうちやるだろうと考え資材を購入しました。もう後戻りはできません。

3月1日
 赤玉土の改良をしました。去年は普通の赤玉土小粒を5袋使いましたが、改良後に培養土に混ぜてからは、玉状態が崩れて細かな微塵になってしまい、排水性が悪く(保水性が良すぎ)なってしまった。
 今回は、硬質赤玉小粒3袋と普通赤玉小粒2袋のブレンド混合としてみました。
 硬質赤玉土3袋、普通赤玉土2袋、土の素1袋、米ぬか2kg、くん炭5リットルを事前に空練りしておき、
 砂糖300gと20リットルの水を掛けて、
 更に10分丁寧にスコップで攪拌して、できあがり。
 
 土のうで6袋に分けてから、今回は加温はしないでそのまま放置することにしました。
 バイクの横に土のう袋を並べてから、バイクカバーを掛けてとりあえず風を防ぎました。


 今年も赤玉土の改良をしましたが、この改良土を使うようになってから、ダルマ福助の初期生育がうまくいっていないような感じがします。
 5月の涼しい時の苗は葉が大きく育つのだが、6月以降の高温時期には、改良土が根に悪さをして生育停滞を起こしているのではないかと考えてしまいます。
 今年は無改良と比較してみよう。 

3月5日
 そろそろ酸素供給が必要なころですので、赤玉をほぐすように土のう袋をガサガサと揺らして空気の入れ替えをしました。そしてスノコの上に載せて空気の通りを良くしています。
 でも、毎年のことながら、発熱なんか感じられない。
 去年も米ヌカが未発酵で、発育に悪影響を及ぼしたのではないかと不安です。
 鉢にこびりついた肥料汚れを落とすのに毎年苦労していたが、今年はエヌトール(旧名 洗い一番)を試してみることにしました。
 
 エヌトールを500倍に薄めた液にドブ漬けして様子をみます。

3月9日
 エヌトールに4日間漬けていた鉢を軽くブラシでこすって乾かしました。 結果はこの通り。
 白い粉が残っており100%とはいきませんでしたが、たわしでゴシゴシ洗うよりはきれいです。
 漬けた液が残留して白くなったと思われますので、もう一度きれいな水につけておけばなくなる思います。
 前回の地際切りから3週間たちました。
 温かくなって緑の部分が見えてきました。
 金越山も消滅の危機を乗り越え、脇芽が出てきました。
 4月上旬に挿し芽をしてダルマ用親株にします。

3月23日
 新しい菊花会の総会がありました。知っている人がいないのでとても緊張して聞いていました。会員は52名で、やはり若い人はいなく私が一番年下でした。総会前に亡くなった会員の冥福を祈る黙祷があり、しんみりしててしまいました。
 さて、講習会がありましたが、講師は上村先生で、『地球温暖化異常気象での菊作り』で、最新の研究結果を教えてくれました。
 その後懇親会になったのですが、みんな和気あいあいとして、積極的に話しかけて頂きました。女性会員が多く、盆栽にも力を入れているそうです。自己紹介では、ベランダ栽培なので福助・切り花で出品できるように頑張りますと挨拶しました。
 さあ、これでこの菊花会に出品することができます。まずは、今度の講習会に参加して顔を覚えられるように頑張ります。
 

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