大菊栽培(その2)                      もどる   トップページにもどる


3月30日
  冬至芽がでなかった金越山は、古枝から芽が発生して生き延びていますが、根が老化しているのでしょうか勢いが足りなく、節が伸びず固い茎になっている。
 このままだと若々しい苗を取ることはできないと判断し、挿し芽をして株を更新することにしました。
 ちなみにほかの苗も挿し芽をして、ダルマ用の親株とします。
 金越山   3苗
 国華聖者  3苗
 泉郷五色  2苗
 岸の北極光 3苗
 玉光院    3苗

 やっと抱えてきた仕事が終わり4月から菊作りに専念できます。

4月12日
 このところの陽気で爆発的に苗が伸びています。
 伸びすぎている苗を冷蔵することにしました。

  富士の輝き(濃い黄バージョン) 8苗
  岸の北極光 2苗
  新玉光院  2苗
  国華吉兆  2苗
 
 富士の輝き(濃い黄バージョン)は『新富士の輝き』と名乗っていいのでしょうかね。 個人的には『濃い黄バージョン』のほうが響きが良いのですがね。
  
 いつものようにティッシュで苗をくるんで野菜室に縦に入れました。3日後にティッシュを交換する予定です。

 さて、今年の挿し芽実行日を4月26日に決定しました。

4月20日
 3月末の挿芽も成功し、ダルマ親株用としてプランターに植え直しました。
 この培養土は、去年の土にココヤシチップと菊ライトを混合したのですが、2割混ぜるだけで水はけがあっという間に改善されました。水かけ後の鉢の重さも軽くなり保水性も改善されているようです。
 同じパーライトでも粒の大きさによって同じ量を入れても排水性が全然違いました。ホームセンターで売っているのは3mmくらいのクズのようなパーライトだったので、去年は改善のためいくら入れても効果は感じられませんでした。

4月26日
 挿し芽の実行日です。まず、冷蔵苗を朝10時に水揚げをしました。ティッシュを変えているのに結構ビッショリと濡れていました。
 ピンとなるまで12時間以上かかりますので早めに水を吸わせました。
 昼間は子供たちと、中鉢用の培養土をつくりました。
 配合は、腐葉土6、改良赤玉土3、くん炭1、菊ライト1、ゼオライト1、ココヤシチップ1
 これに土の素1を混合した培養土、そのまま混ぜなかった培養土の2種類を分けてつくりました。
水揚げ開始から6時間たっても、しおれは回復しません。毎年のことですが、本当に回復するのか心配になってきます。
 12時間たってようやくピンとしました。
 深夜までかかって挿し芽を完了しました。

 2回目の挿し芽は5月4日を予定しています。

5月5日
 2回目の挿し芽をしました。
 

 5月10日
  4月26日に挿し芽した苗の一部が生気を取り戻し成長しているので、様子を見て鉢上げをすることにしました。
 発根していたのは、冷蔵処理した『富士の輝き』です。
 根は2センチほど伸びていたので鉢上げをしました。
 そのほかの苗を確認しましたが、ちょうど発根しているところだったので、挿し芽床に戻して少し様子を見ることにしました。
 左は普通の『富士の輝き』右が冷蔵した『富士の輝き』です。相変わらず冷蔵苗は発根が早いです。
 
 ちなみに挿し芽の方法は、挿し穂にペースト状にしたオキシベロンを付け、トノコで団子にしてから、根フレッシュで固めて鹿沼土4、クンタン3の用土で挿しています。
 昔は奥義を頂いて継承していましたが、継承できなくなり今はこの方法でうまくやっています。
 
 

5月15日
 通常苗の鉢上げをしました。
 発根は特に良くもなく悪くもない状態でしたが、厚物系より管物系のほうが発根が良かったです。

 3日間は直射日光をさけて日陰で管理していきます。

5月18日
 所属菊花会の総会があった。会場に行ってみると、競技花の『国華吉兆』が70苗、国華園から取り寄せてあった。 役員の話によると1苗400円で購入したそうです。
 しおれているのはないのですが、全体に黄緑色ですし、芽先のふくらみもなくあまり良い苗とは言えません。
 
 さて、講習会がはじまりましたが、新人が4人も入会しておりました。(もちろん60歳以上ですけど)
 ポット上げのやり方を説明するため、新人は前に座るようにと役員から指示がありましたが、一人だけ後ろで動かない新人さんがいました。その新人さんとは会話する機会はなかったのですが、どうやら菊をやっていたような雰囲気です。(予想ですが)
 今年の菊花会は面白くなりそうです。
 会場で競技花が余っていたので3苗もらってきました。通常苗に比べると黄緑色が良くわかります。
 日中の日差しでもしおれることはなかったので、根がしっかりとしているのでしょう。芽先の展開葉が先細りしていますので、この黄緑色は肥料不足なのでしょうか。
 とりあえず5号鉢に植替えて後日肥料をあげてみたいと思います。
 さて、家に帰ると家族は出かけていて誰もいない。
 これはチャンス! ということで、懸案事項であった『温室化計画』を実行することにしました。
 
 第一弾は、雨除けテラスの西側に壁を付けることです。将来はすべての面に壁を付けて温室化を考えています。ここに壁を付けると西日の直射日光をさけることの効果も期待できますが、一番の理由は消毒時に隣の家に薬剤が飛散していかないことです。
 
 壁の設置にベランダの手すりが邪魔なので、手すりを撤去することになるのですが、構造が良く分からないので強引にブッタ切ることにしました。 持ち家なのでためらうことなく実行しました。
 撤去してみると広く感じるものです。 
 真中に支柱を立てるのですが、テラス屋根の角度に合わせてアルミ支柱を加工しました。
 取り付けたところで、1日目の作業は終了。
 ここにポリカーボネート波板を設置する予定です。

 次回作業は来週末です。

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