大菊栽培(その6)                      もどる   トップページにもどる


11月13日
 本日、所属菊花会の第二回目切り花審査です。
 一文字を丁寧にダンボールで梱包し、電車で運んできました。
 昨日、玉光院も綿詰めをしておきましたので、2花で勝負です。。
 2花とも綿を取り除きました。2花とも16弁ありますが、ちょっと違和感があります。
 新玉光院は、16弁あるけど、明らかに1弁だけ短いのはおかしいと考え、審査直前になって1弁を抜くことにしました。
 審査開始です。
 一文字は全6花です。
 
 私の『新玉光院』以外は、みんな16弁以上あります。
 黄色い『岸の天守閣』はなんと18弁もありました。
 
 審査の結果、『新玉光院』が見事に首席を取りました。
 玉光院は4着でした。

 なお、新玉光院は、この後、総合審査に行き、切り花総合3着となりました。
 新玉光院
 輪径27cm
 部門 優等首席
 総合 第3位
 ウチダケミカル賞

 花弁にしみがついているので3位止まりとなってしまいました。
 実は綿詰め後に、シミになっていたのを確認したので、日比谷出品は無理だと判断して、所属菊花会でかろうじて首席を確保しました。

 でも、3位になったことで、副賞付きのウチダケミカル賞を受賞したので、ラッキーでした。

 前回は失格だったので、今回リベンジすることができました。

 
 審査後に、審査員に講評を確認しました。
 一文字は、花弁の数よりは、花弁が綺麗な円形となって揃っているのが重要であるということです。
 直前に短い花弁を抜いたのは正解だということでした。

 また選外だった玉光院は16弁だったのですが、隣り合う花弁が重なり過ぎて窮屈になり弁が丸まってしまったので、順位を落としたそうです。色も良かったので、15弁にすれば入賞したそうです。

 審査員いわく、14弁以上あればよいので、16弁にこだわる必要はないそうです。
 

11月19日
 11月23日は、所属菊花会の表彰式なのですが、今回、農林水産大臣賞を取ってしまったことで受賞者代表の『謝辞』を述べるよう指示を受けてしまった。
 謝辞なんて初めてなので何を言ったら良いのか分からなく、たしか国華園月刊誌の毎年12月号に、名人たちが謝辞の文章が書かれていることを思い出し、月刊誌の文章を確認し、自分なりに考えています。
 

11月23日
 所属菊花会の表彰式が行われました。
 ここの賞はメダルなので、かさばらなくて良いです。
 表彰式の最後に謝辞を述べましたが、自分では短いと感じていた文章が、終わった後に『長すぎる!』と司会者に言われてしまいました。
 3行ほどで良いと言われましたが、そんなに短いと感謝の気持ちが伝わらないのではないかと疑問に思っていたら、表彰式が長くてみんな疲れているので早く終わらせてほしいとのこと。
 たしかに式典に1時間もかかっているので、それには同感です。
 事務所に副賞があったので、持って帰るように言われた。
 
 ウチダケミカル賞は、ハイブリッド挿し芽用土です。
 これはうれしい。
 南出賞は、とんでもないポットの引換券でした。
 なんと5000円分です。

 そんなにポットは必要ないけどせっかくもらったので、後日に商品を考えておきます。

12月11日
 所属菊花会の参加賞として、毎年恒例のカタログギフトが送られてきた。
 毎年、何をもらおうか迷ってしまいますが、昨年と同じく羽毛布団でも注文しようかと考えています。

 23年度の反省と来年の抱負

 今年も仕事とフライベートが忙しかったが、そこそこ充実した菊栽培が出来た。
 栽培方法は例年通りだが、数年前に比べると、作品のレベルが上がっているように感じている。
 
今年の反省(当初目標の考察)  
@気候変化に左右されない菊づくり
 今年は天候不順だと言われていたが、私としては普通どおりで特に苦労はしなかった。
 鉢数の半分をシェードすることは、開花期を分散させるので、

A一文字を極める
 以前から気になっていたのだが、4鉢に1鉢の割合で根が枯れてしまう苗があり、秋ごろには一文字の鉢数が少なくなって、出品への自由度が無くなっている。 
 一文字は多めに作って、早い時期から遅い時期まで全ての切り花審査に出せるようにしたい。
 今年初めて綿詰めで花弁にシミを作ってしまった。丁寧に綿を詰めていきたい。
 13弁は失格であることを忘れてしまっていた。分かっていれば別花で首席を獲れていたと思うと、残念でした。

B3本仕立てを復活
 丹精こめて作ってみたが、場所を取るし、運搬も大変だったが、何よりも審査では花しか見てもらえなかったのが残念。 来年は作るのをやめ、切り花に専念します。



来年度の抱負
@気候変化に左右されない菊づくり
 来年も、鉢のいくつかはシェードしたり、電照したりして、どんな気候状況でも出品できるように、リスクの細分化を図ります。

A一文字を極める
 やはり日比谷で評価を受けたいです。

B新人さんを育てる
 所属菊花会の新人さんに菊の出品することの楽しさをもっと教えてあげたいです。
 菊花会に賑わいをもたらせるように頑張ります。

日記は来年までしばらく休みます。



もどる   トップページにもどる