大菊栽培(その6)                      もどる   トップページにもどる


11月5日
 本日、所属菊花会の総合審査日です。
 今年から役員になったので正式に審査補助として参加しました。
 私の仕事は、主に予備審査においての天地人の逆転チェックでした。
 明らかに逆転の場合は失格を宣言するのですが、1cmくらいの逆転は、失格にするのに気が引けます。
 会員さんたちが柵の外から悲壮な顔をしてみているので、こっそりと支柱を少し上げてあげたりしましたが、鉢を動かしていると直ぐに落ちてしまう。
 それを審査員に見つかったので、失格にしてしまいました。
 前日に高さチェックすれば、失格を回避できたのにもったいないです。 
 ダルマ審査では、国華金山と国華聖者が、優等主席でした。

 2鉢は総合審査となり、結果は、国華金山が総合4位、国華聖者が総合5位でした。

 国華金山は、まだ8分咲きで、輪径は去年より小さかったですが、それなりに咲きました。
 
 
国華金山(日本菊花連盟会長賞)

国華聖者(商工会議所支部長賞)

11月11日
 二日後、所属菊花会の第2回切り花審査です。
 私の花はというと、まだ花心が青く、輪径も小さい状態です。
 
 岸の北極光ですが、国華園から2年連続で正規購入しましたが、どうもおかしい。 どうみても新玉光院です。
 葉の色も深緑の照葉、ヒョロヒョロと茎も伸びているので、たぶん間違いです。(岸の北極光は、黄緑色の葉、、すごい短幹だったので)
 ひょっとすると、以前から国華園が間違えて販売している可能性が高いです。

 でも、国華園にクレームする勇気もないので、今年も岸の北極光の秋苗を買って、検証してみることにします。

新玉光院(良い色が出ています)

岸の北極光(どうみても新玉光院)

玉光院(本来の色がでました)

11月12日
 今年の一文字は、期待できません。
 明日が審査日なのに、若すぎます。
 あと5日ほしかったです。
 でも、明日出品しなければ、また一年後となってしまうので、なんとかしなければならない。
 5時間かけて綿を詰めましたが、花弁の長さが揃っていなくデコボコです。
 輪径も21cmしかないですが、明日には22cmになっているでしょう。
 今年最後となるので頑張ります。

11月13日
 本日、第2回切り花審査日です。
 一文字は、花弁のデコボコは目立ちますが、なんとか出品できるレベルでしょう。
 玉光院
 新玉光院(濃い色)
 新玉光院(普通)


 一文字の出品は9花です。
 どれも花が大きく、花弁もそろっており、とても勝ち目はありません。
 
 結果は着外。
 まあ、当然なのですが、残念です。
 色は良かったので、来年にリベンジです。
 家に帰ってから、菊の鉢を片付けて、ベランダを掃除しました。
 明日からは、布団が干されることでしょう。
 今年、開花が遅れた理由として、シェードして蕾が付いた9月以降から今日まで、栽培場の目の前にある6階建てマンションの光を遮るブラインドを下すのを疎かにしていたことだと思われます。
 私は毎日9時ごろに帰宅なので、9時以降は毎日閉めてはいたのですが、去年までは、夕方6時に家族に閉めてもらっていました。
 また、マンションは今年になって、蛍光灯からLEDに替えたので、光がまぶしくなっていたのも原因だと思います。
 敗因を、妻に話したところ、来年は毎日降ろしてくれるそうです。
 来年は頑張ります。

11月19日
 私も役員になりましたので、本日は菊花展の責任者として常駐しました。
 責任者の仕事は特に無いとのことでしたが、暇を持て余してはもったいないので、菊づくりの普及させることも考え、一文字菊の綿詰め作業の実演をしました。
 午前中はあいにくの雨でしたが、七五三のお参りの家族連れも多く、所属菊花会では菊茶と菊酒をふるまっていましたので、その横で2時間かけて黙々と作業をしていました。
  
 一文字もやっと満開となりましたが、家だと綿詰めのモチベーションが上がらなかったので、実演できてよかったと思います。 

11月23日
 所属菊花会の表彰式がありました。
 表彰式の後の打ち上げは、毎年楽しみにしており、たくさん飲んで食べました。
 私はそれほど受賞はしていなかったのですが、講習会に出ていた方々が部門賞をとっていたことや、私が小学校に提供した苗が賞をとっていたことは、とてもうれしかったです。
 これを機会として、菊作りにハマってほしいです。

11月24日
 国華園に注文していた一文字『岸の北極光』が届いた。
 注文時に、品種が間違えているかもしれないので確認してほしい旨の伝言を書いたところ、お詫び品として『紅御殿』が同封されていた。

 花色は岸の北極光に見えますが、この時期の新玉光院も同じような色だし、ちょっとヒョロっと伸びているので心配です。大丈夫かな。
 

11月26日
 本日は、会場の片づけでしたが、よく咲いている菊は、名札を外し、地元小学校に飾ってもらうことにしています。
 

12月17日
 地元小学校にお貸ししていた菊鉢を引き取りに行きました。
 その小学校では、菊づくりに力を入れており、生徒、教職員、PTAも積極的であります。
 その中でも一文字は、生徒に大人気であるとのことです。
 そう、この小学校の新玉光院は、濃い赤バージョンですよ!

今年の反省と来年に向けて

【今年の反省】
@今年度最大のミスは、会員さん用のスプレー菊苗の育成に気をとられてしまい、6月に切り花用一文字苗を用意するのをすっかり忘れていたことです。 7月挿しだと、早い時期の開花が間に合わず、出品はしたが結果として無冠となってしまいました。
Aシェードはしっかりとしたつもりですが、シェード後の9月から開花までの夕方から夜間にかけて、マンションの照明のシェードを怠っていたので、開花が全体的に遅れてしまいました。


【来年の抱負】
@来年は、とりあえず自分ファーストで苗を確実に確保することとします。(会員さんの苗も準備はします)
A8月の短期シェード後、開花までの長期シェードを確実に行い、開花遅れを防ぎます。
Bダルマは菊花会として下位レベルに見られているようなので、久しぶりに王道である盆姿3本仕立てに挑戦してやってみようかな。(まだ確定ではありません。)



来年に続きます。


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