5月22日
新しく所属した菊花会の競技苗分譲の日でした。
さっそく会場に向かうと、30人ほど集まっていました。年会費4000円を払ってから競技苗をもらいました。『精興春姫』だそうです。葉が6枚ほど展開している大きな苗と3枚展開している小さな苗の2苗が配布されました。
公正を期すため年会費の領収書番号で苗を配布するため、良い苗をを選ぶことはできませんでしたが、余りの苗を2つもらってきました。5月5日に挿したそうですが、発根が悪いのでポットでしばらく育ててから植えてとのことでした。
そのあと講習会があったのですけど、『精興春姫』の特性(伸び具合や花期)については、話題には上がりませんでした。質問しようかと思ったのですが、恥ずかしいのでやめました。講習会後に会長さんに苗のことを聞いたのですが、『初心者は浅く植えれば大丈夫だよ!』と訳のわからない回答をもらいました。まあそのうちわかるでしょう。
家に帰ってから、根の状況が知りたいので発根状況を見てみました。
大きな苗は片方にしか根が発生していませんでした。残念ですけど処分しました。 |
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それでは他の苗はということで見てみると、根の長さ1.5pの理想的な苗でした。自分が作った苗に比べると発根数が少ないので、ネフレッシュは結構効果があるのがわかりました。
この3苗をキング1000倍液で洗い、スピンアウト5号鉢に突き固めて植えつけました。
ちなみに菊花会は、数名の常勝入賞者以外は、みんな初心者レベルだそうです。 菊を楽しむというアットホームな感じがするので、結構楽しめそうです。 |
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5月23日
新苗の親株に、ベニカX500倍とベストガード粒剤を撒きました。
鉢上げしたばかりの苗には、ベニカ]を気持ち程度かけておきました。 |
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5月28日
鉢上げしてから4日間は、朝だけ日光を当てて日中は黒の遮光ネットで日よけをして、3日間は白の遮光ネットと徐々に日光に慣らしていきました。
そして8日目から、直射日光に当てました。
また、鉢上げしてからの水遣りも8日目に初めて与えました。
精興春姫の3苗のうち2苗の芽先が茶色くなってしまいました。これはいきなり肥料分の高い培養土にいれた時の障害でしょうか?他の菊は全く見られないのですが、ちょっと心配です。根が弱いと言うことでしょうかね。 |
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5月31日
直射日光でもあまり萎れなくなってきました。水は極力控え、鉢の重さで水遣りの判断するようにしています。といってもまだ1回しか与えていないのですが。
今回の培養土は水持ちと水はけがすごく良いです。突き固め植えのおかげもありますが、水持ちは十分です。水はけも抜群で、鉢上にたまることはありません。
さらに水には『透水源』を使用していますので、『水やりに関しては最高です。』と勝手に自己満足を得ています。
精興春姫の芽先の傷みは、展開葉の先端がちょっと茶色く奇形になっただけで、そのあとの新芽はもう平気です。
『冷蔵泉郷ひな祭り』の伸びが速いので、この1苗だけ5月26日に摘心を行い、その他の摘心はもう少し待ってビーナイン600倍をかけてからから行う予定です。
毎朝夕に全体の芽先を手で触っています。『なでなで法』と言うらしく、なでると微量のエチレンガスが発生し、ビーナインを使わないでも伸びが抑えられるそうです。まあ、菊に対する愛情表現として私はやっているのですがね。 |
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6月1日
朝、一部の鉢の葉がちぎられていました。ムクドリの仕業です。毎年鉢上げすると葉をついばみに来るのです。それも遊ぶようにムシって食べやしない。かなりムカつきます。
右はムクドリによって下葉を食いちぎられた国華吉兆です。新芽でないだけましか。
ハイポネクス粉1000倍液肥を与えました。 |
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6月2日
仕事で新宿に行き、時間つぶしに本屋によって菊の本を立ち読みしていたら、品評会に出品するための本が置いてありました。ためしに表紙をめくってみると、『太平の銀峰』などの新花が載っていました。16年1月初版の最新参考書で思わず買ってしまいました。
家にはこれを入れて3冊の参考書があるのですが、やっぱり書いていることが微妙に違います。特に施肥については、3冊とも違います。
自分としては、上村遥氏の『菊作りコツのコツ』の参考書に準じて育てていますので、新しいの参考書に振り回されないようにしていますが、予備知識として頭に入れておきます。
結構いいことが書いています。『3年目の初心者は色々な花と仕立てに手を出そうとして失敗する』とか、『自分の栽培スペースを考えて無理のないように育てろ』とか、今の自分みたいな事例があり、痛いところをつつかれているようです。そうしないようにがんばります。
『栽培スペースがない人は、切花をメインにしては?』という内容には、なるほどと思いました。
『管物の切花であれば5号鉢の1本仕立て100日で入賞できる花が咲きます』という内容は、挑戦してみる価値がありそうです。 |
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6月4日
鉢上げして14日目にして、乾燥肥料を3箇所に分けて与えました。
厚物には、小さじ2杯程度、管物には気持ち少なめに与えました。
会社の年配の先輩が、余っている菊の苗を引き取って育ててあげると言ってくれたので生育があまりよくない『国華横綱』、『国華金山』、『泉郷旅心』各1苗をあげました。
当然ながら良い苗はあげませんでしたが、あげた苗も悪いと言うほどでもなく、自分で捨てる勇気がなかったのでよかったです。
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また、定植用と福助用の用土を調合しておきました。
土のう7袋分ですが、今の苗の数を考えるとこれじゃあぜんぜん足りないことに気づきました。9号鉢だけで1袋使うかもしれないし、発酵リン酸処理した土はもうないし、どうしましょうか?
泣く泣く5号鉢を選定して発育の処分するしかないでしょうか。
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6月6日
すべての苗の先をピンセットで小さく摘心しました。
『国華横綱』『国華吉兆』『泉郷ひな祭』にはそのあとにビーナイン500倍液を軽くかけておきました。
国華横綱については、3本仕立てにすることをやめ、切花1本仕立てにすることにしましたので、深めにピンチしておきました。
ダルマ用の親株にもビーナインを散布しておきました。 |
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6月10日
5号鉢、ダルマ用親株に、殺菌剤マネージ1000倍と殺ダニ剤ケルセン1500倍を散布しました。3階ベランダではダニの発生はないのですが、1階のバラに少しだけ発生していたので、予防ということでかけておきました。 |
6月11日
明日、ダルマ用の挿し芽をするために、冷蔵してあった苗の水揚げを行おうとしたのですが、冷蔵庫から出してみると『国華金山』が見事に腐っていました。他の苗も腐りかけていました。
冷蔵するときに萎らせて水分を抜いておいたのですが、ティッシュがぬれていました。1苗1枚づつ巻けばよかったのか、こまめにティッシュを換えればよかったのか、残念です。
でも明日採取する予定の挿し穂に比べると、あまりにも貧弱なので、玉光院1苗を残して処分しました。
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6月12日
ダルマの挿し芽を行いました。
参考書には、展開葉4枚を残して挿すと書いていますが、あまりにも葉がでかいです。
このまま挿していいのか不安ですが、大きいほうが良いだろういうことで挿しました。 |
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いつものように、鹿沼土の団子にネフレッシュをまぶして植えました。
挿芽用土は、高温時の立ち枯れを防ぐため、オードサイド1000倍に浸しておきました。このことは参考書には書いていなく自分の判断でやりました。薬害による立ち枯れになったりして。
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今回挿したのは、
『泉郷旅心』3苗
『泉郷五色』2苗
『太平の花暦』2苗
『岸の北極光』1苗
冷蔵『玉光院』1苗
それにしても葉っぱが大きいです。
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さて、5号鉢の状況はというと、摘心後の脇芽の発生を促すため、ハイボネックス粉1000倍を与えました。 |
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6月13日
冷蔵ひな祭りの三枝が4cmほど伸びてきたので、枝の付け根の曲げをカッコよくするために、接木クリップで葉っぱと一緒に留めました。
接木クリップは、農業をやっている会社の先輩から30個ほどタダでもらいました。買うとなると1000個単位でしか売ってなのでもらえてよかったです。
接木クリップがうまくいくかどうか楽しみです。
また、この1週間晴れが続くというので、超浅植えの根を守るためにミズゴケをすべての根元に巻いておきました。 |
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6月14日
5号鉢に大菊液肥V1000倍とキング1000倍を与えました。
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6月16日
福助用親株に大菊液肥V500倍とキング500倍
5号鉢に大菊液肥V1000倍とキング1000倍を与えました。
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6月17日
毎日仕事が忙しくて夜遅く帰宅するので、この日は朝早く起きて苗を観察してみた。
すると葉の裏にハダニが発生しているのを発見しました。ダニはいないけど1週間前に殺ダニ剤を散布したのに、そのあとに発生したのだろうか。今すぐには殺虫剤を散布できない、休日まで待ちますがショックです。黄色いハダニです。
ダルマ用の挿し芽は5日目です。今日から黒の寒冷紗を白の寒冷紗の2枚掛けに変更して、徐々に日光に慣らしていきます。挿し芽苗は順調です。 |
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6月18日
挿し芽が急に萎れてきました。ちょっと早すぎただろうか。霧吹きの葉面散布で水分を与えていますが、夜になっても回復しません。 |
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6月19日
この日も挿し芽はしおれたままです。挿し芽用土を触ってみると、サラサラして水分がほとんどなくなっていました。これではいけないと思い、底面から、1リットルの水を注ぎ用土を湿らせました。
この夜も回復はしませんでした。 |
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6月20日
朝起きて確認すると、挿し芽はなんとか回復していました。がんばって下さい。 |
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6月21日
台風が接近していたので、軒下の雨風を防げるところに移動しました。被害はありませんでした。 |