大菊栽培(その5)                もどる   トップページにもどる


6月23日
 福助用親株と、一本仕立て『国華横綱』に、大菊液肥V+キングの1000倍をかけました。
 その他の苗には、水を与えておきました。
 

6月24日
 ダルマ挿し芽から12日目、発根を促すためにアミノPK1000倍液を葉面散布しました。
 この調子だと14日後に鉢上げができそうです。

6月26日
 ダルマ用の挿し芽を鉢上げしました。
 右は『泉郷旅心』です。3cmほど伸びています。
今回は挿し芽からちょうど2週間14日目で3cmだったので、今度は12日位でもいいのかもしれません。
右は『泉郷五色』です。これも3cmほど伸びています。 
 これは冷蔵した『玉光院』です。相変わらず冷蔵苗は根の伸びが早いです。4cmも伸びていました。
 『岸の北極光』です。根の張りはいまひとつでしょうか。
 ダルマの鉢上げをするためには、5号鉢が足りないので、3本仕立て苗を4苗処分することにしました。
 ここまで大きくなったので、捨てるのはもったいないのですが、すべてを育てるスペースがないので泣く泣く処分しました。
スピンアウト処理をした鉢を抜いてみると、根は全く回っていません。そしてそのまま持ち上げても根鉢が崩れません。鉢全体に根が回り保持されているのです。
 土を落として根を観察してみました。
 根の張りは、良いと思います。(実際初めて見たのでどのように良いのかは知りませんが)
 土を落とす時に、プチプチと根を切ってしまったので、実際はこの倍の根が生えています。
タップリと水を与えました。
鉢上げしたのは、
 泉郷旅心   3苗
 泉郷五色   2苗
 岸の北極光  1苗
 冷蔵玉光院  1苗
 太平の花暦  1苗です。
 さて夕方になって、『泉郷ひな祭』の3枝を整えることにしました。
 右は通常苗、左は冷蔵苗です。
 実は通常苗は、今回処分する予定でした。処分する前に3枝にひねりを入れる練習に使ったのですが、いい具合にいったので残すことにしました。逆に、冷蔵のほうは、茎が硬くてひねりが入らなく、通常苗に比べると徒長しているように思えたので、これを処分することにしました。
 そして今年の誘引方法をかえてみました。
 右のように針金を反対から通してみました。
 

7月1日
 福助用の親株と、吉兆、横綱の苗にVとキングの500倍液を与えた。その他の品種は、今週末に誘引を始めるので、水は与えませんでした。
 ちなみに、泉郷旅心は、肥料もあまり与えていないのに、下葉が14cmにも成長してしまいました。これは、多分今回の培養土が肥えていてよく成長していると思われますが、管物で初期から巨大に成長するのも、あまり良くないようなことを参考書で書いていたので、少し不安です。

7月2日
 前回、競技花の『精興春姫』を誘引したのですが、仕事から帰ってくると1枝だけ萎れていました。よく見ると、付け根から裂けて皮一枚で繋がっている状態でした。ベランダで子供が針金に足を引っ掛けたらしいです。これについてはベランダの通路に置いた自分も悪いので仕方がありません。
 競技花は2苗あるのですが、この苗を何とかして助けたかったので、駄目もとでアロンアルファで接着して、葉面散布しておきました。
 

7月3日
 福助親株以外全部の鉢に乾燥肥料を与えました。
 そして前回できなかった残りの苗の誘引を行いました。分岐が裂けないように、ビニールひもで、8の字に巻きつけてから針金を通しました。
 分岐元に接木クリップをして横に伸ばしたところは、成長によって立ち上がってきたので大した効果はありませんでした。
 なるべく水平に枝分かれさせようとがんばるのですが、裂けやしないかとビクビクしながらやりました。
 ほぼ水平から15度までの間に抑えました。
 水を切ってシナシナの苗の他に、水々しい苗を、ひねって誘引もしましたが、以外にもそっちのほうが意外と簡単に綺麗に誘引できました。
 管物は8号、厚物は9号の植木鉢を用意して、立ち上げ位置をチェックしておきました。
 
 まだ定植はしません。というより忙しくて定植する時間がありません。
 来週になってしまいそうです。
 『精興春姫』2苗 
 『国華吉兆』2苗
 『泉郷ひな祭』1苗
 『泉郷旅心』1苗
 『玉光院』1苗
 『岸の北極光』1苗
 計8鉢の三枝誘引を終えました。
 これが今年の3本仕立ての鉢数です。
 
 
 なお、『国華金山』『泉郷五色』は、3枝があまりよく成長していないので、このまま福助用の親株として使うことにして、3枝誘引はしませんでした。 

7月4日
 福助用の親株に、液肥V500倍とキング1000倍を朝与えて、夕方にはビーナイン600倍を散布しました。
 また、ダルマ用の芽先が動いてきたので摘心とビーナイン600倍を散布しました。
 

7月5日
 今週末に菊花会の定期講習会があり、案内の葉書が届いた。講習会では3本の分岐と、定植をやる予定です。参考書やネットでの知識はあっても、菊作り4年目では、経験は補えないものです。実際見てみないことには始まらないし、他の人の成長具合がたいへん気になるところなので参加することにしました。そして午後は、自分の定植をやる予定です。
 しかし、定植用の土が不足している。赤玉土と腐葉土を定植用土に混ぜて、増量しようと思っていたのですが時間がなくてできませんでした。当日にその場で配合になってしまいますが、仕方がないでしょう。そういえば、鉢上げにダルマ苗の半数の目先が枯れてしまっていた。今は新芽が展開したところを摘心しているので大丈夫だが、自分が配合した用土は、栄養度が高すぎて目先を傷めるのかもしれない。となると配合によって用土の栄養分を薄めることになるのは結果としていいのかもしれない。
 

7月9日
 このごろは早起をして、菊を一鉢づつ観察するようにしています。
 切花一本仕立ての『国華横綱』は、順調に伸びています。初めは3本仕立ての予定でしたが、3本仕立てだと場所をとるので、1本にしました。このあと胴切をする予定ですが、7月12日が良いと参考書に書いてありました。どのように
良いのかはわかりませんがやってみます。
 最近は切花も興味があります。
 三枝の調整がないので楽ですし、なんといっても場所を取らないので狭い所でも沢山育てられそうです。
 

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