大菊栽培(その7)               もどる   トップページにもどる


7月24日
 すべての苗に大菊液肥Nとキング1000倍を与えました。
 朝、苗をチェックしていたら、泉郷ひな祭の目先にアブラムシが付着しているのを発見しました。
 1週間前に殺虫剤をまいたのですが、それ以降に付いたのでしょうか。
 この日は薬剤を調合する暇がなかったので、とりあえずオルトラン粒剤をまいておきました。

 福助用の苗を定植しました。
 挿し芽のテスト結果です。乾燥気味にした苗が左、毎日水遣りした苗が右です。
 根の伸び状況から判断すると、水遣りをしたほうがよく伸びています。
 つまり、あまり乾燥気味にしなくても十分に発根するということです。ただし、根の状態を観察してみると太さが乾燥気味の方が太いし、根毛がフサフサしていて給水力が強そうです。
 ということは、過度にしおれさせて成長を遅らせるよりは、適度に水遣りをして生き生きと育てたほうが良いと思います。
 また今回は早いうちから日に当てているので、日光の影響で発根が良いのかもしれません。
 ちなみに、ネフレッシュ(セラミックの粒)をまぶしたのと、普通苗との比較です。
 左がネフレッシュ、右が無しです。
 あまり変わりません。たいした効果は無い?のかもしれませんが、実験数が少ないのでなんともいえませんね。
 
 今回鉢上げは、9cmポットにしました。
 ダルマ用苗の5号鉢を今週植え替えて空くので、それを待つために仮植えです。
  玉光院     3苗
  泉郷ひな祭  3苗
  泉郷旅心   9苗
  泉郷五色   6苗
  国華金山   2苗

 『岸の北極光』と『太平の花暦』は発根状態が良くないのでもう少し様子を見ることにします。

7月25日
 福助苗に異常が発生!
 ほぼ半分の苗の芽先が茶色く変色しているのです。特に『泉郷旅心』はほとんど変色していました。肥料分の濃い土だから急激に肥料を吸いすぎて枯れたのでしょうか。
 実はダルマの鉢上げの時も、このように茶色くなっていました。そして芽は枯れて、変わりに新芽が展開していたのです。そのときはビーナインの影響かと思っていたのですが、違うみたいです。
 5月に鉢上げしたときは、変色は無かったので熱い気温も影響しているのではないかと思われます。
 『泉郷旅心』の苗は5号鉢を越えるほど大きな苗だっただけに、とても残念です。
 新芽が展開したあとはまた育つと思いますが、福助にとって1枚の葉の遅れは巨大花に影響するのではと思います。
 来年は安全のためジフィーポット挿しにしようと思います。
 玉光院と泉郷ひな祭、国華金山は全く問題なく青々としています。

 またすべての菊に、殺菌剤ダコニールと殺虫剤オフナックの1000倍を散布してアブラムシの防除をしました。

7月27日
 太陽がジリジリと痛いほど晴れているので、厚物には白の寒冷紗を、管物には黒の遮光ネットをしています。
 鉢を触ると温かいので、布を買ってきて鉢カバーでも自作しようと思いますが、時間がないです。そう考えているうちにもジリジリと照らされていて菊が弱ってしまいそうです。
 でも昼は仕事なので、どんな常態かわからないので、弱っているのかはわかりません。
 夜見ているときはみんなピンピンしていますし。
 

7月28日
 ダルマ苗と1本仕立て、胴切りした『国華吉兆』に液肥Vとキングの1000倍を与えました。
 また、厚物すべてに乾燥肥料を多めに追肥しました。

7月29日
 ダルマ苗の7号鉢定植を行いました。
 今回定植したのは、泉郷旅心3鉢、泉郷五色2鉢、玉光院1鉢です。
 3枝を支柱の箇所に合わせ、分岐を鉢縁から3cmにして植え込みました。
 
 枝をアロンアルファで接合した競技花『精興春姫』なのですが、やはり枝の成長が思わしくなく、3枝で極端な成長差が出てしまったため、場所も無いので破棄することにしました。
 これで競技花は1鉢となってしまったので、のこりの苗は失敗することはできません。

7月30日

 福助苗を3階のベランダに移動して日光に当てました。茶色に変色したところが枯れてきましたが、程なく新しい新芽が出てくるでしょう。

7月31日
 ネットでお世話になっている『植える花夢』さんから、国華金越山の福助苗が届きました。しかしこの日は、朝から夜まで仕事だったので、定植することができませんでした。
 送ってもらった苗は6苗で、うち3苗はジフィーポットでした。
 また素焼き5号鉢とポット苗用培養土、定植用培養土、ベントナイト入り培養まで送っていただきました。ありがとうございました。でもプレッシャーがかかります。がんばって育てます。

8月1日
 この日も朝から家族サービスに出かける予定だったのですが、朝5時に起きて福助苗のポット上げをしました。
 根の状態を見ると、太い根がたくさん出ている。自分の苗と明らかに違っているのは、発根位置の幅が3cm位あること。ブラシのように出ている。自分の苗は端部にしか出ていないので、根の量が違う。参考になりました。
 
 ポット上げをして軽く水を与えておきました。
 とりあえず寒冷紗の下で管理しておきます。
 
 すべての定植苗に大菊液肥Nとキングの1000倍液を与えました。
 

8月2日
 ダルマ苗の3枝誘引を行いました。今回は、この前の講習会で先輩方がやっていた方法をまねることにしました。
 アルミの針金の1.6mmと、結束用に救急用の包帯でやることにしました。
 菊花会の先輩は、結束には綿の生地を裁断して使っていたのですが、包帯を使ったほうが通気性がよく、結束や収縮もいいのではと自分で考えて試しに使ってみました。4cm幅の包帯を自分で半分に切っています。
 包帯を巻いていったのですが、包帯自体に粘着性があるので楽に巻くことができます。
 包帯の最後の部分もそのままくっつくので楽。
 前回は針金に鉄を使っていたのですが、弾性がありばねのように元に戻ろうとするので、微調整ができず、なかなか形を作ることができなかった。
 アルミに換えたことによって、自在に形を作ることができて便利になりました。しいて言えばもう少し太いアルミ線(2mm)を使えばよかったかな。
 この日は、泉郷旅心、泉郷五色の2鉢を誘引しました。

8月3日
 朝早く起きて、ダルマ『泉郷旅心』2苗の誘引をやりました。
 また夜に、福助苗とダルマ苗にビーナイン300倍を散布しました。福助苗の新芽が大きくなって動いていたので、今年は早め早めに散布するようにします。
 参考書には霧吹きレバー2回ほど散布と書いていたのですが、薬が効いているのかわからないので葉が湿るまで5回くらいかけてしまいました。。
 

8月4日
 早起きして、ダルマ苗『泉郷五色』1鉢の誘引を行いました。 
 また、ダルマ苗と福助苗に大菊液肥Vとキング1000倍液を与えました。そのほかの鉢は、まだ表土に少し水気があったので潅水はやめました。

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