大菊栽培(その1)                      もどる   トップページにもどる


 2月20日
 今年も、よろしくお願いします。
 
 さて、冬至芽の状態ですが、ダルマでよく咲いてくれた国華金山は、例年のことながら冬至芽の発生がありません。
 国華聖者を新規に入手しましたが、去年失格となった走り弁が出なかった国華聖者は、『走らない聖者』として1年間様子をみます。

手持ちの苗
【厚物・厚走り】
 国華金山、国華越山、国華早越山、国華聖者、走らない聖者、国華高飛
【管物】
 泉郷五色、国華花百合、泉郷富水、彩胡優美
【一文字】
 新玉光院、玉光院、岸の北極光
【その他】
 メリクロン北斎巴錦 

 冬至芽の地際切りを行いました。
 今年は暖冬なのか柳蕾が付いている冬至芽がかなりありました。
 今年も電照をやることにします。

3月19日
 地際切りをしてから1カ月が経過しました。
 それほど伸びてはいませんが、これからの1週間で挿し芽ができるくらいは成長するでしょう。
 
 さて、所属菊花会から要請があり、とうとう菊花会の理事の役職に就くことになりました。
 
 今後20年先を見越して役員活動することになりますが、1年目なので、大人しく役員会に参加しようと思います。
 
 柳芽防止のため、今夜から電照を開始しました。
 夜の12時から2時まで照らします。

 このHPには所属菊花会の裏サイト(実はここが裏なのだが)があり、プロバイダの関係で3月で閉じることなりました。
 4月からは、別のURLで所属菊花会専用のHPにしようと考えています。(いろいろと書けないこともあるので)

4月3日
 ダルマ親株用の挿し芽を行いました。
 
 いつもどおりのオキシベロン粉、との粉団子ざしです。 
 全部で34苗です。
 
 ペット用ヒーターで保温して、室内で管理します。
 

4月11日
 1週間が経ち、3苗が枯れてしまいましたが、まあ順調でしょうか。
 今日から徐々に日に当てていきます。

4月17日
 本日、所属菊花会の総会がありました。
 私も理事として、菊花会の執行部に入ることが承認されました。
 
 さて、近年、周囲の菊花会が消滅していくなかで、所属菊花会については安泰かと思っていましたが、そうでもないようです。
 現実問題として、会員さんが高齢化しており、あと、10年経ったら、特に盆姿は出品数が0になってしまうことです。
 また、当会には、小中学生教職員の専用コーナーがあり、毎年沢山の出品数がありますが、実際に会員になる人はほとんどいません。
 また、菊花会実行委員会のスポンサーについては、出品数の確保のほか、花の品格や品質についても求めているそうです。
 何か手を打たないと、このままでは10年で消滅してしまうのは、ほぼ確実です。

 考えられる案として、近隣の菊花会を統合すること、菊花会への出品を会員外の当日エントリーを認めることなどがあげられますが、年配の菊経験者しか集まらないので、根本的な解決策にはならない。

 私の腹案として、スプレー菊の普及させ、ガーデニング部門として菊花会の正式種目にして、自治体広報紙で広く市民に出品を依頼し、会員を取り入れながら大菊も教えつつ、将来は大菊保存会へ移行していくのか。 

4月20日
 挿し芽の鉢上げを行いました。
 目安の2週間より3日遅れでしたが、いつもどおりの発根でした。

4月23日
 直射日光でもしおれなくなりました。
 

4月30日
 ダルマ親株の定植をしました。
 去年より5日遅いです。
 もうそろそろ培養土の準備も始めなければならない。

5月4日
 福助親株の挿し芽をしました。
 全部で80苗、そのうちスプレー菊は15苗あります。

 オキシベロンとの粉団子挿しです。
 挿し芽はルーチン作業になってしまいましたので、80苗を1時間30分で終了。

 一週間は日陰で管理します。

5月15日
 以前、上村先生に言われたことであるが、最新のダルマの育て方は、5月中旬に挿し芽をして、葉数を増やすことにより、巨大輪の花が咲くとのことです。
 そのやり方とは、スミセブンを使うことだそうです。
 実は、スミセブンを少量ですが入手しましたので、試験的にやってみようと、3苗を本日挿し芽しました。

 

5月21日
 5月4日に挿し芽をした苗の鉢上げを行いました。
 結果的にはいつもどおりの発根状態でした。
 
 発根の良い苗を選抜したつもりだったのですが、こんなにたくさん鉢上げしてしまいました。
 あまった苗は、学校に寄付することにします。

5月21日
 ダルマ5号鉢用の培養土の仕込をしました。
 配合は例年通りで、
 
 改良赤玉土 3
 腐葉土    6
 ゼオライト  1
 大菊ライト  0.5
 くん炭     0.5

 1ヶ月後の6月下旬に使用するので、それまで熟成させておきます。

 さて、ウチダケミカルから『かわらばん』が届いた。
 菊花会の会員減少の解決策として、スプレー菊栽培の普及が書かれていた。
 『スプレー菊など菊作りではない、菊作りは大菊のことだ!』と主張するベテラン・・・ 
 どこの菊花会でも同じことなのですね。

 やはりこれからはスプレー菊なのでしょう。
 ウチダケミカルと私の考えていることが同じであったので、将来が少し見えてきました。 

5月29日
 福助用の親株を定植しました。
 成長は良いです。
 
 選抜落ちした苗は、捨てることはもったいないので、小学校に寄付することにしました。
 
 

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