大菊栽培(その2)                      もどる   トップページにもどる


6月5日
 ダルマ苗の挿し芽を行いました。
 挿し穂を採取してみてわかりましたが、今年の苗はあまり生長が思わしくありません。
 今年のダルマの主席獲得は、ちょっと難しそうです。
 
 いつもどおり、オキシベロン粉+との粉 団子挿しです。
 全部で62苗ありました。

 ダルマの挿し芽と同時期に、切花一文字の挿し芽も行っていましたが、今年は苗がありませんでした。
 
 挿し芽を確保する段取りを間違えてしまったことが原因ですが、7月挿しとしても、輪径はあまり変わらないので、まあ良しとしましょう。
 

6月15日
 仕事が超忙しく、菊の世話なんか適当にやっているのですが、苗の様子は良いです。
 朝の直射日光に2時間当ててもしおれなくなりましたので、発根は近いです。

6月18日
 13日目なのですが、元気が良いので発根はしていると思います。
 一部の苗の根は4cmほど伸びていました。
 全体として、今年の発根は早いです。
 久しぶりに、挿し芽100%発根でした。
 右側の選抜されたダルマ苗は自分用に、選抜落ちした苗は会員に配布することにします。
 今回の選抜落ちでも十分良い苗だと思います。

6月26日
 本日、所属菊花会で私が担当する講習会を開催しました。
 15名の参加があり、用意した42苗はすべて引き取ってもらいました。

 役員さんに話を聞いたところ、私の開催する講習会は、このところマンネリ化して、苗とテキストを配るだけの行事となっており、不参加の人も多いそうです。
 以前やっていた三枝誘引のデモや培養土の配合などをやらないと、飽きられてしまうとのことです。

 事実を真摯に受け止め、来月は実践的な講習会を企画することにします。

7月3日
 本日、福助の挿し芽をしました。
 これで栽培場の半分以上占めていた親株も処分できます。
 挿し穂の調子は、いまいち勢いがありません。
 もう1週間は成長させたかったのですが、2週間後にスプレー菊の挿し芽を予定しているので、今日挿さないと挿し芽箱の使いまわしができないのです。
 
 挿し芽は、全部で100苗あります。
 いつもどおりの、オキシベロン粉、との粉、団子挿しです。

 1時間半で挿し芽完了しました。
 いつもの日陰の場所で養生します。
 今回は、14日でポット上げすることが確定しているので、発根が後れないように管理する必要があります。
 

7月9日
 5月15日に挿し芽をした、ダルマ鉢の三枝が伸びたので誘引を行いました。
 定植する前に、スミセブンを土壌注入する予定です。
 福助挿し芽も1週間経ちましたので、徐々に日に当てて慣らしていきます。

7月17日
 挿し芽から2週間経ちましたので、福助苗のポット上げを行いました。
 発根は良いです。挿し芽は100%成功しました。
 左側は選抜苗(自分用)、残りは所属菊花会に提供する苗です。
 
 近所のホームセンターで発見した、荒木田土です。
 値段は1500円、とても高価です。睡蓮やハスの定植用土で、すごく重いです。普通の培養土の3倍くらいの重さです。
 ほとんど粘土の塊の状態となっています。
 
 大粒赤玉土の大きさに砕いて、厚物の培養土に混ぜ込む予定です。
福助のポット上げが終わったその日のうちに、スプレー菊の挿し芽を行いました。

 今年は会員さんにスプレー菊を配布・出品してもらうことで、菊花展の古臭いイメージを変えようと考えています。
 挿し穂は全部で120苗です。
 スプレー菊の挿し芽は初めて行いますが、芯が硬くてしおれにくい感じがしますので、大菊よりは簡単そうな気がします。
 
 

7月18日
 梅雨明けの猛暑に備え、自動潅水システムを設置しました。
 
 午前11時と14時に10分間のミスト散水を行います。

7月24日
 所属菊花会の第2回目の講習会を実施しました。
 今回は、マンネリ化を打開するため、ダルマ苗の3枝の誘引を実際に行いました。
 福助の苗も、60ポット用意して、実りある講習会にしようと努力しました。
 小学校の菊サポーターの親子も2組参加しておりましたので、一番良い苗を提供しました。

 2週間後には、スプレー菊の講習会もあるので、おもしろいテキストを作って、会員さんたちを満足させるため努力します。

7月29日
 スプレー菊の挿し芽から12日しか経っていないのですが、週末は忙しいので発根状態を確認したところ、かなり根が出ている。
 スプレー菊は、茎がしっかりしており、しおれにくいので、大菊より挿し芽が簡単な印象です。
 
 たくさん苗を作ったつもりなのだが、スプレー菊は3苗で1鉢なので、22鉢分にしかならない。
 
 でも、講習会には15名程度しか参加者がいないので、1セット分は配布できそうです。
 会員さんたちがスプレー菊に挑戦してくれるかチョット心配ですが、苗があまった場合は、近所の小学校が引き取ってくれるので安心ではあります。

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