大菊栽培(その3)                      もどる   トップページにもどる


7月30日
 ダルマ苗のうち、5月15日に挿し芽をした苗があり、定植をしている。
 三枝も支柱に届き、これから旺盛に成長する予定ですが、伸びすぎに注意しなければならない。
 そこで、ビーナインに代わる新しい薬である『スミセブン』を使ってみます。
 スミセブンは、昨年に所属菊花会の会員さんから少量を分けてもらいました。
 実際に使ってみることにします。

 水を50ccコップに入れ、スミセブンを1mlよく混ぜます。
 スミセブンは土壌散布なので、スポイトで5ccずつ吸い取っては、鉢を回しながら、均等に土に浸透させていきます。

 さて、スミセヴン「わい化する期間はどのくらいなのでしょうか。
 薬の利き方の動向がわからないので、確実に出品させるためには、ラベルに記録を残して成長具合を確かめたいと思います。

8月1日
 最近仕事が忙しい。
 ダルマ苗の3枝誘引はできているのだが、まだ7号鉢への定植はできていないものが多い。
 菊の生長は、去年よりは良い。例年通りといったところでしょうか。

8月6日
 スプレー菊を7号鉢に定植しました。
 苗も120本作っているので、その中で発根状況、苗の勢いの良い選抜した12苗を選んであります。
 芽先も柔らかそうで、葉っぱも綺麗なので、期待できそうです。

8月7日
 本日、所属菊花会の講習会で、スプレー菊の配布を行いました。
 猛暑であったため、8人ほどの参加にとどまり、苗があまってしまいました。
 とても良い苗だったので、会員さんに配布できなかったのは残念でしたが、残りは小学校が引き取ってくれました。

 今年の秋には、どのくらいのスプレー菊が会場で見られるのか期待しています。

 
 さて、私の講習会は苗の配布会ではなく、菊花展に出品するための実践講座です。

 マンネリ化しないように、今回はスプレー菊の定植と前回に引き続きダルマの3枝誘引の実技を行いました。
 テンポ良く手を動かしながらトークも入れないと、見ている人も面白くないので、緊張します。

 枝が上方向へ伸びている国華聖者なので、完璧な曲げはできませんでしたが、会員さんのスキル向上に貢献できたと思います。


8月10日
 菊の状態を記録します。
 連日35度以上の猛暑となっておりますが、自動ミスト潅水装置のおかげで、生育停滞はしておらず、まずまずの成長となっています。

8月16日
 ついこの前までの猛暑も感じられなくなり、お盆も過ぎましたので、菊のスイッチが入ってくるころです。
 今年の開花は標準的なのかと思われます。

 さて、本日から追い込みを開始しました。
 1000倍の液肥を1日おきに与えていきます。
 

8月20日
 菊の状態を記録します。
 毎朝ごとに成長しているのがはっきりとわかるようになりました。
 肥料は十分聞いており、葉がふっくらと下向きになってきました。
 
 スプレー菊は、自前の挿し芽によるスタートダッシュが良かったので、うまく成長しております。

ダルマ(5月20日挿し)
 先行して5月20日に挿したダルマ鉢は、7月1日にスミセブン1mLを土壌潅水していたのですが、葉の間隔が広がってきましたので、2回目のスミセブンを1mL土壌潅水しました。

 スミセブンは約50日間有効のようですが、もう少しデータをとってみることにします。

 

スミセブンの効果切れ(50日程度)

福助

ダルマ(6月5日挿し)

切花(一文字)

スプレー菊

8月23日
 本日より、開花を早めるシェード処理を開始しました。

 夜にシェード袋をかぶせ、朝8時にはずすルーチンを、毎晩休みなく行い、9月上旬まで続けます。

 朝晩は涼しいので、今年も開花が早そうです。

9月3日
 菊の状態を記録します。
 今年もまあまあ猛暑でしたが、蕾の兆候が見えてきた鉢もあり、今年も開花が早そうです。
 シェードも順調ですが、蕾を確認するまでもう少し続けますが、あまりやはくなり過ぎないようにしなければならないのでいつやめるかを判断します。

ダルマ(5月挿し)

ダルマ(厚物 6月挿し)

ダルマ(管物)

福助

切花(一文字)
 
 これはダルマの国華金山ですが、芽先が玉のようになってきました。
 去年は9月7日、超早咲きだった2年前は9月6日ですからそれよりも早いのか。


次のページへ


もどる   トップページにもどる