大菊栽培(その11)                      もどる   トップページにもどる


10月1日
 菊の状態を記録します。
 
草丈(鉢底から) 9月17日の草丈 差異(備考)
 国華金越山(先)
 国華金越山(追)
 泉郷五色(先)
 富士の輝き(追)
 兼六香菊(追)
 泉郷富水(先)
 泉郷富水(追) 
 新玉光院(先)
 泉郷旅心(先)
 泉郷旅心(追)
103cm
91cm
103cm
処分
89cm
86cm
85cm
107cm
124cm
124cm
91cm
82cm
87cm
83cm
88cm
84cm
84cm
87cm
111cm
110cm
+12cm(ジベ処理)
+9cm
+16cm
生育不足のため処分
+1cm(ジベ処理)
+2m(ピンチ+ジベ処理)
+1cm(柳立替え)
+20cm
+13cm
+14cm

10月2日
 写真で記録しました。アブラムシ飛んでいたので、ニッソランXで消毒しておきました。
 ちなみに今日、第3子が誕生しました。大菊の栽培日誌に全く関係無い話題ではありません。このまえの名前の候補にあった『由季』は採用しませんでした。よって、国華由季の秋苗は購入しません。さあこれからますますプライベートが忙しくなります。
泉郷富水
2鉢とも着蕾から背丈が伸びていません。3本仕立ての審査規定によると最低105cm以上なので、花首を伸ばすためにジベレリンでも散布しようか?それともこのまま様子を見ようか?
新玉光院
 三枝が見事にそろっています。現在脇枝(4番)1本づつ残しています。
蕾が小さいのが気がかりです。
泉郷旅心
追込みも極力控えているのに下葉の丸まりは直りません。一度丸まったら元に戻りにくいみたいです。来年は丸めないように気を使ってみます。
泉郷五色
先行型管理で肥料は後半控えめだったのに、9月の下旬に急に受葉が肥大して一番大きくなりそうです。
1本仕立て切花も同様に受葉が大きくなっています。気候が良くなって蓄積されていた栄養分が消化されたのでしょうか。新蕾に負担を掛けないように脇蕾(4番)を残していますが、そろそろ切ろうかな。
国華金越山
 右側のジベレリン処理がちょうど良くなりました。先行管理だったのに、受葉が大きくなろうとしています。葉は垂れていなく明るい緑なので、このまま開花までうまく育って欲しいものです。
兼六香菊
ジベレリンの効果が切れてからは、また短幹に戻ってしまいました。
丈も前回から1cmしか伸びていません。どうしようか。
富士の輝き(?)
3本仕立ては、先細りの葉で開花が見込めなかったので残念ながら処分してしまいました。
でも涼しくなってからは葉が大きくなっています。
右から、岸の北極光、新玉光院、泉郷旅心
(上の支柱が60cmのライン)
右から、泉郷五色、国華金越山、兼六香菊
(上の支柱が60cmのライン)
右から、泉郷花便り2鉢、泉郷旅心、
泉郷富水、泉郷五色
泉郷富水
(支柱が40cmのライン)
右から、国華大社、泉郷旅心
(支柱が40cmのライン)
泉郷五色
(支柱が40cmのライン)
兼六香菊
(支柱が40cmのライン)
国華金越山
(支柱が40cmのライン)

10月3日
 3本仕立てで105cmに届かなさそうな泉郷富水に、迷ったのですがジベレレン100ppmを蕾に霧吹きで散布しました。ついでに不ぞろいな兼六香菊、国華金越山にも散布しました。実験しなければ結果は分かりませんしね。どうなるか楽しみ(不安)です。
 泉郷旅心の脇枝を1本切り落としました。

10月4日
 3本仕立ての国華金越山の花弁が見えてきた。11月1日の審査にちょうど良いくらいでしょうか。
 
 3本仕立ての株元のミズゴケをめくってみると、上根がチョロチョロ見えてきたので、ミズゴケを厚めに盛って、乾燥から保護しておきました。
 

10月5日
 3本仕立ての泉郷旅心の脇枝を1本づつ切除した。 これで1鉢は脇枝が3本残し、もう1鉢は1本残しとなった。なお切花用5号鉢の泉郷旅心は芯蕾より脇蕾の方が蕾が小さいけれどなんとなく良い感じがしたので、芯蕾を落として3番を立てました。
 3本仕立て        切花
 泉郷旅心(脇枝3本)  泉郷旅心(脇枝2本)
 泉郷旅心(脇枝1本)  泉郷花便り(脇枝4本)
 泉郷五色(脇枝1本)  泉郷富水(脇枝5本)
 新玉光院(脇枝1本)  泉郷五色(脇枝1本)
 泉郷富水(脇枝5本)
 泉郷富水(脇枝4本)

 菊花会から出品予定の調査葉書が届きました。
 全部出したいところけど、規定外の出品はしたくないものです。
 また、去年みたいに福助をたくさん出す(11鉢中5鉢が自分のだった)のも気が引けてしまうので、数量を抑えてみようか悩みます。 

10月8日
 2時間ほどかけて根元付近の脇芽を取り除いた。気が付かないうちに10cmも伸びている芽もあったが、その先端には、茶色いハダニのような素早い動きの肉眼で確認できる虫が動いているのを発見。
 コテツ2000倍(殺虫殺ダニ剤)とストロピー3000倍(殺菌剤)を散布した。花弁が見えているものもあるので、薄めにして散布しておいた。散布後は直ちにシャワーを浴びて、赤ちゃんに迷惑がかからないように気を使った。着ていた服もお風呂場で手洗いしているので万全である。
 出来ることなら薬剤散布をしないような環境を作りたいものです。

10月9日
 管物の脇枝を切除しました。
 新玉光院は破蕾したので、菊作り奥義の名人を参考にして芯蕾1つにしました。(本によれば破蕾前に1つにすると書いていました。)
 泉郷五色(太管)も迷いましたが、1つにしました。たぶん2鉢とも11月1日の審査日には間に合わないかもしれません。 

 3本仕立て        切花
 泉郷旅心(脇枝3本)  泉郷旅心(脇枝1本)
 泉郷旅心(脇枝1本)  泉郷花便り(脇枝2本)
 泉郷五色(なし)     泉郷富水(脇枝5本)
 新玉光院(なし)     泉郷五色(脇枝1本)
 泉郷富水(脇枝3本)
 泉郷富水(脇枝3本)

10月10日
 菊の状態を記録します。
草丈(鉢底から) 10月1日の草丈 差異(備考)
 国華金越山(先)
 国華金越山(追)
 泉郷五色(先)
 富士の輝き(追)
 兼六香菊(追)
 泉郷富水(先)
 泉郷富水(追) 
 新玉光院(先)
 泉郷旅心(先)
 泉郷旅心(追)
103cm
96cm
107cm
処分
96cm
93cm
93cm
114cm
129cm
129cm
103cm
91cm
103cm
処分
89cm
86cm
85cm
107cm
124cm
124cm
+0cm(ジベ処理)
+5cm
+4cm
生育不足のため処分
+7cm(ジベ処理)
+7m(ピンチ+ジベ処理)
+8cm(柳立替え)
+7cm
+5cm
+5cm
3本仕立 兼六香菊
蕾は良い感じだけど草丈が足りない。
3本仕立 国華金越山
もっスーっと花弁が伸びて欲しいのだが。
3本仕立 泉郷五色
審査日に間に合うか?
3本仕立 新玉光院
これも審査日に間に合うか?
3本仕立 泉郷旅心
5号鉢切花 泉郷花便り
切花の審査は11月4日
3本仕立 泉郷富水
 これも草丈が足りません。
ダルマ 国華金越山
いい感じなのですが、天だけ開花が遅い!
ダルマ 泉郷五色
去年と比べると、素直な感じがします。
ダルマ 岸の北極光
今年の菊の中で、一番期待できそうです。
福助 国華大社
ノーシェードでこの蕾です。さすが極早咲。
福助 国華金越山
去年より5日ほど遅いです。

 子供の幼稚園の通学路に菊花会会員の家があり、毎回送り迎えの時にこの菊をチェックしていたのだが、たまたま目が合って『こんにちは』と声を掛けられたので、菊の状態を見せてもらった。
 黄色い厚物が、私の育てている国華金越山と同じくらいの花弁の繰り出しだったので尋ねたところ、国華吉兆ということでした。シェードを何もしていないそうです。それでは競技花はどれかと尋ねて見せていただきましたがまだ破蕾していませんでした。この調子だと11月1日に間に合いそうもないと言っていました。
 おまけに芯蕾を害虫に食べられてしまって欠けていました。農薬散布はしていなくオルトランのみで防いでいるそうです。『君の調子は?』と聞かれたので、『ぼちぼちですかね?』と答えました。 

10月11日
 管物の泉郷富水と泉郷旅心の脇枝を切除しました。なお、泉郷旅心の蕾の甘皮が破れました。
 3本仕立て        切花
 泉郷旅心(脇枝2本)  泉郷旅心(脇枝1本)
 泉郷旅心(脇枝1本)  泉郷花便り(脇枝2本)
 泉郷五色(なし)     泉郷富水(脇枝4本)
 新玉光院(なし)     泉郷五色(脇枝1本)
 泉郷富水(脇枝2本)
 泉郷富水(脇枝2本)

10月12日
 近所のホームセンターで、ベタがけシート(透光率90%)と洗濯バサミを買ってきて、テラスの上面と側面につけました。
 ベタがけシートは2重にして光を和らげています。
 以前から気になっていたのですが、参考書に書かれている『ラブシート』は、このベタがけシート(不織布)ことなのでしょうか。
 
 国華金越山を出品する予定なのだが、草丈を計ったら103cmしかない。天の丈なので、地・人は101cmほどである。所属菊花会の審査基準を見ると、人の最低が105cm以上であった。
 丈を強引に伸ばしても1cm伸びるかどうか。出品する予定ですが、審査対象外だったら悔しいです。
 そういえば、蕾がでてからジベレリンをかけるのがいいと聞いたが、もう遅いだろうな。でも審査対象外よりは良いか?

10月13日
 昨日の夜に、菊の手入れをしようとベランダにでたのですが、雨よけテラスのあるところとないところでは、体感温度が違うのはっきりが分かりました。テラスにベタがけシートを掛けたことによって、保温効果があるようです。現在の両端は開放しているので、ここを締め切ると、さらに効果アップするでしょう。
 『咲かせ場』になりそうです。 
 新玉光院の花弁が見えてきました。ひょっとすると審査日に間に合うか? 今のうちに一文字に詰込む『綿』を用意しておかなくては。

 脇枝を2本残しの泉郷旅心の『人』の蕾が他に比べて小さいので、これだけ1本切除しました。
 3本仕立て        切花
 泉郷旅心(脇枝2本)  泉郷旅心(脇枝1本)
 泉郷旅心(脇枝1本)   泉郷花便り(脇枝2本)
 泉郷五色(なし)      泉郷富水(脇枝3本)
 新玉光院(なし)      泉郷五色(脇枝1本)
 泉郷富水(脇枝2本)
 泉郷富水(脇枝2本)

10月14日
 一文字用に、綿を丸めはじめました。去年は1花だけでたくさん使ったので、3本仕立てでは少なくても3倍は丸めなければなりません。
 フトン綿を探したのですが見つからなかったです。赤ちゃんのお尻拭きのコットン(オオメ綿)がたくさんあるのですが、菊の目的に使って欲しくないと言われてしまいましたので、薬局で脱脂綿を買ってきました。
 40分かけて丸めたのですが、まだ1花分もできていません。暇さえあれば綿を丸めます。会社の昼休みも丸めています。

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