大菊栽培(その12)                      もどる   トップページにもどる


10月15日
 菊の状態を記録します。
 
草丈(鉢底から) 10月15日の草丈 10月10日の草丈 差異(備考)
 国華金越山(先)
 国華金越山(追)
 泉郷五色(先)
 富士の輝き(追)
 兼六香菊(追)
 泉郷富水(先)
 泉郷富水(追) 
 新玉光院(先)
 泉郷旅心(先)
 泉郷旅心(追)
104cm
96cm
110cm
処分
96cm
97cm
95cm
121cm
131cm
131cm
103cm
96cm
107cm
処分
96cm
93cm
93cm
114cm
129cm
129cm
+1cm(ジベ処理)
+0cm
+3cm
生育不足のため処分
+0cm(ジベ処理)
+4cm(ピンチ+ジベ処理)
+2cm(柳立替え)
+7cm
+2cm
+2cm
3本仕立て 兼六香菊
花弁がとても素直です。でも草丈が足りないので切花で出品しようか検討中。
3本仕立て 国華金越山
先行管理だったので、肥料が残っているようには見えなかったのですがとても暴れています。
3本仕立て 泉郷五色
花弁の色が見えてきました。
3本仕立て泉郷富水
 これも草丈が足りないので、家で鑑賞します。
3本仕立て 新玉光院
花弁が出てきました。審査に間に合いそうか。
3本仕立て 泉郷旅心
花弁が展開していました。
切花1本仕立て 富士の輝き
11月4日審査に間に合って欲しいものです。
福助 国華金越山
なぜ多肥料に育てた福助の花弁が素直なの?
福助 国華大社
こいつも花弁が素直です。
福助 兼六香菊
チョッと小さめ。花肥を考えようか?
ダルマ 岸の北極光
ダルマの審査は11月4日です。いい感じか?
栽培場全体
 花弁がでてくるこの時期になると、なんか寂しくなってくる。一生懸命に手をかけた菊栽培のゴールが見えてきてしまってからなのでしょうか。 満開そして審査もワクワクするのだが、5月から今までの菊づくりの過程というものも、とても楽しいです。花が咲いてしまうと、花に注目してしまって客観的評価というものが決まってしまうが、この花を咲かせる間にどれだけ情熱を注いだかというのは、知っている人でないと想像できないと思います。審査はどうであれ今後ともこの過程を大切にしていきたいです。(でも、出品するからには上位を狙っていきたいのが本音ですけどね。)

10月16日
 台風が来そうである。今年は、8月25日以来ですっかり忘れていた。途中までやっていた台風対策を行いました。
 台風20号はひょっとすると上陸するかも知れませんし。

10月17日
 朝から雨。でも雨よけテラスのおかげで、出勤前に輪台を取り付けました。
 実は去年の例もあって、大きめの輪台5寸(15cm)の輪台をつけたのですが、つけた後になんか不安になって、急きょ4.5寸(13.5cm)を買いなおして取り付けました。
 このくらいがよさそうです。
 ちなみに写真は3本仕立ての国華金越山で、右が先行管理、左が追込み管理です。
 追込み管理の方は、草丈が明らかに足りないので出品しませんが、花は暴れてはいませんし大きく咲きそうです。
 なんで、先行管理の花が暴れていて、追込み管理の花が整然としているのだろう?
 3本仕立て、国華金越山(先行管理)のアップです。
 花弁が暴れているのが分かります。それに中心部分のふっくら感がないように感じます。勢いが今ひとつのようです。むしろ、福助の方がキレイにそして巨大に咲きそうです。
 原因はなんでしょう。ひょっとして培養土に入れてあった粘土でしょうか?
  
 福助の国華金越山です。輪台は4.5寸(13.5cm)です。 3本仕立てより遅く追込んでいるのに花弁がキレイに伸びています。
 この調子だと、5寸の輪台でもよかったでしょうか。去年の日比谷公園での福助は、ほとんどの鉢の輪台が見えていました。
 
 3本仕立ての兼六香菊も草丈が足りないので、出品できません。
 すごくキレイに花弁が出ているのにもったいないです。
 なお、兼六香菊には、花肥としてアミノPK1500倍を与えました。

10月18日
 以前に買っておいたフラワーベット(花を傷めない布)を、開花の早いものに取り付けました。
 3本仕立ての鉢で、105cmを超えていないものを出品しない予定ですが、確か去年の菊花展で背丈の低い鉢が出品されていて入賞していたような気がします。うーんどうしようか。 

 泉郷富水、泉郷花便りの脇蕾を1つ落としました。
 
 3本仕立て         切花
  泉郷旅心(脇枝2本)   泉郷旅心(脇枝1本)
  泉郷旅心(脇枝1本)   泉郷花便り(脇枝1本)
  泉郷五色(なし)      泉郷富水(脇枝2本)
  新玉光院(なし)      泉郷五色(脇枝1本)
  泉郷富水(脇枝1本)
  泉郷富水(脇枝1本)

10月20日
 菊の開花の状態を記録します。
三本仕立て 国華金越山
三本仕立て 兼六香菊
三本仕立て 泉郷五色
三本仕立て 泉郷富水
三本仕立て 泉郷旅心
三本仕立て 新玉光院
一本仕立て 富士の輝き
ダルマ 岸の北極光
福助 岸の北極光
福助 国華大社
 朝の出勤前に、出品予定の鉢にラフィアで結び直しておきました。6日ぶりに朝から快晴です。気温も上がるそうなので、この1日で開花が進むでしょう。
  
 薬剤散布をしているのに、花の中に2〜3匹のハダニを発見しました。頻繁にやっていたつもりなのにガッカリです。 

10月22日
 文化センターの菊花展の屋根の設営に出かけました。この文化センターは、区の管理から民間委託に変わるらしいので、今後の補助金は出せないので来年の運営等は、自腹で行って欲しいと役人から言われたそうです。
 また悪い知らせがありました。以前、私の菊苗をあげて、その見返りにダルマ・福助の搬入をお願いした会員が、体の調子が悪く出品できなく、さらに車の運転も出来ないそうです。残念ですが、ダルマ福助を自己搬入するしかなさそうです。

10月23日
 文化センターと神社への搬入作業が始まりました。
 
 文化センター
  泉郷旅心、泉郷富水、泉郷五色

 神社
  国華金越山、泉郷旅心、新玉光院

 
 出品前に、花弁より下にコロマイト(殺ダニ剤)を散布して、ダニの予防を行いました。
 新玉光院の花弁の枚数が分かってきましたので、15枚に合わせて、小さくていらない弁は今のうちに抜いておきました。
 泉郷富水は草丈が足りなく審査対象外だけど、予定鉢数に入れてあったので出す事にしました。
出品前の花の状態です。
新玉光院
泉郷旅心
国華金越山
泉郷五色
泉郷富水
 菊花会の経費で、トラックを借りて運びました。
 菊花会の役員とトラックの助手席に乗って道案内と積込の手伝いをすることになりました。
 トラックはかなり揺れがあり、一部の花は傷ついていました。フラワーベットをつけている会員は、私ともう一人だけでした。また、揺れ止めの支柱を補強している人は誰もいませんでした。
 大輪の花があったのだけど、隣りの花とぶつかっているのもありました。かわいそうです。

 自分の家を回ったときに、トラックに余裕があったので、ダルマの泉郷旅心、泉郷五色、岸の北極光を積み込んでしまいました。
 昼になってまだまだ作業が続いたのですが、この日は子供のピアノの発表会なので、途中で抜け出しました。

10月24日
 昼休みに会社を抜け出して、菊を確認しました。
 丸が私の国華金越山です。名札はもちろん『国華金越山』のままです。花色は他と比べると、微妙に黄色が濃いような感じがします。
 
 この中で自分の菊は、ズバ抜けてよい出来とはいえません。なお、ライバル常連の会員2名は後日出品だそうです。
 裾弁が長く伸びているのですが、2段目以降の弁が横を向いてしまって見栄えが悪いです。
 輪台を下げすぎなのか、輪台が大きすぎなのか、それとも、こんな感じでよくて満開時に弁を直せば良いのか、よく分かりません。
 なんかかっこ悪いです。満開になったらどうなるのだろう。だれか輪台の下ろし方のアドバイスを教えて!
 上から見ると、台風みたいに渦をまいており、花弁が横を向きかけています。
 新玉光院のようすです。
 厚物花壇の中に分類されたようです。
 この花壇は、北側の日陰なので審査日には間に合わないでしょう。
 一日中日陰っていうのは、非常につらいです。しかしこんな展示場所なのに誰も文句を言っていません。ダルマ福助花壇はまだ出品していなく場所が空いていて日が良く当たっているのに、私だけ別の位置に変えて欲しいです。でもそれも公平差にかけるのだろう。
 逆に、文化センターの展示場は、一日中日が当たっているので、ラブシートで覆って欲しいくらいです。
 
 管物はこれしかありません。赤い花は『清見の由来』だそうです。もう八分咲きといったところでしょうか。
 白は、『精光の朝』この2種がほとんどです。
 私の『泉郷旅心』の開花具合は、去年と同じなので、残念ですが審査には間に合わないでしょう。

10月25日
 菊の開花の状態を記録します。
三本仕立て 国華金越山
(菊花展会場)
三本仕立て 国華金越山
(自宅)
三本仕立て 新玉光院
(菊花展会場)
三本仕立て 国華金越山
(菊花展会場)
一本仕立て 富士の輝き
(自宅)
三本仕立て 兼六香菊
(自宅)
福助 国華大社、兼六香菊
(自宅)
一本仕立て 泉郷富水
(自宅)
ダルマ 国華金越山
(自宅)
ダルマ 新玉光院
(自宅)
福助 国華金越山
(自宅)

一本仕立て 泉郷花便り、泉郷花便り、
泉郷旅心、泉郷五色
(自宅)
 今日も昼休みに会社を抜け出して菊を確認しに行った。 会場内で泉郷旅心の脇芽を全て切り落としました。 
 国華金越山の展示状態をチェックしていたところ、当番の会員がやってきて、『あんたの競技花は、国華金山と少し違っているらしいと役員たちが言っていたよ。』って教えてくれた。葉の色と形がチョット違うらしいとのことだった。
 詳しく聞くと、国華金山は葉の切れ込みが深く、濃い緑色に葉脈が白く浮き出てガッチリした感じに比べ、私の金越山の葉はそれが少なく柔らかな感じがするということ、木作りが少ないのに花が大きいのことが違う理由だそうです。
 最終的には外部派遣の審査委員長がどう判断するかだそうです。競技花として認められなかった場合は、一般花の審査に入ってもらうとのこと。
 5月の時点では、国華金山と金越山は同種としてよいと確認したのに、今になってクレイムがついてしまいました。
 どちらにせよ名称は『国華金越山』を変えるつもりはありませんし、移動してもそれはそれでかまいません。 逆に審査委員長は、違いを判別できるかが楽しみです。  

 開花の遅いものは、夜だけ衣装ケースをかぶせて保温しています。名づけて『プチ咲かせ場』

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