大菊栽培(その15)                      もどる   トップページにもどる



11月16日
 この日は、神社の表彰式でした。切花で観光協会会長賞の特別賞をもらっているので、壇上でカップをもらいました。
 会費2000円は出費しましたが、ご祝儀については知らないふりをして今回は払いませんでした。
 さて、祝賀会なのですが、料理は去年よりランクが落ちていました。『刺身の盛り合わせがない!』と会員たちが文句を言っていました。
 しかしコンパニオンについてはしっかりとついていました。しかもみんな美人です。料理かコンパニオンかどっちを選択するかといったら、やはりコンパニオンでしょうね。赤星さん、植える花夢さん、うらやましいでしょう?
 さて、料理には握り寿司がでていたので、いつものようにコンパニオンに他テーブルから持って来るように頼み、4人前ほどをおなかいっぱい頂きました。ビールも飲み放題でコンパニオンがお酌してくれましたので、2000円の会費のもとを十分にとりました。
 会員と菊の審査の状況について、教えてもらったのですが、『審査委員長は、花の色や品種で好き嫌いがあるので委員長の好むような花色を選ぶのがコツだよ。例えば管物なら『聖光の朝』とかが大好きだよ。泉郷五色みたいな錦色は嫌いだよ。』(おいおい!)
 宴会が終わったころ、会長と役員さんが私をカラオケに誘ってくれました。去年に比べると親睦が深まったように感じられますが、カラオケの操作をやってほしいのだと思われましたので、丁重にお断りしておきました。
 さて、神社の玄関を出るところで、この神社の宮司さんに声をかけられました。
 『一文字の菊は良かったよ。後紋章みたいで気に入ったよ。若い君に頑張ってもらいたいので、これからも菊花展を盛り上げてください。』 うれしいですね。(でもそう思っているなら宮司賞をちょうだい!)

 お土産は、去年と同じく人形焼と石鹸セットでした。演歌歌手のCDはありませんでした。 

11月21日
 日比谷でゲットした『富士の新雪』の秋苗ですが、花色を確認したところ、クリーム色をしています。『富士の輝き』にそっくりなのでとても心配ですが、この時期の花色は白色でも黄色ぽくなるようなので、たぶん大丈夫でしょう。
 でもラベルでしか判断できませんので、100%信用できません。
 花色を確認したので花を切っておきました。
 

11月23日
 神社の菊花展も終わり、撤去作業をおこないました。
 自分の苗を確認すると、泉郷富水の福助鉢がない事に気づきました。おそらく会員の誰かが苗取りのために持っていったのでしょう。(まあいいけど)
 さて、各会員へ菊をトラックで運びましたが、みんな屋上で栽培テラスを作っていました。菊資材の積降し用のウインチまで完備している会員宅もありました。みなさん苦労して栽培しているのですね。
 運搬作業も終わり会場で打上げ会となりましたが、来年の競技花の件やその他諸々でもめていました。
 なんか人間関係がギクシャクしています。
 話を切り替えるために、展示場のレイアウトについて自分なりの意見を言ったところ、『その話なら今度の総会で話すべきで、今話すことではない。』と怒られてしまいました。
 すると別の会員が、『彼にかまわなで話を続けろ』と別の会員からまた怒られてしまい、その場にいるのが辛くなってしまいました。
 もっと仲良く菊談義をしましょうよ!

 打上げの席では、ご祝儀の話も出ていましたが、ここは聞こえないふりをしていました。やはり特別賞を受賞したらご祝儀を払うような感じの内容でした。
 この悪しき慣例を無くすように頑張るぞ!

12月3日
 菊の整理をしました。冬至芽が出ていないものがほとんどです。国華金越山は全ての鉢で冬至芽が出ていません。岸の北極光も出ていません。
 良い花が咲いた鉢はなかなかでないみたいです。
 とりあえず根鉢を崩して、あたらしい用土で植え替えてこのまま越冬させようと思います。
 冬至芽が発生した新玉光院、兼六香菊、泉郷富水、泉郷五色は、親から切り離して5号鉢に植替えました。
 

12月4日
 文化センターの表彰式に出席しました。受付で会費を聞くと、無料ということでした。しかし寄付を受け付けますということで、テーブルの目の前に出席者のリストと寄付金の一覧がおいてありました。
 さすがに払わないわけにはいかなくなり、リストの中で一番最低額の5000円を払いました。
 さて、忘年会のつもりで参加したのですが、16人しか会場にはいませんでした。そしてコンパニオンもいませんでした。
 席に座って、表彰式の式次第を見ていると、なんと切花で国華金越山が首席を取っているではないか!ぜんぜん知りませんでした。会場撤去の時には1等1席と書いてあったので首席だとは知りませんでした。
 トロフィーと賞状をもらいましたが、別のテーブル上にトロフィーの請求書が無造作に置かれていましたので、こっそりと内容を見ました。
 私のトロフィーは4120円でした。(トロフィーはいらないから現金をちょうだい!)
 さて、会員と歓談していると、『君は大鉢を何鉢作っているのかね?』と質問されたので、8鉢と答えたところ、『本当なのか!あんなに立派な菊なので100鉢くらい作っていると思ったよ。』って言われてしまいました。 少ないけど1鉢ごとに心を込めて作っていますからと答えておきました。
 家に帰ると子供たちがトロフィーを箱から出して、遊びはじめました。こんな邪魔なものはもういらないと妻に言うと、『じゃあ、賞を辞退すればいいんじゃないの?そんな勇気もないでしょう?』って冷たく言われてしまいました。(ごもっともです)  

12月10日
 国華園から注文した『玉光院』、『国華吉兆』の秋苗が届きました。
 ダンボールの中には全部で4ポット入っていました。『国華礼節』と『ドーム菊』、どうやらサービス品らしいです。『国華礼節』を調べると、白厚走り、中幹、中咲でした。でも栽培品種をこれ以上増やしたくないので、知人にあげることにします。
 サービス品で送られてきても、捨てるにはもったいないし対応にちょっと困ります。
 とりあえず玉光院と国華吉兆は5号鉢に植えておきました。玉光院の葉の裏には、アブラムシらしき害虫が10匹ほどくっついていました。(アブラムシもサービス品か?)

12月27日
 このHPのデーターが30MBを超えてしまった。特に半年で10MBも増加している。原因は、この大菊栽培の豊富な記録写真です。
 今のプロバイダはCATVニフティーで、HPの容量は20MBまで無料なのですが、8月に10MB(月額400円)増やしました。しかしそれも限界で、さらに10MB増やすと月額800円となって多額のお金がかかってしまう。 
 そのような訳で、ヤフージオシティーに移動しました。だって50Mbまで無料だし、月額500円で300MBとなる。(それに掲示板も無料だし。)
 しばらくは、両方のHPを更新しますが、ニフティーのHPは画像をなくして、ページだけ表示にします。(検索のリンクを残すためページを消しません。菊の検索ではかなり上位に入っているので)
 ヤフーは、バンバン写真を載せて栽培日記を記録していきます。
 

12月28日
 ウチダケミカルに、培養土セット(土の素3袋+乾燥腐葉土)、ゼオライト、セラミック福助鉢をFAX注文しました。

 今年の反省点

・ウチダケミカルの培養土と液肥に変えてから、なんとなく良くなったと思います。今年の成長は、優しくて小ぶりな葉でしたが、葉の中に秘めたパワーがあるような気がしました。
・草丈が伸びない!真夏は炎天下で遮光なしで育てていたので、草丈の成長が抑えられたのかも。
・先行型、追込み型をためしてみたが、たいした違いはなかったように思われる。培養土が肥えていたのかもしれない。
・念願であった盆姿の一文字を菊花展に出品した。審査結果では入選だったが、お客さんの人気が高く、菊花展の主役となった。
・ダルマの『岸の北極光』が、ワールドグランプリをもらった。地元菊花展では、ぎりぎり入選だったのに?
・ダルマ・福助が薬害を受けてしまった。
・輪台を大きくしたつもりだが、厚物の裾弁を支えきれなかった。
・終盤はダニ退治に苦労した。たくさんの薬でローテーションさせたのに・・・。

 以上を踏まえて来年の抱負
 ・ウチダケミカル主体で育てる。
 ・草丈が少しでも長くなるように、来年は挿し芽を早くする。
 ・一文字を審査日にあわせて、今年以上に見る人を感動させる。
 ・品種を限定、鉢数も少なくして、1鉢1鉢に心を込めて育てる。
 ・ダルマは、国華金越山、岸の北極光の2品種に限定する。福助はたくさん作って近所に配る。
 ・追込み型に決めて前半は、液肥無しで育ててみる。
 ・薬害はなくす。新芽の展開時や、植替え直後の散布は控える。
 ・やたらと数多く菊花展に出品するのをやめて、少ない鉢数で勝負する。特に福助。
 ・今年と同じくらい、頻繁に日記をつける。
 

12月31日
 大晦日の夜7時に宅急便が届いた。なんとウチダケミカルからだった。年明けかと思っていたのに。
 紅白歌合戦を酒を飲みながら見ていたのだが、まさかこんな時間に届くなんて思ってもいなかった。
 ゼオライト、腐葉土、土の素、セラミック福助鉢すべて届いて、料金は送料込み20,473円でした。
 
 来年もがんばるぞ。

日記は次年度に続きます。

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