大菊栽培(その1)                      もどる   トップページにもどる


1月10日

 新年を迎えて今年度も菊作りにがんばります。
 さて花後にお礼肥を与えておいたのですが、冬至芽が出てきたのは、『岸の北極光』だけ。
 他の鉢には生えていない。心配なので少しづつ掘っていくと、『国華金越山』のみに冬至芽らしきものを発見。春に苗が取れるのか心配なのですが、水を少しやってからさないようにしました。
 秋苗は、株元から冬至芽らしきものが出てきているので安心です。
 
 しかし、『富士の輝き』の葉の裏をめくると、アブラムシがたくさん年を越して、新年を迎えているのを発見。生命力が強いです。
 しかし忙しくて、薬剤を散布する時間がなかったので、冬至芽も出ていることだし、地際から茎ごと切り取ってしまいました。
 来週早々に硫黄石灰混合液100倍を散布することにします。

1月15日
 国華園からカタログが届く。
 去年は1000円だった吉兆や金山が500円になっていた。秋苗で手に入れた泉郷花便りは去年2100円だったのに、これも500円になっていた。泉郷五色と泉郷旅心は2100円で、値崩れはしていない。農水省登録かどうかで値段が変わるみたいです。
 去年欲しかった『国華二色』も人気がなかったみたいで5000円から1500円に値が落ちています。
 と言うことは今後登録品や登録中の品種のほうが価値があるのでしょうね。新花にしても登録中のものは、生産者としても良い花であると確信しているのだろう。
 まだまだ新花に手を出すレベルではないので購入なんてしないが、『泉郷白情熱』はちょっと気になる。所属菊花会は管物の出品で泉郷情熱が6割を占めているほど人気がある。(というか管物の出品数が少ない)
 これを出品して会員の注目を浴びるというのもおもしろそうである。でも1苗5000円を出費するというのも悩むところである。
 『去年のご祝儀5000円を払わなければ買えたのに!』と考えてしまうことが、まだまだ初心者なのでしょう。

1月18日
 夏の間ホームセンターでずーっと探していたが見つからなく、寒くなってからやっと購入できました。
 電気カーペットと床の間に敷く銀のアルミマットです。
 今年の夏はこれを菊鉢に巻いて鉢カバーとして熱対策に使ってみます。 
 畳3帖で900円、夏には細かく裁断しますが、今から買って床面に敷いておけば長い期間使えて一石二鳥です。
 
 

1月20日
 越冬中の親苗ですが、泉郷五色、泉郷旅心、玉光院、国華横綱の冬至芽は出てくる様子がなく、非常に心配です。 株元を掘ってみたのですが発見できませんでした。ただ、根は白いので枯れていることはないとおもいますが、春に芽が出てくるのでしょうか。状況によっては春苗を買わなければいけないでしょうか。 国華金越山は、株元近くですが芽が地表に出てきていますので安心です。

1月22日
 冬至芽で地上に出ているものを地際で全て切り取りました。
 去年は、1月10日に行っていました。日記をつけると管理が楽ですね。そういえば去年は17日に所属菊花会の新年会葉書が届いていたのに今年はまだです。
 
 菊鉢に硫黄石灰混合液80倍を霧吹きで散布しました。
 
 

1月23日
 今年の菊作りには絶対に準備したいこと。 それは雨の当たらない栽培場所です。
 3階のベランダに温室ハウスを作ることは無理だけど、雨をよけるテラスを作ることなら何とかできます。 さっそくホームセンターに行き、3階ベランダの雨よけテラスの見積もり依頼をしました。
 一般的なテラスの屋根は濃いスモークの入ったポリカーボネートなのだけど、植物を栽培するのだから透明でなければいけない。規格にないものは特注になり、大幅な割引料金が適用されないのでほぼカタログ価格の値段がかかってしまうそうなのだけど、こればっかりは金に糸目はつけられないので見積もりを頼みました。後日業者がベランダを調査してくれるそうです。
 

1月28日
 業者がテラスの見積もりに来ました。しかし設置場所が3階だと耐風仕様として出幅が1.2mまでのテラスしか設置できないとのこと。またそれだと支柱の位置が合わないので設置できないとのこと。
 出幅の広いテラスを3階につける事は違法ではないのだが、製造元で推奨している安全基準を満たさなければ万が一はずれたりしたら設置した業者の責任になってしまうし、特にホームセンターの信頼を背負っているのでいい加減な施工することはできないですって。 ガッカリです。
 周りを防風ネットで覆うので風の問題はないのですがしょうがないです。
 自分で木製のパーゴラを設置して波板を張ろうか迷います。
 ちなみにDIYである程度の工具がそろっていれば、簡単に設置することができるそうです。材料だけなら購入することができるかもしれないそうですが、自己の責任において施工するのが前提となります。 
 それとも今年もビニールシートでがんばろうか?

1月30日
 所属する菊花会から新年会の案内が届いた。去年は総会と新年会を兼ねていたのに、今年は新年会だけですって。ということは競技花の発表はないってことか。
 ただの飲み会なのですが、とりあえず出席で返事をしておきました。
 去年の新年会は話し相手がいなく、一人で2時間30分も座って手酌酒で飲んで、聞きたくもないカラオケを聴かされたので、会場にいるのが非常に辛かったのですが、今年はなんとか楽しめそうです。でも5000円はチョット高いけど。

2月5日
 菊花会の役員から電話があった。今年の競技花『国華金山』の苗が不足しているので、提供してほしいというものだった。
 去年は金山がたくさん出品していたのに、冬至芽が出ていないそうです。
 私の金山もいまだ冬至芽が発生していません。いちおう断ったのですが金山の冬至芽がでたら10苗提供してくださいとのこと。
 金越山はあるのですが、易々と提供したくはありません。それにしても新人の私が苗を作ってよいものかどうか。

2月6日
 菊花会の新年会がありました。
 去年と違って名前も知ってもらっているので、まずまず楽しめました。
 お話のなかで泉郷五色が欲しいとみんな言ってきましたが、冬至芽が出てないので無理でしすと丁重に断りました。
 いろいろと会員さんとお話をしました。
 『この菊花会の表彰トロフィーが貧弱すぎる。もっとトロフィーにお金をかけないと、がんばる意欲がないだろ。』って私に言われても困ります。置き場所がないので、私は要らないのですが。
 『去年はよい花をさかせたね。今年もうまくいけばすごいね。』まぐれと言う事を言いたかったみたいです。
 『これだけの花を咲かせることができるのなら、今年は会場の当番を頼むよ。』

 中には真面目な話もありました。
 『審査前に丁寧に花直しをしていたのはあなただけです。去年はお客さんからこの菊花会は花直しをしないのでもったいないと注意を受けた。今年は私も花直しをやりたいので教えてくれ』これを聞いてうれしくなりました。

 でもうれしいのもここまで。みんなカラオケをしたいということになったのですが通信カラオけの操作方法がわからないので、若い私がカラオケ操作担当となってしまいました。2時間もですよ。 歌いたい歌が載っていないからと言って私に『なぜこの歌が載っていないのか!』って文句をいわないでくれ。
 一生懸命カラオケの操作をして『君も一曲歌いなよ』と言われたので、60才代も知っている歌を考えて『熱き心に(小林旭)』か『みちのく一人旅(山本譲司)』どちらか迷いましたが、みちのく一人旅を熱唱したのだけれど、歌詞の二番目からマイク2で割り込まれてしまい、結局サビを歌われてしまった。非常にガッカリです。 

2月11日
 冬至芽のでていない玉光院の鉢をほじくってみた。根は白いが新芽らしきものはまったく出ていない。春になっても芽の発生は期待できないだろう。とりあえずは、また埋めておきましたが、『新玉光院』でも注文しようかな。
 さて、もうそろそろ土作りを始めようと思う。今年はウチダケミカルのバイオゲンとバットグアノを使って赤玉土の麹処理をしようと思ったのだが、ウチダケミカルのパンフレットを読んでいるうちに、『土の素』が欲しくなった。失敗したくないので今年は無難に『土の素』を使って様子をみてみよう。腐葉土と土の素2袋のセットを連休明けに注文することにする。

2月14日
 ウチダケミカルに電話で注文する。 私の電話番号を答えるだけで住所が登録されている。お得意様になった気分だった。さっそく培養土つくりセットを注文した。3日で家に届くので今週末に赤玉土の麹処理ができそうだ。

2月15日
 今年はやはり『一文字』で勝負したい!と言うことで国華園から『新玉光院』500円を注文しました。
 玉光院か新玉光院かで迷いましたが、新しい品種に挑戦するということできめました。でもこれって玉光院の芽変わりなのでしょうか?玉光院よりも花期が早いと書いています。
 さて、1苗だけでは送料600円がもったいないので、もう1品種を考えました。
 福助用の『国華大社』を考えたのですが、ここは菊作りの原点を知るということで超古花の『兼六香菊』に決めました。やはりこれを育てなければ菊作りのウンチクを語れないでしょう。多分・・・
 ただしせっかく挑戦するのだから、苗にはお金をかけようということで、ウイルスフリーのメリクロン苗を注文しました。アブラムシには気をつけなければ。 さっそく注文しました。
 

2月16日
 ウチダケミカルから注文した『培養土つくりセット』が届いた。
 上が腐葉土、下が『土の素』です。
 でかい!特に腐葉土なんかは、1年で使いきれないと思う。
 
 これがうわさの『改良土の素』。
 今週末が楽しみです。

2月20日
 冬至芽が伸びてきたので、国華園の菊乾燥肥料を与えておきました。

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