大菊栽培(その6)                      もどる   トップページにもどる


6月20日
 苗に、乾燥肥料を与えました。

6月21日 
 ダルマ用の挿し芽も10日目を迎えましたが、朝からガンガン日に当てています。まだ水を与えていませんが、まだまだ大丈夫そうです。
 日中は直射を避けていますが、しおれません。予定通り2週間で鉢あげできそうです。

6月22日
 国華園で注文していた、シェード袋とフラワーベット、セパレーターが届いた。
 去年のシェードは、ダンボール箱だったので、絶対に購入しようと決めていました。
 シェード袋 6袋
 フラワーベット12枚
 ポットセパレータ 6個
 フラワーベットとポットセパレータは、別に必要なかったのだけど、同じ送料だったので注文しました。

6月23日
 ダルマ挿し芽に、500倍のアミノPKを葉面散布して、発根を促しました。
 ついでに、5号鉢にも葉面散布をしておきました。
 
 現在の国華金越山の様子
 脇芽が5cmほど伸びています。ちなみに左の苗が、以前3芽の大きさが合わなくて、葉を切り落としたものですが、今はほぼ合っています。
 成功したようです。

6月25日
 ダルマの鉢上げを行ないました。
 冷蔵処理した『岸の北極光』は、根がブラシ状に30本くらい出ていました。
 カッターで傷をつけた効果はあった様な気がします。
 すごい勢いがいいです。これは期待できます。
冷蔵『メリクロン兼六香菊』もブラシ状にたくさん出ていました。
 これも期待できそうです。と思っていたら、何と芽先が柳芽でした。がっかり。
 せっかく旺盛な苗だと思っていたのですが、ガッカリです。でも脇芽が既に3つほどでていますから、摘芯したものと考えて育ててみます。
 でも確か、柳芽はまた柳芽になり良い花が咲かない可能性が高いと本で読んだような。
 新玉光院もいい感じです。
 カッターが効いたのか、20本くらい根が出ています。
 『泉郷五色』も15本くらい、ブラシ状にでています。
 さて期待していた『国華金越山』なのですが、根があまり出ていません。管物よりも発根が悪いです。 一応ブラシ状に出そうな根は見えるのですが、勢いがたりないみたいです。
 でも大切に鉢上げをしておきました。
 鉢上げは、スピンアウト3.5号ポットです。
 キング1000倍でタップリ潅水してから、3日間は日陰で管理することにします。

 なお、三本仕立ての苗には、アミノPK1000倍を与えておきました。
 そして、苗の一部にハダニが発生しているのを発見しましたので、コテツ2000倍とマネージ1000倍を散布しておきました。

6月26日
 毎週子供と遊びにいく公園の通り道には、菊花会会員の家があり、この家の玄関にある菊を見るのが毎週の楽しみである。
 15鉢ほどある菊の5鉢は、なんと既に9号鉢に移植してあって、三枝も立ち上がり5cm程になっているではないか。
 近くで見たいのだけど栽培棚が道路から7〜8m離れていて、なおかつ歩きながら横目でチラリとしか見ることしかできないので、品種まで特定はできない。気になる。

 私の菊の状態は3枝が8cmくらいなので、来週末が3枝の誘引でしょう。去年の日記を見てみると成長がほぼ同じなので、安心しました。
 
 

6月29日
 3本仕立ての苗のうち『富士の輝き』の3苗だけ下葉が枯れている。
 この品種だけ弱いのか?他の苗は大丈夫です。
 この時期に下葉を落とすと、ガッカリした気持ちになります。

6月30日
 ダルマ苗の芽が動いてきたので、摘芯をはじめました。摘芯をしたものからビーナイン600倍を散布しました。

7月1日
 肥培方法には、先行型と追込み型の2種類があることは前から知っていたのであるが、去年は前半も液肥をやって更に後半も追込んでしまったので、どっちつかずの肥培方法となってしまった。
 また、参考書に書いてあった『追込み型は前半の液肥をやりたいのを我慢するストレスに耐えられなければならない』に我慢できなかったと思われるので反省しています。
 それでは今年は、明確な生育方法を確立するため、完璧に先行型と追込み型に分けて育てることにした。
 一方の苗は液肥を与えなくても、もう一方の苗に液肥を与えているとストレスも解消されるしね。
 名札を赤くしたのが先行型、白は追込み型です。
 先行型には、週2回のペースで液肥を与え、追込み型は、乾燥肥料だけで前半育てます。
 さっそく赤札には、育成アミノ1000倍を与えましたが、白札には水だけを与えました。
 今はほとんど変化はないですが、8月になるとはっきり分かるでしょう。
 1鉢しかない兼六香菊は追込み型、玉光院は先行型で育てることにしました。 もちろん厚物、管物で肥培の程度は変える予定です。

 今週末から、三枝の誘引作業です。
 今話題のひねり方法(正式な名は小谷方式?)を実は私も去年から採用していますが、とても誘引が楽です。ほぼ100%の確率で成功します。
 さらにキレイな形で茎を固めるため、包帯巻きをする予定です。せっかく買った包帯がもったいないでしょ。

国華金越山

泉郷旅心

泉郷五色

泉郷富水

富士の輝き

兼六香菊、玉光院

7月2日
 全ての三本仕立ての苗の葉の色が、ライムグリーンのように鮮やかな色となっている。
 しかし国華金越山の1苗だけ、葉はライムグリーンだが、葉脈が緑色の管のように浮き出てきている。
 確か参考書によれば、これは植替え時の過湿などによる根傷みの兆候だそうです。
 水は控えめにし定植後1週間は株元に水をあたえていたつもりなのですが残念です。 
 今の栽培棚は雨で水溜りとなって、潅水をしていなくても鉢の底面から水を吸ってしまって、これが原因なのかもしれない。ということで、栽培棚に波板を張りました。これなら水が溜まっても鉢の底面には接しないので管理ができます。
 また、ひょっとすると定植用土中に未発酵ガスがあり、それが根を苦しめているのかもしれないので、7月定植の全ての用土を土のう袋から出し、切り返してガス抜きをして、また保管しておきました。

7月3日
 三本仕立て、ダルマ苗に乾燥肥料を与えました。そして表面にミズゴケを薄く敷いておきました。
 苗の一部にハダニを発見しましたので、コロマイト1000倍とサプロール1000倍にキング500倍を混ぜ、散布しました。
 

7月5日
 三本仕立て苗のうち、『泉郷旅心』の3枝が20cmになったので、誘引をしました。
 枝元にひねりを入れてやわらかくした後、アルミ線2.6mmに粘着包帯を巻いて、誘引しました。
 3枝は水平に誘引しました。立上がりも90度で曲げました。
 参考書などでみる名人達の誘引角度は、結構適当なのには驚きです。場合によっては45度で誘引している苗もあります。
 水平まで誘引するのはカッコいいが、リスクも大きい。適当な角度で誘引してもいいのだが、やり始めると水平にしたいという欲求にかられる。
 その結果、泉郷五色を1苗だめにしてしまった。
 審査対象としては、あまり気にしないのだろうか。
  

7月6日
 福助用の兼六香菊と国華金越山を冷蔵しました。
 
 福助苗の挿し芽をそろそろ考えているのだが7月24日から30日まで旅行で家を空けてしまう。福助苗を23日に鉢上げするとして、その後6日間管理ができない。家には義母がいるので何とかなるでしょうが、不安です。
 

7月7日
 朝早く起きて、誘引作業をしようと思ったのだが、適期の苗がない。4日前から水を切らしているのに、まだピンピンしていて誘引したら折れそうなので延期します。
 ダルマ苗に育成アミノ1000倍を与えておきました。

7月8日
 泉郷五色、新玉光院、富士の輝きを1苗づつ誘引しました。
 ひねりを入れながらやっているのですが、失敗をしたくないのでひねりながら枝を揉んでやわらかく折れにくくしているので、1苗を誘引するのに30分くらいかかりました。
 時間がかかりますが、子供が寝た後に屋根付のベランダで、お酒を飲みながら作業すると楽しいものです。まあ、13鉢しかありませんから。

7月9日
 この日も朝早く起きて、誘引をしました。1苗30分かけて、ゆっくりひねって茎をやわらかくしてから丁寧に水平に誘引しました。
 これだけキレイに誘引できたら、今後の管理も気合いが入るというものです。
 このあと全ての苗に、ストロピー、バロック、スミソンで殺菌しておきました。
 しかし、この消毒が翌日に薬害となってダルマ苗を変色させてしまいました。

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