大菊栽培(その9)                      もどる   トップページにもどる


9月1日
 追込み管理鉢とダルマ福助に、育成アミノ液肥500倍を潅水しました。
 夕方には、福助に育成アミノ液肥300倍を葉面散布しました。
  シェード修了 7:55
  シェード開始 18:05

9月2日
 シェードも欠かさず順調です。毎年の参考にするため今の菊の状態を記録します。
 ダルマ苗は今日で止め肥としました。
  シェード修了 7:55
  シェード開始 18:00

草丈(鉢底から) 8月15日の草丈 差異(備考)
 国華金越山(先)
 国華金越山(追)
 泉郷五色(先)
 富士の輝き(追)
 兼六香菊(追)
 泉郷富水(先)
 泉郷富水(追) 
 新玉光院(先)
 泉郷旅心(先)
 泉郷旅心(追)
75cm
64cm
71cm
69cm
71cm
69cm
69cm
67cm
91cm
89cm
51cm
52cm
59cm
57cm
50cm
59cm
49cm
55cm
72cm
62cm
+24cm(ジベ処理)
+12cm
+12cm
+12cm
+21cm(ジベ処理)
+10cm
+20cm(ピンチ+ジベ処理)
+12cm
+19cm
+27cm

国華金越山
左=追込み管理、右=先行管理(ジベレリン)

国華金越山(拡大)
右がジベレリン処理です。

泉郷五色(先行管理)
ちょっと葉が垂れ気味です。

兼六香菊(追込み管理+ジベレリン)
 丈が伸びています。
富士の輝き(追込み管理) 新玉光院(先行管理)
天地人が合っていません。
 葉っぱが小さい。大菊には見えません。本当に『富士の輝き』なのか?心配です。

泉郷富水
左=柳芽処理、右=胴切り処理
泉郷旅心
左=先行管理、右=追込み管理
葉が丸まっていますので、追込みはやっていません

左から国華金越山、兼六香菊、泉郷五色
ダルマです。去年と比べると成長が遅い。

左から岸の北極光、新玉光院、泉郷旅心、泉郷富水
切花用1本仕立て
左から泉郷五色、泉郷花便り2鉢、泉郷富水、泉郷旅心
 ちなみにこれが私の栽培環境です。家の目の前には4m道路を挟んで6階建てのマンションがあり、蛍光灯で24時間明るいです。電気代無料の電照設備です。テラスの写真もここから撮影しました。下に見えるのがシェード袋です。
 この程度の照度では菊には影響がないと思いますが、心配なので、シェードしていない品種も、光が当たらないように影に隠しています。
 どうです?さすが東京!すばらしい環境でしょ?

9月3日
 泉郷旅心以外のすべての鉢に、育成アミノ500倍を冠水しました。 福助苗、止め肥としました。
  シェード修了  8:00
  シェード開始 18:00
 

9月4日
 ほとんどすべての鉢が保水していたので、潅水はお休みです。 福助の今の状態を記録しました。

夕方4時に、バロック(殺ダニ剤)+オフナック(殺虫剤)+ダコニール(殺菌剤)+キング+育成アミノの混合液を散布しました。
 
 夕方6時ごろは1週間前と比べると暗くなってきているのが分かってきました。まだ蕾が確認されていないが、去年は7日頃から確認しているのでもうそろそろです。早く終えたいシェード作業。

  シェード修了  8:00
  シェード開始 18:00
 

泉郷富水
なかなか葉が大きくなってくれない。

兼六香菊
 ビーナインがガッチリ効いています。

国華金越山
左2鉢が5月挿し新苗、右2鉢が冬至芽苗

金越山アップ
先日、諸先輩の金越山を見て自分の苗の小ささに落胆していたのだが、今日見てみると昨日に比べて葉が気持ち一回り大きくなっている。(たぶん)

泉郷五色
ビーナインの薬害が出てしまったようで、新芽の展開が遅いです。

左から国華大社、岸の北極光、泉郷旅心
 北極光は薬害で新芽の展開が遅れてしまった。
 

9月5日
 台風の影響により雨が続いているので、用土も湿っています。無理に追込まないでこの日も肥培はお休みです。シェードをしていると草丈が伸びているのが良く分かります。横への葉の広がりは顕著に成長しています。国華園のシェード袋は広げると四角形なので、内部で葉が当たって折れる可能性が出てきました。
改良が必要ですが、改良をやる時間がない。

 菊栽培とは関係ない話ですが、9月の下旬に第三子が誕生する予定です。妻に子供の名前候補で8つほど提示があったのですが、その中で『由季』という名前がありました。名前を見て思わず『国華由季』を想像してしまい、この苗の特性はどうか?来年は育てようか?とか、この苗が記念樹になるのかとか色々考えてしまいました。
 でもそんな単純な理由で名前を決めるのはどうか?と思い、この名前を考えるのはやめることにしました。 でも他の7つの名前はなんだったか思い出せません。(菊バカですかね?)

  シェード修了  7:55
  シェード開始 18:00
 

9月6日
 ダルマ福助にビーナインを散布した。薬害が怖かったので、葉の裏表には、600倍液をたっぷり散布し、芽咲には300倍を少量散布しました。

  シェード修了  7:55
  シェード開始 18:10

9月7日
 台風14号が接近して、雨風が強い。仕事で夕方5時に帰れなかったが、7時に帰り倉庫に福助と盆姿の一部をしまった。シェード袋は、風がおさまる深夜に被せる予定です。

  シェード修了  7:55
  シェード開始 19:10  仕事の都合で遅れた。

9月8日
 ついに待望の蕾が付きました。でも確認できたのは、3本仕立ての『兼六香菊』1鉢だけですが・・。
 『泉郷富水』も芽止まりのようにわき目が一斉に出てきているので、もう少しで蕾が確認できそうです。
 去年の話ですが、神社の会場では、競技花以外は北側の日の当たらない場所で11月1日の審査を1週間待ちましたから、今年は去年より少し早めに咲かせようと思います。(去年は泉郷旅心が審査日に間に合わなかったし。)
 まだ蕾が出ていない苗には、出蕾までシェードを続けることにしますし、兼六香菊もあと2日くらい続けてみます。

  シェード修了  8:00
  シェード開始 19:20
  夜6時は薄暗いので夕方シェードはやめた。 
  
 3本仕立ての最後のポットセパレータを抜き、培養土にクン炭と、酸素が一番を混ぜてつめた。
 ダルマ、福助、追込み管理鉢に、育成アミノ500倍を葉面散布した。

9月9日
 仕事で夜の7時に帰ったので、夜にアミノ液肥を葉面散布してから、シェードしました。これが最後のシェードとなります。
    シェード修了  8:00
    シェード開始 19:50

9月10日
 泉郷旅心と泉郷富水にクイーン500倍をたっぷり掛けて、その後水で流しました。そして、またもウチダケミカルの新兵器、『PKマグ』を大さじ1杯与えました。 国華園のクイーンは、鉢内の窒素分をイオン分解で洗い流すらしいと説明書に書いていました。これってウチダケミカルの『洗い一番』と同じだと思い、いきなり500倍でたっぷりと用土を洗いました。そしてその後成分が残らないように、さらにたっぷりの水で洗い流しました。このような使い方でいいのか悩むところでしょうが、結果はそのうち出てくるでしょう。何事もチャレンジです。
 
 この前、天地人をそろえるためにクリップを新玉光院の『地』にさしたのですが、このたび上手くそろってくれました。
 Bナインと違って見栄えが良いです。でもその代償として幹に黒い穴が開いてしまいました。この部分は出品時にラフィアで隠そうと思います。

 シェード修了 8:00(シェードはこの日で終了)
 

8月31日の3枝の状態です。
ばらばらでしたが。

代償として傷跡が!
痛々しい。

9月10日の3枝の状態
後はBナインで微調整できそうです。

9月11日
 本当は着蕾が確認できない鉢にシェードを続けたいのだが、日本の皆さんのために朝5時から夜9時まで(準備片付け時間含む)お仕事をしなければいけないので、どうしても朝8時のシェード袋をはずせない。
 残念ですが昨日でシェードを終了しました。

9月12日
 朝起きて、ダルマ、福助、3本仕立て(追込み管理)にアミノPK500倍を潅水しました。
 追込みを毎日のようにやってきたのだが、どうもイメージしていた様な肥大はしていない。参考書で載っている迫力あるドス黒く大葉の垂れた兼六香菊なんかをちょっと期待していたのに、葉の色も鮮やかな普通の成長になっている。(それはそれで非常に健全な成長なのだが・・・)

9月13日
 三本仕立てについては、昨日で追込みはやめました。ダルマ・福助にアミノPK500倍を潅水しました。
  

9月14日
 ダルマ・福助にアミノPKを葉面散布しました。ほぼ全ての品種に蕾が着きました。
 今後の予定は、増し土とPKマグで肥料調整です。

9月16日
 金越山、兼六香菊は車蕾だったので、車の部分を2日に分けて取り除きました。福助ダルマは予備蕾1個を残して摘み取りました。
 

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