大菊栽培(その12)                      もどる   トップページにもどる


11月4日
 所属菊花会のダルマ・福助・切り花の審査日です。
 私は出品していませんので公平に審査をしました。
 審査方法は、5人の審査員で、1鉢づつに50〜100点の点数をつけていき、5人の合計で順位を決める方法でした。 
 
 
ダルマ 全11鉢

エントリーNO.1 国華強大
エントリーNO.2 国華金山

エントリーNO.3 国華金山
エントリーNO.4 天女の袖

エントリーNO.5 国華頭領
エントリーNO.6 国華金山

エントリーNO.7 国華吉兆
エントリーNO.8 泉郷五色

エントリーNO.9 開竜秋峰
エントリーNO.10 泉郷旅心
エントリーNO.11 国華越山

福助 全7鉢

エントリーNO.1 国華金山
エントリーNO.2 国華越山
エントリーNO.3 国華強大
エントリーNO.4 管物(不明)

エントリーNO.5 太平の金扇


エントリーNO.6 聖光の朝
エントリーNO.7 国華金山

切花 全12花

エントリーNO.1 国華吉兆
エントリーNO.2 太平桃月
エントリーNO.3 天女の袖
エントリーNO.4 富士の新雪

エントリーNO.5 不明
エントリーNO.6 国華金山
エントリーNO.7 不明
エントリーNO.8 富士の新雪

エントリーNO.9 精興右近
エントリーNO.10 天女の名所
エントリーNO.11 聖光の朝
エントリーNO.12 太平の銀月

 審査結果

 ダルマの首席は、エントリーNO.6 国華金山
       二席は、エントリーNO.8 泉郷五色
       三席は、エントリーNO.4 天女の袖
        以下、エントリーNO.3 国華金山
            エントリーNO.2 国華金山

 私の投票は、金山が1番なのは合っていましたが、2番に開竜秋峰を選び、3番に泉郷五色でした。
 開竜秋峰が9着なのには驚きました。見た目に綺麗だと思っているのと、審査対象とはぜんぜん違うのだと感じました。審査員みんなで合議しているわけではないので、なぜ悪いのかの理由はわかりませんでした。
 ちなみに出品者は4人でした。

優等首席

二席 泉郷五色

三席 天女の袖
 中心がはっきりしないのが理由なのだろうか。玉巻きは、泉郷五色よりも綺麗なのだが。
 やはり審査は難しい。

さほど老化しているようには見えないのだが?

福助の結果

       首席は、エントリーNO.2 国華越山
       二席は、エントリーNO.6 聖光の朝
       三席は、エントリーNO.1 国華金山

 私の予想通りでした。聖光の朝は、花直しすれば首席に届いたと思うのにもったいない。

 ちなみに出品者はたった2名です。

切花の結果

       首席は、エントリーNO.9 精興右近
       二席は、エントリーNO.3 天女の袖
       三席は、エントリーNO.2 国華吉兆

 うーん。私の予想では、NO.12の太平の銀月をトップに持ってきたのですが、残念。この銀月は、審査中に役員が倒して半分つぶしてしまったのですが、綺麗に走り弁がでており、ツヤも良かったのですが残念。
 2着の天女の袖は合っていました。3着は国華吉兆も合っていました。
 出品者数は、多く8人です。
 以上で審査は終了したのですが、ちょっと予想と違いました。やはり合議式で相対順序で決めるほうが皆納得すると思いますがこういうやり方なのでしょうがないです。
 このような審査方法だと、厚物が見栄えが良いので断然有利だと思います。去年の『岸の北極光』だと、金山越山にはボリュームと知名度でどうしても勝てないだろうな。納得です。
 さて、それにしても、当菊花会では、ダルマ、福助の出品数が少なすぎる。福助なんて2名で7鉢ですから。
 ダルマも4名しかいないのはさびしいです。切花が多いのは、みんな3本仕立ての一本を切って持ってくるそうで、切花一本仕立てをする人はいないそうです。
 栽培スペースの半分をダルマ福助に使っている私としては、会員があまり興味の持たないな少ない出品数の部門でがんばっていたなんて、なんか競争心をそぎ取られるような気持ちに駆られてしまいます。
 『来年もここに出品して本当によいのだろうか?』と思っていても、一本も出品できなかった私にどうだこうだ言う資格はもちろん無いのですがね。とりあえず、来年はこの菊花会の賞を総なめし、ステップアップする気持ちでがんばろう。 

11月6日
 文化センターの展示が終わり、撤去作業と出品鉢をトラックで会員宅へ搬送した。
 
 家に帰ってきた国華金越山は、まだ中心が開花していない状態であった。
 6分咲きってところでしょうか。
 うまく花を直せば、ワールドにエントリーできそうなので、大切に育てよう。

11月8日
 仕事の帰りに日比谷公園に寄ってみた。切花がずらりと並んでいました。
 さすがに、日比谷はレベルが高いです。

 上位には聖光華宝がありましたが、思ったほど出品されてはいませんでした。
 富士の新雪の新種の芽代わりを探しましたが、富士の輝きの色に変わっていたものでした。
 係員に話を聞くと、ただの芽代わりで特に新種ではないとのこと。それより、『富士の輝き』の濃い黄色の苗が売っているとのことでした。
 ここの福助もすごい。いつもの名人が主席でした。
 みんな葉が大人の手のおおきさほどあります。
 
 美濃菊が3鉢出品されていました。ひょっとして植える花夢さんの鉢でしょうか。ちなみに華宝もそれらしき名前があったのですが。 
 さて、売店には華宝が1000円で売っていますが、ほとんど減っていないので、それほど人気がないようです。
 でも、係員の話によると、『来年も聖光園のカタログでは5000円で売るので、今買ったほうが得だよ。』といっていました。
 ちなみに、『新・聖光の朝』って品種も売っていました。『聖光の朝』とどのように違うのか尋ねたところ、従来は赤っぽい色がクリーム色になる『いで白(クリーム)』ですが、新しいのは最初からクリーム色だそうです。
 満開時は一緒とのとのことでした。あまり興味が沸きませんでしたが、ほしい人がいるのでしょうね。
 注目すべきなのは、『富士の輝き』の濃い黄色の苗が500円で売っていることでした。
 花色が明らかに違います。日比谷限定発売だそうです。
 『新種なのですか?』と尋ねたところ、黄の濃い色なので特に芽代わり新種ではないとのこと。
 『これを出品すると品評会で目立って有利ですか?』と尋ねたのですが、『ちょっと目立つだけで、弁質も特性も全く一緒なので、別に変わりません。人と違う物好きな人しか買って行きませんよ』とのこと。
 とりあえず物好きな私としてはゲットしておきました。
 

左 黄色の濃い『富士の輝き』 
右 普通の『富士の輝き』    
 家に帰って自分の富士の輝きと色を確認したところ、確かに濃い黄色です。
 咲けば面白いと思うのですがね。
  
 国華金越山よりもさらに濃い黄色をしています。
 それでも輝きの薄い色とは違うので、ただの黄色ではやっぱり人気がないのでしょうか。
 
 

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