大菊栽培(その3)                    もどる   トップページにもどる


4月9日
 午前中にたっぷりと水を与えてから、夕方に挿し穂を採取しました。小さな穂は無理に冷蔵をしないで23日の挿し芽の時期に採取します。
 管物はこの日に挿し芽でもしてみようかと思いましたが、低温の挿し芽は難しそうだし、なにせ忙しかったのでみんな冷蔵保存しました。 

兼六香菊

泉郷五色、泉郷花便り
泉郷旅心

富士の輝き

泉郷富水

新玉光院、岸の北極光
 1品種ごと、1苗づつティッシュでくるんでから冷蔵庫の野菜室で縦にして置いておきました。 ちなみに野菜室を整理していたら、腐りかけの春菊を発見しました。こうならないようにしなければ・・・。

 夜に近所のホームセンターに散歩にいったら、なんと大菊のポット苗が出回っていました。
 品種は、駿河の画伯、精興平和、泉郷鳥越城、精興右近。精興三春、国華強大で、名札にはメリクロン苗と書いてあり184円でした。
 去年もこの時期に出回っていました。しっかりとした苗でした。国華園の春苗よりも立派だったりして。

4月11日
 冷蔵保存苗に巻いていたティッシュペーパーを取り除きました。 水分を吸収してしんなりとしていましたので、昨年同様にそのままビニール袋にいれて、また野菜室に安置しました。
 23日予定なので、あと12日後に挿し芽です。

4月15日
 飼育しているカブトムシの腐葉土を新しいものに変えました。
 新しく飼育容器に入れた腐葉土は、ウチダケミカルから注文した圧縮腐葉土なのですが、以前からカブトムシに入れていた腐葉土と比べると、粗さが明らかに違います。
 ちょっと硬そうな感じがして、なんか未発酵の落ち葉みたいです。 シイやクス見たいな硬そうな葉が混じっていました。
 
 左 カブトムシに入れた腐葉土
 右 ウチダケミカルの腐葉土

4月16日
 野菜室に入れた冷蔵苗を確認したところ、ビニールの内側に水滴がついているのを発見しましたので、ティッシュで苗の水気を拭いてから新しいビニール袋で保管しました。

4月17日
 岸の北極光の親株を摘心しました。 ダルマの挿し芽は6月10日を予定しています。逆算すると短茎で成長が遅いので54日前(40日+冷蔵14日)を考えています。

4月22日
 近所のホームセンターに散歩に行ったら、なんとあの『玉光院』が売っているではないか! それも188円でした。 しかも去年買った国華園の秋苗よりも大きくがっちりとした苗だったので、思わず購入してしまった。 札を見てみるとメリクロン苗と書いてあったがそれは疑わしいとしても、葉の様子から玉光院に間違いないと思われます。
 とうとうホームセンターの菊コーナーで一文字が流通するようになりました。美濃菊の『庵姫』とかそのうち出てこないかな?
 さて、挿し芽予定が明日なので、菊苗にカルホスとマネージで消毒をしておきました。
 それにしても、ここ2〜3日で菊の苗が急激に生長しているのがよくわかります。2週間前の冷蔵苗と当日採取するこの成長して元気そうな苗は、どっちがよいのでしょうね。

左 188円のホームセンター苗
右 500円の国華園の秋苗  

4月23日
 挿し芽を実行しました。
 まずは朝8時に、冷蔵苗を冷蔵庫から取り出して、茎を1cmほど切り戻してからキング1000倍で水揚げをしておきました。
 冷蔵庫から取り出したときは、ほとんどの苗のビニールに水滴がついており、変色気味の苗もありました。水分除去を2回もやったのにまだ相当の水分が残っていたようです。
 採取時の朝にたっぷりと水を与えて夕方に採取したお手本のような水々しい挿し穂も、冷蔵することを考えると考え物です。
 冷蔵苗がピンとしたのが夕方4時だったので、当日挿す苗を採取して、すべてを6cmに切りそろえてから、茎の元を爪でゴシゴシとウブ毛を取るように傷をつけてから、もう一度キング1000倍で水揚げを行いました。
そのあと、ホームセンターに大きめの挿し芽箱と保温用の衣装ケースを買いに行って、家に帰ってから、バーミキュライト4、クン炭2の割合で挿し芽床をつくり潅水してから、夕食を食べて子供を風呂に入れて寝かせてたあとの夜11時に挿し床にようやく挿しました。

 すりおろした鹿沼土に発根剤を混ぜ、団子にネフレッシュで衣をつけて挿していきました。
 挿し芽は20分ほどで完了しました。
 挿し床をベランダにもっていって、たっぷりと潅水したあとに、衣装ケースの中に入れておきました。
 保温と風除けをかねた簡易フレームですが、フレームというか密閉挿しをしているみたいです。
 3日ほどは日陰で管理します。

4月29日
 菊の培養土を調合しました。
 割合は去年と同じで、
  赤玉土 35%
  腐葉土 40%
   (ウチダケミカル20%、カブトムシ20%)
  クン炭  10%
  ゼオライト10%
  パーライト5%
  土の素 全体の10%
  
 今年は更に『鉄力あぐり』を全体の2%程度混ぜておきました。
 土のう袋9袋分を作っておきましたが、今年は長男が最後まで手伝ってくれました。

5月3日
 早朝から8時半くらいまで直射を当ててもしおれなくなりました。ためしに管物の泉郷五色の発根状態を確認してみたところ、5ミリの根が5本出ていました。
 今年は発根が早いです。でも3日前の猛暑で全体的に2cmほど徒長しているみたいです。
 この後、潅水して日陰に移しておきました。
 去年の千葉大会で植える花夢さんに挿し芽の水は参考書のように10日間控えるのではなく、逆に毎日のように与えてもよいと教わりました。水分控えめで苗を傷めるよりも、たっぷりと健全な苗にした方が今後の成長も良いそうです。
 たしかあの時、挿床のくん炭の割合を多めにすると良いと言っていたことを思い出しました。あの時メモを取っておけばよかったです。次の挿芽はもっと多めにしよう。
 今回はちょっと徒長気味。Bナインで抑えれば良かったのかな。

5月5日
 2回目の挿し芽を行いました。
 去年の千葉大会の売店で買った天然活力剤があったのを思い出して、100倍液に挿し芽を2時間つけておきました。
 説明書によると効果は絶大のように書かれていますがどうでしょう。
 挿し芽床はクン炭を5割ほど多めにしておきました。 挿したのは、玉光院と富士の新雪、輝きです。
 
 1回目の挿し芽の発根状態を確認したところ1cmほど伸びていました。
 鉢上げの準備をしなければ。
 
 午後に、ホームセンターに行ったところ、今度は大掴みの『富山の雲』を発見。
 『新玉光院』も発見しましたが、写真の花が黄色すぎるのでちょっと怪しい。

5月7日
 鉢上げを行いました。鉢上げ用土には、ウチダケミカルのサーモゲルを混ぜます。
 このサーモゲルは、去年の千葉大会で植える花夢さんから薦められて,頂いたものです。その節はありがとうございました。
 定植用土に3つかみほど混ぜておきました。
 
 新玉光院です。
 左が冷蔵苗、右2つが通常苗です。毎年のことですが冷蔵苗は発根が早いです。
 富士の輝き。左1冷蔵苗、右3通常苗です。

競技花の『富士の新雪』です。発根は良いほうですが、苗が徒長しています。
 
 金越山です。去年同様に発根が悪いです。
 キング1000倍で潅水しておきました。
 3日間は日陰で管理します。
 
 鉢上げ苗
 泉郷五色 2苗(福助親株用)
 泉郷富水 5苗(福助親株用)
 国華大社 4苗(福助親株用)
 兼六香菊 4苗(盆姿と福助親株用)
 新玉光院 3苗(冷蔵1、通常2)
 岸の北極光 3苗(盆姿と福助親株用)
 富士の輝き 6苗(冷蔵2、通常4)
 富士の新雪 5苗(競技花)
 国華金越山 9苗(盆姿と福助親株用)
 

5月9日
 インターネットで菊関係を検索していると、たまたま玉光園の住所が載っていました。前から知ってはいたが、ここの菊のカタログを見てみたくなったので電話してみると、200円切手を同封すれば送ってくれるとのこと。 お目当ての苗がほしいわけでもないのですが、太花園はなくなったし、国華園の1園だけだと寂しいし、玉光院を生み出した会社(たぶん?)でとても興味あるのでカタログを請求しました。
 

5月11日
 玉光園からカタログが届きました。国華園みたいな豪華な冊子ではなく、1枚の紙でした。
 カタログでわかったことは、ここの出品作は冠名に『玉穂のOO』、『玉光のOO』が付くということです。
 お目当ての美濃菊『庵姫』がありました。さすが美濃地方に近いj園だけあります。
 庵姫は、千葉大会のとき赤星さんに薦められた品種です。全国大会での美濃菊の出品がとても少なくて私もそのとき初めて見ました。
 地元菊花展で出品すれば注目されそうです。
 1苗500円、送料700円で、早速注文しました。
 
 

5月14日
 このごろ毎日雨で、日照がほとんど無い。鉢上げ初期はちょうど良い日差しだったけど、根付いてからは日光がほしいところ。
 さて培養土を前回と同じように調合しました。これはダルマの定植用にします。
 この日も子供たちが一生懸命手伝ってくれました。
 福助の親株として、プランター2個に厚物系と管物系に分けて植えました。
 
 管物系
  岸の北極光、泉郷五色、泉郷富水

 厚物系
  兼六香菊、国華金越山、国華大社

 がっちりと肥料をやって、強じんな苗を採取するぞ。

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