大菊栽培(その4) もどる トップページにもどる
5月15日 鉢上げして芽先が動いてきたので、草丈の高い苗から摘心を行った。直後にビーナイン600倍を散布しておきました。 気がつかないうちに徒長していたようで、長いものは草丈12cmになっており、展開葉も9枚くらいになっていた。 | |
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5月16日 新芽にアブラムシを発見。薬害が怖いけど、芽先が動いていることを確信して、ベニカX500倍を散布しておきました。 |
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5月17日 会社から帰宅すると、玉光園から速達小包が届いていた。 中を開けると、2芽入っていたが、品種をよく見ると注文した『庵姫』ではなく、同じ美濃菊の『玉光の暁』と『美濃の錦』でした。 どうやら『庵姫』は品切れで、代替品として2芽を送ってきたようだ。 カタログに代替品を1〜2品書くように記載されていて、その2品が届いてしまったようです。 苗を確認してビックリ!なんとアブラムシがびっしりとついているではないか。それも黒いワタアブラムシが20匹ほどです。 苗は小さく根もあまり生えていないので良い苗とは言えませんが、2苗を送ってくれたのでよしとしましょう。 |
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アブラムシをどうしようか悩みましたが、夜も遅いし、昨日薬剤散布したばっかりで、この2苗のために農薬を希釈するのも大変なので、歯ブラシで強引に落とすことにしました。 お風呂に苗と一緒に入り、歯ブラシで入念に菊の体を洗ってあげました。 菊が大好きな人でも、一緒にお風呂にはいった人は私しかいないのではないか? |
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5月18日 5月5日に挿芽した苗を鉢上げしました。 千葉大会の売店で手に入れたバイオゴールド・バイタル100倍液に1時間漬け込み、発根剤をつけなかったのに根がブラシ状に出ていた。 恐るべし。ルートンよりも発根率が良いです。 これは活力剤として葉面散布もできるので、今後も使えそうです。 バイオゴールドのHP http://www.biogold.co.jp/ |
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5月19日 菊の芽先にアブラムシを発見。しかも10匹くらいに分裂して増えている。3日前に薬剤散布しているのに効かなかったらしいです。スミチオン+マラソン1000倍液を散布しておきました。 |
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5月21日 この日は所属菊花会の苗の配布日なのですが、去年のように事前に電話で競技花の苗を作ってくれという依頼はありませんでした。 菊花会のために挿し芽をしたわけではないのですが、自分の挿した苗をすべて栽培できるスペースなどないので、良い苗を選抜して、残りを菊花会に提供することにしました。 苗を選ぶのに30分くらい考えてしまいました。ジーコ監督の気持ちがよくわかります。 発泡スチロールが菊花会に提供する苗です。 |
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朝の5時に起床して選抜した苗を5号鉢に移し替えました。鉢上げ2週間です。 ほとんどの苗は根が回りはじめています。 去年は3週間も3.5号鉢で育てて、一部の根は茶色くなっていましたが、今年は早めの移植で老化させないことを心がけました。 ちなみに根の周りの白く丸いものは、サーモゲルです。 |
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5号鉢では4週間くらい植えておきたいので、用土をしっかりと突き固めました。 突き固めすぎて根が酸欠になってしまってはかわいそうなので、『酸素が一番』を混ぜておきました。 この調子だと定植は6月末になりそうです。ちょっと早すぎるのではないかと心配しています。 |
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提供苗をバイクの荷台に乗せて菊花会の集会場に行ったのだけれど、到着したときにはバイクの振動で競技花の『富士の新雪』苗が折れてしまいました。 真ん中から折れてしまい処分せざるを得なくなったので、せっかくですから水で洗って根の状態を確認しました。 結構たくさん出ています。今年は調子が良さそうです。根がサーモゲルを突き刺しているのがわかりました。 菊花会場で、苗を披露すると、あっという間におじさんたちに持っていかれました。 会員に配布する競技花苗が並べられていたので確認してみると、全体的に苗が小さかったです。ちなみに私のは赤丸です。 常連さんたちは、『こんなに小さい苗だと良い花が咲かない。』と小声で言っているのが聞こえましたが、確かに弱そうです。 配布が終わったのですが、たくさん競技花が余っていました。どうやら常連さんたちは自分で苗を挿して確保しているので、配布苗を持っていかなかったみたいです。当然私もいらないので取らなかったです。 配布後に講習会がありました。なんと新人さんが1名入会しておりました。60才くらいでしょうか。 講習会といっても、挿し芽を担当した方の苦労話が初めの5分間だけで、そのあとは地域外の入会希望者を入れるかどうかの討論と、菊花展のときにお手伝いと当番をしない人からお金を徴収するべきだと言う討論が30分でした。 この場で話す内容ではないでしょうにねえ。新年会の総会(私は欠席しましたが)では話さなかったのでしょうか。 区域外で入りたい人は、2〜3人いるみたいです。でも討論では、その人たち(レベルはわかりませんが)に入会してすぐに大臣賞を持っていかれたら、昔からの会員の間で不平不満がでてくるでしょう。だから区外の人は入れないほうが良いのではと話しあっていました。でも入会させないと菊花会の発展はないと思うのですがね。今後の菊花会のレベルアップを図るには必要なことだと思うのですが、トロフィーハンターに菊花展を好き勝手にされたくないと思う気持ちもわかります。 近い将来、菊花会の解散とか、隣町の菊花会と吸収合併とか、菊花会のっとりM&Aとかになるのでしょうか。先行き不安です。 |
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6月1日 菊の生長を記録しました。 富士の輝きと新雪は、3芽がそろって5mmほどになっていますので期待できます。 兼六香菊、新玉光院は思った以上に草丈が伸びてしまい分岐が15cmになってしまいました。 国華金越山は、挿し芽期間に新芽が展開してしまい、その新芽の成長が思わしくなく停滞気味です。 去年も同じような状態だったので、金越山は冷蔵しないほうがいいのでしょうか。 |
![]() 富士の新雪 |
![]() 兼六香菊 |
![]() 富士の輝き |
![]() 国華金越山 |
![]() 新玉光院、岸の北極光 |
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6月3日 玉光園から取り寄せた美濃菊『玉光の暁』『美濃の錦』の成長が思わしくなかった。 芽先は少し動いてはいたがその後停滞しており、下葉がしんなりとしていた。 これは根腐れの兆候だと思い、鉢から抜いてみると、茶色い死んでいるような根しか無かった。それも植え付け時からほとんど成長していなかった。 鉢上げ後の管理が良くなかったのか、急激な日照に当てて弱ったのか、活着後すぐに液肥を与えて根を焼いてしまったのか、それとも培養土が未発酵だったのか。ショックです。それと5月5日挿し芽の苗もほとんどが根付いていない。 4月挿し芽の苗は、すこぶる元気で、もう5号鉢のそこから根を確認できるのもあるくらいなのにどうしてでしょう。 とりあえず美濃菊はすぐさま冷蔵保管し、6月11日のダルマ挿し芽のときに、挿しなおしてみます。 初心に戻り、気を引き締めて栽培しなくては。 |
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ちなみにホームセンターで虫取りのシートが10枚で250円で売っているのを発見。 アブラムシやハモグリバエを物理的に防除できるかどうか試してみます。 サカタの通販では、2500円なのが、この値段です。果たして効果があるのか? |
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6月4日 朝早く起き、5号鉢に初めて乾燥肥料を与えた。今年は追い込み型で管理する予定なので、乾燥肥料も少量で前半を乗り越えようと考えています。 |
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6月10日 苗の調子が良いものと悪いものがある。 5号鉢に植替えて摘心後に3枝が、順調に伸びるものと、そうでないものです。 参考書で言うところの、生育停滞というものでしょうか。 金越山を5号鉢に植え替えたとき、用土は突き固めて植えたのですが、それが原因みたいです。 3枝がなかなか出てくれませんでした。これは一大事とのことで、プランターに植えた福助用苗を5号鉢に植えなおしました。プランターに植えたときは、突き固めないで、ふかふかな状態であったので、3枝が元気良く伸びています。 突き固めによって根の張りを制限すると、芽の展開も制限されるのでしょうか。たしかウチダケミカルのかわら版にも同じようなことが書かれてありました。 生育が約10日間も違ってきています。 毎日のように鉢裏を見て根が出ていないか確認していたのですが、あきらめていた突き固め金越山は、3芽がやっと展開してきたと同時に細い根が急激にびっしりと発生しているのが確認されました。去年と同じような状態です。 新玉光院は、2鉢のうち一つは元気に展開しているのに対し、もう一つは完全に生育停滞となってしまい、根が腐っているように元気がありません。岸の北極光も同じ状態です。 葉も精気が無いので、今後の回復は無理です。 管物や根が弱い品種には突き固め植えをほどほどにした方が良さそうです。 |
![]() 金越山(左:ふかふか福助 右:突き固め) |
![]() 新玉光院 |
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6月11日 ダルマの挿し芽をしました。 挿したのは『国華金越山』と『岸の北極光』の2種のみです。冬至芽からの親株がかなり大きくなっています。1週間前にビーナイン600倍を散布しておきました。 参考書によると4月挿し芽で若々しい挿し穂を使うと書いてありますが、どうでしょうか。 来年は4月に挿し芽をしてみます。 |
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挿し芽用土は、5月の挿し床にクン炭を多め(50%)に入れて、熱湯10リットルを掛け流して消毒して使用しました。 挿し穂は展開葉4枚で長さ7cmと少し長めにしました。 葉が子供の手のひらくらいありますので、うまく根が出ると良いのですが。 |
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6月17日 午後2:00サッカーを見ていると家のチャイムがなる。植える花夢さんが直接訪問してくれました。 インターホン越しに、『こんにちは!植える花夢です!』私がインターホンに出たのでハンドルネームで直ぐに判ったが、妻がでていたら『???』だったでしょう。 さて、わざわざ首都高を降りて玄関先まで来ていただきましてありがとうございます。 2度目の再開でしたが、お元気そうで何よりです。 さて、美濃菊の『玉光の暁』『庵姫』の苗を頂きました。それに管物2苗も頂きました。 さらに、福助用の培養土、天然腐葉土、ベントナイト土麹を1袋づつ頂き、新じゃがと破竹までいただきました。いつもありがとうごさいます。何もお構いもできなて申し訳なく思います。 さて、頂いた管物は間管と針管で、しばらくしてピンチして3本仕立てにするそうです。 一般的に2回ピンチ(胴切り)をするならば、6月に1回してストレートに伸ばすのがよいと教えていただきました。 ベントナイトの土麹は、培養土に1割混ぜると良いそうです。 もっとゆっくりお話をしたかったのですが、駐車スペースもなく狭い道路での立ち話だったし、お急ぎだったみたいなので、5分ほどお話をしました。 私の栽培環境を見てびっくりしたでしょう? さてお見送りした後に気づいたのですが、この美濃菊はダルマに使えるのでしょうか?それとも抑えて福助か切花でしょうか?教えてください。 さて頂いた『破竹』は初めて知りました。北海道には竹やぶが存在しないのです。 とりあえず、エグミが出ないように直ぐに茹でようとしたのですが、長くて鍋に入らないので半分に切って茹でました。 |
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6月18日 すべての菊にニッソランVとマネージで消毒をしました。 生育停滞していた苗を処分しました。ほぐして根を確認すると、挿し芽の発根位置の茎が腐っており、根も9割が死んでいた。おそらく、バーミキュライトを落とさないで植えたため、その部分が過湿状態となり腐ってしまったのだろう。腐らなかったわずかな根で枯れる寸前で生き残り、10日以上して根が増えてきたので、遅れて芽先が動いた。それが生育停滞となり現れたのだろうか?(推測です) 次回からは、バーミキュライトは全部落として根を洗ってから植えてみることにします。 話は変わって、昨日下茹でした破竹なのですが、穂先は味噌汁に、元の部分は筑前煮にしていただきました。 初めて食べましたが、臭みが無くて穂先はもちろん元の部分も柔らかくておいしかったです。 次男は、穂先をおいしいと言っておかわりするくらいに評判でした。ありがとうございます。 |
![]() 驚きの苗が1鉢混ざっていた。 |