大菊栽培(その7)                     もどる   トップページにもどる


9月2日
 菊の記録をつけます。
品  種 草丈(鉢底から天の先) 前回
( 8月15日)
伸び(1日当り伸び) 備   考
富士の新雪@
富士の新雪A
富士の輝き@
富士の輝きA
富士の輝きB
新玉光院
国華金越山@
国華金越山A
聖光華宝
96cm
81cm
95cm
93cm
98cm
88cm
89cm
90cm
74cm
78cm
70cm
76cm
73cm
80cm
79cm
70cm
73cm
54cm
18cm(1.0cm)
11cm(0.6cm)
19cm(1.0cm)
20cm(1.1cm)
18cm(1.0cm)
9cm(0.5cm)
19cm(1.0cm)
17cm(0.9cm)
20cm(1.1cm)
胴切りピンチ
『天』が低い
冷蔵苗 10号鉢 胴切りピンチ
冷蔵苗 胴切りピンチ

『地』伸びすぎ、『人』は弱い
冷蔵苗
冷蔵苗 胴切りピンチ
 

富士の新雪

国華金越山

富士の輝き

新玉光院、聖光華宝

兼六香菊、富士の新雪、庵姫、玉穂の未来

(福助) 国華金越山

(福助) 国華大社、兼六香菊

(福助)泉郷富水 岸の北極光、聖光華宝

(福助)泉郷五色
3本仕立て
 富士の新雪、輝きの下葉の黄ばみが気になります。金越山は追い込みが効いているのが良くわかります。聖光華宝が良い感じです。

切花1本仕立て
 兼六香菊の葉が肥大してきました。肥料を控えていた庵姫の葉が大きく元気になってきました。『玉穂の未来』も根が弱そうなので5号鉢で水だけやっていたのですが元気です。

福助
 金越山の葉が肥料の吸い過ぎで、変色していますので追い込みはしていません。泉郷五色もしばらく水だけで育てます。

9月4日
 9月2日に3本仕立ての国華金越山でノーピンチ鉢に柳芽が出てしまいました。3枝のうち『天』『地』に柳を確認し、『人』も柳らしかったのですが、本日2枝に柳つぼみを確認し、残りも柳芽を確認しました。
 厚物の柳雷はうまく咲かせれば巨大輪になるそうです。脇芽を沢山残していますので、調整枝を使ってうまく咲かせたいです。
 とりあえず今日はシェードしました。

 福助の兼六香菊に蕾を確認しましたので、この鉢はシェード終了しました。

 7:55シェード終了
18:00シェード開始
9月5日
 今日から追込みをアミノPK液肥1000倍に変えました。3本仕立ての鉢には、ミズゴケを敷いて増土の準備をしました。
 
 7:50シェード終了
18:00シェード開始

9月6日
 切花用の兼六香菊に蕾の兆候が見えましたのでシェード終了しました。逆に『岸の北極光』と『玉穂の未来』は蕾がつく様子がないので、シェードして見ます。
 夕方6時はかなり暗くなってきました。

 7:50シェード終了
18:05シェード開始

9月7日
 着蕾したノーピンチ国華金越山なのですが、『天』『地』は柳蕾、『人』は車蕾がきてしまいました。
 1株ではなく、それぞれの枝ごとに花芽分化が違うのですね。たくさん鉢を作っていたら、これは破棄するところなのでしょうが、金越山は2鉢しかないのでうまく咲かせるようがんばります。
  柳蕾と車蕾では、茎の伸びが違うと思いますし、花の大きさも違ってくるでしょうから、とりあえず車蕾がもう少し大きくなってから、早めに襟巻き蕾を落とし、調整枝のバランスも使って柳蕾と大きさをそろえてみます。

 外の鉢も、そろそろ蕾がきても良いのだが、兆候がわからない。芽先が膨らんでいるようなのだが、はっきりしません。
 特に富士の新雪・輝きは、まだ芽が展開しそうな感じです。去年の『輝き』は、シェードしないで11月6日頃満開だったので、もうそろそろ蕾がこないと1日の審査に合わないような気がするのだが?
 また新玉光院も兆候はありません。カタログには早咲きと書いているのにおかしいな。
 
 7:50シェード終了
18:00シェード開始

『天』『地』の柳蕾

『人』には車蕾

9月8日
 朝起きてびっくり、福助の『岸の北極光』がしおれているではないか。2〜3日前からおかしいと思っていたのですが、やっぱり。 
 おそらく根腐れで、回復の見込みは無いでしょう。
 我が家からすべての『岸の北極光』の苗はなくなってしまいました。太花園から3年前に購入したものですが、もう太花園もないし、国華園の苗は劣悪品で信用できないしねえ。

 とりあえずなんとしても芽を絶やしたくない(ワールドグランプリの血統ですから)ので、芽先を切り取り、挿し芽をしてみます。
 無事に発根してくれよ。
 金越山福助の葉の変色は、マグネシュウム不足のようです。
 ウチダケミカルのPKマグに効果があるそうなので、を水に溶かして与えて見ました。
 回復するでしょうか。




 3本仕立てでピンチした金越山に本蕾がそろって出そうな兆候がありましたので、この鉢はシェード終了しました。

7:50シェード終了
18:00シェード開始

9月9日
 家族サービスで家に帰ったのが、夜8時でした。それからシェード袋を一応かぶせたのですが、本日限りでシェードを打ち切ることにしました。

8:00シェード終了
夜遅くシェード開始

9月10日
 3本仕立ての厚物にアミノPK1000倍を与えて、追込み終了としました。
 夕方には、ダコニール(殺菌剤)+ピラニカ(殺虫剤)で消毒をしました。シェード期間中は満足な消毒ができなかったので、シッカリと行いました。ちなみに福助には、さらに尿素1000倍を追加して消毒しました。

 8:00シェード終了

9月11日
 福助に尿素1000倍の葉面散布をしました。

9月12日
 シェード作業が終わったため、朝の時間を菊作業に費やすことができるようになりました。
 
 さて、3本仕立ての増し土を行いました。
 1週間前に敷いたミズゴケを取ると、上根が少しですが地表に出てきていました。
 ウチダケミカルの『PKマグ』と『根フレッシュ』、『酸素が一番』をパラパラと掛けました。

 いまいち信用していない『根フレッシュ』。かわら版では株元に撒くと良いと書いてあったが、本当に効くのでしょうか。でもシッカリとかわら版のとおり実行しています。
 増し土の用土は、小鉢上げ用の肥料分が少ない培養土にクン炭を混ぜたものを使いました。
 厚さは1cm位薄めに敷き、またミズゴケを掛けておきました。
 
 9月下旬に増し土をもう一度行う予定です。
 
 さて、福助には、アミノPK+キング+透水源のドブ漬けをしました。
 このドブ漬けは、参考書によると良く効くと書いてありますが、手間が大変です。
 
 2鉢づつでも5分以上かかりますので1時間ほどかかります。
 名人たちは効果絶大と言っていますが、私には効果が良くわかりません。  

9月13日
 富士の輝き、新雪とも蕾が確認できました。
 みんな車蕾でした。
 人差し指の爪が、芯雷と車蕾の間に入るほどの大きさになったころ(芯蕾が4mm、車蕾1mm)に、襟巻状の5蕾ほどを転がして落としました。
 
 結構簡単にポロリと取れるものですが、あまりにも小さい蕾は無理をしないで後日落とすつもりです。

襟巻きを落とす前

襟巻きを落とした後

9月14日
 福助に、PKマグを与え、増し土して追込み終了としました。

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