大菊栽培(その1)                      もどる   トップページにもどる


1月16日
 新年明けましておめでとうございます。
 日記を更新していて気付いたのですが、今年は私が本格的に菊を栽培して10年目の記念すべき年なのです。
 さあ、何かやらねばと考えたあげく、まだ去年の片づけが終わっていないので、鉢を洗うことにしました。
 近所のホームセンターで掘出物を発見。
 以前から欲しかった育苗器です。サーモ付きでこの値段は安い。国華園のカタログでもサーモは付いていないし、無しでこの値段である。
 これがあれば、厳寒期での挿し芽が可能となり、冬至芽が発生しなかった菊の新芽からの挿し芽が出来る。
 4月のダルマ親株の挿し芽も簡単にできるのであるが、それでもちょっと高い。値下がりを待ってみるか?

 
 

2月14日
 冬至芽の地際切りを行いました。
 先日、子供と図書館に行った時、農業関係のコーナーでハダニに関する研究本を発見し借りてみた。
 ハダニの特性と防除法などが書いてあったが、農家向けの専門的な本であった。
 いかに薬剤散布しないで防除するかが論点であった。最終的には薬品となるのだが、農家にとっては一回の防除がコストとなり、手間となり、品質低下になってしまう。
 
 ハダニの『ハヒフヘホ』
 ハ・・・ハダニがハウスに入る
 ヒ・・・ハダニが作物に広がる
 フ・・・ハダニのこどもが増える
 へ・・・ハダニが増えてハダニのえさを減らす
 ホ・・・えさが無くなり他のハウスに移動する。
 
 ハダニはこのサイクルで活動するので、まずこの時期にハダニをハウス内に入れないことが重要だそうです。

 ハダニは、葉が萎れるとすぐに移動するそうなので、地際切りをした葉っぱは、10分以内にビニールで固く縛り、遠く離れたゴミ箱に処分しましたよ。

2月27日
 硫黄石灰液50倍で消毒をしました。そろそろ赤玉土の改良を考えねば。

3月5日
 温かくなって地際から新芽も見えてきました。これからは冬至芽が一気に成長する時期なので、乾燥肥料を与えておきました。
 

3月9日
 所属菊花会の会長からメールが届いた。今年度も初心者会員向けの講習会を行ってほしいとのこと。
 今年は、福助栽培にダルマ栽培を追加してほしいとのことで、近くの学校の校庭を借りたので、独自の培養土つくりから講習してほしいそうです。 講習の経費は可能な限り用意できるので、ダルマ・福助を初心者会員に菊花展に出品させてほしいそうです。 
 初心者の会員さんたちが言うには、菊の質問を菊花会の常連には怖くて(質問内容を馬鹿にされそうで)質問できないが、私だと気楽に質問できて、的確にアドバイス(参考書に書いてあることを言うだけですが)があるので安心できるとのことです。
 まあ、テキストなんかは作ることは可能ですけど、本当に私なんかでいいんでしょうかねえ。ここまで信用されると11月に良い花を咲かせなければならないという使命感があるのでちょっと怖いです。

3月13日
 ウチダケミカルに注文していた腐葉土が届いた。
 100リットルで2700円+600円(送料)

 
 腐葉土を確認すると、微塵は無くいたって普通の腐葉土です。昨秋につくばの工場を実際に確認しているので、出どころははっきりして信用は出来るものです。
 この金額は高いですが、私の住む東京都心ではこのような品質を少量分、安定して作ることはまずできないので、しょうがないです。


3月20日
 このところの暖かさで爆発的に新芽が展開してきている。そしてこの時期に必ず出てくるのがハモグリバエ。
すでに葉っぱには産卵管でプツプツと傷跡が発見され、葉を揺らすと小さなハエが飛び出してくる。
 確実な防除法は家庭用殺虫剤。ただシューっとするだけ。
 さすがハエの親戚です。確実に昇天しました。
 葉っぱにはちょっと脂分が付いていますが、枯れるわけではないので気にしない。

3月28日
 赤玉土の改良を行いました。
 以前は2月末に行っていたのだが、去年は3月末で良い成績だったので、今年も同じ時期に行いました。
 ホームセンターには今年から2本線赤玉土がなくなりましたが、同じような硬質赤玉土が入荷されていました。 このホームセンターの普通赤玉土は柔らかすぎて、袋の状態でも微塵がたくさんありましたので、今回はこの硬質赤玉土を使うことにしました。
 今年は3階のベランダで改良に挑戦です。
 硬質赤玉土18リットル4袋を、ふるいをとおして微塵分を取り除きトロ箱に入れました。
 トロ箱に入れると結構いっぱいある。
  
 土の素1袋、くん炭5リットル、米ぬか4リットルを水気が無いうちに事前にまぜておきます。
 米ぬかはきっちり4リットルとしました。
 
 すべてを丁寧に30分ほど混ぜ、砂糖水で水分調整して出来上がり。
 
 去年までは土のうで管理していましたが、今年はトロ箱でどのような発酵になるか楽しみです。
 
 さて、冬至芽が本格的に動いてきましたので、下葉を取り除き、弱い芽を摘み、掃除をしました。
 苗の中には柳芽もありましたので、ちょっと遅いが5月の挿し芽に向けて電照をはじめました。
 
 来週は、ダルマの挿し芽を予定しています。
 

4月3日
 改良赤玉土に菌糸が発生し、人肌くらいに温かくなっている。やはり土のう袋で小分けにするよりまとめたほうが発熱がしやすいみたいだ。 でも、高温発熱は必要ないとウチダケミカルの社長が言っていたので、あまり気にしない。
 ダルマ用の親株の挿し芽をしました。
 ウサギ用ヒーターを下に敷いて保温管理します。

4月10日
 赤玉土の改良が終わりました。
 トロ箱で改良したことで、発熱を確認することが出来ましたが、その他は変わったことはなかったように感じました。土のう袋で改良したほうが置き場所に困らないです。

4月13日
 挿し芽の用土が結構乾いているのに、夜の挿し穂は活き活きとしている。
 ちょっときになったので一本抜いて確認してみると、すでに5mmほど根が生えていた。
 この季節で10日目で発根するとは思っていなかったのでちょっとびっくりです。ウサギ用ヒーターのおかげでしょう。 とりあえず平日は鉢上げの時間が取れないので週末まで放置することにしました。
 

日々更新しています



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