大菊栽培(その3)                      もどる   トップページにもどる


6月27日
 仕事にプライベートに忙しいこの頃です。
 さて、所属菊花会の講習会がありました。参加者35名分のダルマ挿し芽を厚物、管物各1苗づつ用意しましたが、秋にダルマ鉢としてどのくらい私の苗が戻ってくるでしょうか、鮭の稚魚を放流するみたいです。
  

 
7月4日
 福助の親株にビーナイン500倍を散布しました。
 過去のダルマ・福助の鉢上げ後の生育停滞があるのを、以前からなぜだろうと考えていたが、結論が分からなかった。
 ある時、5月に鉢上げしたビーナインをかけていない福助用の親株と、3本仕立て用にピンチした後に枝間を間延び挿せないようにビーナイン600倍をかけた苗を、たまたま近くに鉢があったことで比べることがあり、違いを見てからちょっとひらめいた。 ビーナインをかけた方の芽の伸びが歴然として遅いのである。
 今まで、鉢上げ後に生育停滞だと思っていたのは、挿し芽1週間前のビーナインが濃すぎて生育が出来なかったのではないのではないかと考えた。
 ということで、今年の福助の挿し芽苗には、500倍のビーナイン(去年は300倍)をかけてみることにしました。

7月10日
 福助の挿し芽をしました。
 挿し芽の数は110苗。自分では25苗ほど選別し、残りは講習会会員に配るためです。
 次の日はみんなのために早朝から深夜までぶっ続けで監視しなければならないので、なんとか本日中に挿し芽を完了させました。
 早く正確に挿し芽を完了させるため、小技の奥儀を炸裂!!

7月19日
 切り花1本仕立ての定植を本日完了
 平日、休日ともに忙しく、毎朝5時半に起きて少しづつ定植していきました。
 玉光院4鉢、新玉光院4鉢、岸のプリンス2鉢、富士の輝き鉢です。 一文字に全力を注ぎます。
 ダルマ苗は12鉢ほど5号鉢に植替え、福助挿し芽も順調に育っています。
 消毒は週一回確実に行っているので、ハダニは見えません。ロディーとダコニールを散布。

 HPをもっと頻繁に更新せねば。
 

7月23日
 福助の鉢上げをしました。110苗挿して、厳選な選別を行い24苗としました。残りは会員たちに配布することにします。
 
 ダルマ苗です。今年は直射日光がきつく、テラス下でもすこし日焼けが起こっている。
 脇芽も3枝均等に出ていないのが多く、使えるのは5苗くらいだろうか。
 切り花一文字です。これについてはいつも通りの成長だと思います。

7月25日
 所属菊花会で2回目の講習会がありました。参加人数は25名ほど。 みんな熱心に聞いていました。
 家に帰ってから、今年の鉢数を少し増やすため置き台を少しですが拡幅することとしました。
 あまり大きくすると、通路が狭くなりお尻で葉っぱを落とす事になるので、この程度にしました。
 4鉢ほど多く置くことが出来ました。

8月1日
 菊の状態を記録します。
 
 所属菊花会の会員から質問があり、福助苗は強い日光下がよいのか、半日陰がよいのかとのこと。
 参考書には強い日光で管理すると書いていたが、このところの猛暑で、ダルマ苗は葉焼けが起こるほど強烈な光を浴びている。私は、強日光派ではあるが、半日陰の柔らかな育成も興味がある。
 ということで、9苗を半日陰で管理してみて生育状況を調査してみることにした。

 定植は早めに行うように努力したいです。

ダルマ苗

福助苗

一部の福助を日陰で管理

8月4日
 ダルマ・福助の定植をすべて行いました。
 ダルマは8鉢、福助は20鉢ですが、ここから最終的にダルマ4鉢、福助10鉢前後に間引いていこうと思います。
 ダルマについては、去年より5日ほど成長が遅い。梅雨明けの猛暑により全体的に葉が焼けている。葉茎が固くなっているような感じがします。

 まあ、この時期は暑くて私の栽培場の菊は、毎年生育停滞しているので、そんなに気にしていません。

8月20日
 菊の状態を記録します。

 お盆を過ぎてから、都心でも朝晩が涼しくなったのが分かってきた。さあこれから一気に菊のスイッチが入ることになるぞ。








ダルマ 国華金山 泉郷五色

切り花 一文字軍団

福助

8月22日
 所属菊花会の第3回講習会を開催しました。
 会員さんたちは10鉢ほど福助苗を持ってきました。今年の夏は猛暑だったので、すごい成長している苗はありませんでしたが、芽先は元気そうなので皆さん期待できそうです。1時間ほどお互いの菊を見ながら雑談をして閉会となりました。
 このようなワイワイとした楽しさの中に、菊づくりのレベルアップの原動力があると思っているのですが、どうやらこの講習会は良い方向に進んでいるみたいです。
 
 今年の所属菊花会の第二回切り花審査日は、去年発行した会員本によると、第二日曜日であることになっている。でも、それに従うと11月14日となってしまう。
 となると、電照が必要になるが、本当に14日が審査日なのかが疑問であるので、会長に確認してみた。
 会長も、14日であることを把握していなかったみたいで、役員会で確定したら報告するとのことであった。
 早く決めてもらわないと花芽分花の時期になってしまうよ。
 

8月28日
 会長から連絡があり、第二回切り花審査は規定により11月14日に決定しました。
 さて、私の場合は、シェードする必要はないのですが、マンションの照明の影響をを受けないように、今日から夕方にブラインド閉めることにしました。
 ただし、14日の遅い審査用に、5本の切り花は、ブラインドの外に置いて、マンションの照明をあてる事にしました。 
 過去の経験から11月8日以降に遅れて開花することになるので、あとは蕾が大きくなったら本格的に電照して14日に咲かせるようにします。

8月30日
 以前所属していた菊花会の会員さんと町で偶然出会った。
 私の新しく所属している菊花会にはたくさんの新人がいて、私が新人の教育担当をしている事なんかを話ながら、そちらの菊花会の事を聞いてみると、かなりヤバい状態になっているとのこと。
 毎年、精力的に出品していたベテラン2名が高齢のため今年から菊づくりをやめてしまったこと。新人は毎年数名ほど入会するらしいのだが、菊花会では何を指導するのでもなく翌年には辞めてしまうのだとか。私が辞めてしまったのが一番後悔しているそうです。(菊の搬入搬出役がいなくなったので)
 今年は会員で盆姿を20鉢出せるかどうか微妙とのことで、会員以外の一般公募を自治体のお知らせ新聞に掲載するとのこと。一般出品費は2000円だそうです。
 あなたもぜひ出品して下さいとのことでしたが、私は一度辞めた身分なので出品するわけにはいかないので、丁重にお断りしました。賞をとってしまったら現会員に間違いなく怒られるでしょから。
 たぶんあと2年で消滅してしまう可能性が高いとのことでした。バックについている菊祭り実行委員会はしっかりと予算は持っているのに残念です。(宴会費用とかコンパニオン費用とかね)
 2年後には、所属菊花会員の出品が無く、千輪仕立てを購入して並べているだけの菊祭りになっているのでしょうか。

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