大菊栽培(その1)                      もどる   トップページにもどる


1月6日
 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、あまり充実しなかった年でありましたが、今年も菊づくりは続けていきますので、よろしくお願いします。

 

2月2日
 正月明けから何も菊の世話をしていなかったが、ダニがいるのを発見しましたので、硫黄石灰液で消毒を行いました。
 毎年使っていたウチダケミカルの『育成アミノ液肥』が値上がりして別商品になってしまった。
 貧乏症な私としては今年は一ランク落とした、『育成有機』と『花有機』に変えてみました。
 

2月11日
 冬至芽の地際切りを行いました。
 毎年のことなので、感情を入れずばっさりとカットしました。
 栽培場にも日が一日中当たるようになり。暖かい日が多くなってきましたので、徐々に成長していくことでしょう。

3月23日
 赤玉土の改良を行いました。
 材料は例年通り
  硬質赤玉土(中粒)4袋
  土の素 1袋
  くん炭 5リットル
  米ぬか 4リットル
  砂糖 300グラム



 子供たちは誰も手伝ってくれませんでしたので、ほぼルーチン的に作成しました。

 さて、25年度の菊作りが始まります。

3月30日
 ダルマ用親株の挿し芽を行いました。
 全部で30苗です。
 
 本格的な菊のシーズンになってきました。

4月7日
 赤玉土の改良から2週間経ちましたので、土嚢袋から取り出し、丁寧に玉をほぐして水分調整をした後、もう一度寝かせました。
 午後に、所属菊花会の総会があり出席しました。
 今年は、講習会が充実しています。
 上村先生の講習会が5回、盆姿・切花講習会が2回、私の担当するダルマ福助講習会が5回です。
 また、今まで表彰の副賞としてメダルが授与されていたのですが、今年からメダルをやめて、その分を初心者用のチャレンジコーナー部門の賞に充てるとのこと。
 初心者でも出しやすいように、基準の緩いジャンボ福助の部門も増設されました。
 小学生や中学生の部も充実させるとのことです。

 年々、会員不足と高齢化で消えていく菊花会の中で、この菊花会は次世代まで生き残っていける気がします。

4月13日
 国華金山と越山に発根が確認できましたので、鉢上げをしました。 まあまあ順調です。

4月20日
 ダルマ親株の定植をしました。

 午後に上村遥先生の講習会に参加しました。
 挿し芽の鉢上げについて、最新の研究によれば、挿し芽用土を付けたまま鉢上げするのが主流になってきているとのことでした。 理由は、微生物が挿し芽用土に付着しているのに、根を洗ってしまうと微生物が流れてしまうそうです。 ただし、挿し芽床には、優良な微生物が繁殖していることが前提だそうです。
 これからは、挿し芽用土も無菌ではなく、微生物を繁殖させる方法が良いとのことでした。(つまりウチケミなのね!)
 また、挿し芽の発根は、挿し穂の蓄積養分からではなく、挿し芽期間の日光による光合成養分が影響するそうです。
 その他、いろいろな事を教えてもらいました。

5月2日
 福助親株用の挿し芽をしました。
 今年は、所属菊花会で5月に講習会を企画しており、会員さんに苗の提供するように依頼されたので、114苗を挿しました。

 やはり、5月に講習会を開催して、新人会員さんに苗を提供するのは、当然のことだと思います。
 菊花会が良い方向に進んでいるのはうれしいことです。
 

5月18日
 挿し芽の鉢上げを行いました。
 今年の挿し芽は、管物の発根が早かったです。
 いつものように苗を選抜した残りを、菊花会に提供します。

5月19日
 所属菊花会の講習会に参加した。
 全会員向けに今年から盆姿苗の提供を始めたので、出席率もよかった。
 菊花会で用意した苗が、余剰するほど多かったので、会員さんは良い苗をたくさん取得することができました。

6月1日
 5月に挿した苗を、福助親株にするため植替えました。
 これで、120苗が確保できます。








6月2日
 ダルマ苗の挿し芽をしました。
 今年はいつもより1週間早めです。
 近年は猛暑が影響しているのでしょうか、開花が遅くなる傾向にありますので、ならば1週間前倒しをして、茎葉を早めに充実させて8月下旬にシェードして、審査日には老化しているくらいの考えで育ててみようと思いつきました。
 
 今回から、挿し芽箱(大)を3つにしました。
 挿した本数は102本です。 

6月9日
 挿し芽は、一週間は大事をとって日陰管理、ここから徐々に日に慣らしていきますが、今回は葉がしっかりしていてかなりよい感じがします。
6月15日
 泉郷五色がしおれなくなりましたので、確認したところかなりの発根が確認されました。
 早速、鉢上げをしましたが、今回は今までで一番良い出来のように感じました。

6月22日
 所属菊花会の講習会を開催しました。 約30人が参加されました。 常連さんのほかに、新人さんも数人いらっしゃったほか、小学校6年生の女子まで参加していただきました。
 ダルマ用の70苗を配布しましたが、今回からしっかりと1苗100円を徴収することにしました。
 学校関係者の方とお話をしたのですが、小学校では菊作りがまずまずの人気だそうです。
 その中でも、一文字菊が人気が高いそうで、小学校の文集を見せてもらったところ、一文字菊の苗がほしいとか、一文字菊をうまく咲かせたいとか、ちょっと意外でした。
 あと20年後には私のライバルになるかもしれないのですが、菊花会が20年間は安泰であると思われるのでうれしいです。

 6月30日
 ダルマ苗は順調です。
 全部で20苗ありますが、3芽の出かたしだいで、10苗ほどに選別していきたいと思います。
 3本仕立ては場所が狭いので栽培しない予定でしたが、手持ちの苗がまあまあ良い分岐でしたので、3苗だけ作ってみることにしました。
 秋には出品するかどうかはわかりませんが、定植を行いました。

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