大菊栽培(その1)                      もどる   トップページにもどる


 1月11日
 今年も、よろしくお願いします。
 昨年は、ホームページの更新回数はそれほどでもなかったが、栽培場にミスト装置の導入、ユーチューブ動画での栽培記録、ネズミとの格闘など、菊花会会場で面白かったと声をかけられるようになりました。
 今年は、うれしいことに、菊作りで尊敬している大先生から個人的に年賀状を頂きました。びっくりです。


 さて、冬至芽の状態ですが、ダルマでよく咲いてくれた国華金山、越山、早越山は、例年のことながら冬至芽の発生がありません。
 茎からは新芽が出ているので、4月の挿し芽で更新をしていきます。

手持ちの苗
【厚物・厚走り】
 国華金山、国華越山、国華早越山、国華聖者
【管物】
 泉郷五色、国華花百合、泉郷富水、彩胡優美
 開竜秋峰
【一文字】
 新玉光院、玉光院、岸の北極光、岸のプリンス
【美濃菊】
 王冠殿、夢殿
【その他】
 メリクロン北斎巴錦 

1月30日
 所属菊花会の今年度の菊作り講習会の案内が届いた。
 あの審査委員長が講師の初心者用教養講習会が、2月から10月まで毎月1回の9回
 菊花会会長の盆姿実践講習会が5回
 そして私のコケシ、ジャンボ福助実践講習会が5回
 合計19回もの講習会があります。
 結構頑張っている菊花会だと思うのだが、なかなか会員さんが増えないものです。



2月21日
 冬至芽の地際切りを行いました。
 元気で極太の冬至芽もありましたが、心を鬼にして切り捨てました。
 柳蕾が付いている冬至芽がかなりありました。
 去年の挿し穂時期に柳芽ができてしまった挿し穂が幾つかあったので、今年は電照をやることにします。

 数年前までは、春に電照をしていましたが、向かいのマンションから『ベランダの電気がついています。』と親切に声をかけられ、マンションの住民に気遣いをさせたくないのでやめていました。
 しかし、今ではベランダで菊栽培をしているご主人と公認されていますので、大丈夫でしょう。


3月21日
 菊の状態です。
 あと10日後に挿し芽をする予定ですが、伸びがよくありません。
 でも、春になり一気に成長しそうです。
 

4月4日
 ダルマ親株の挿し芽をしました。
 全部で30苗、ペット用ヒーターで保温します。

 さて、本日、所属菊花会の総会がありました。
 ベテラン会員の訃報を聞きました。
 千輪咲き、大懸崖を主に出品されている方で、菊花会場面積の1/4を飾っていると言ってもいいほど出品してました。

 総会後の懇親会では、10年後の菊花会について雑談をしましたが、おそらく10年後には出品数は半減するであろうと思っています。

 どのような対策を考えていけばよいのか。
 一つは、淘汰されつつある地域の菊花展を吸収して、敷居を低くして誰でも入会できるような、オールカマー的な菊花会を目指すこと。
 もう一つは、大菊にこだわらず、誰でも簡単に栽培できて、出品できる菊を展示すること。

 とりあえず今年は、会場の空いた千輪咲きスペースに何かを飾らなければならない。
 スプレー菊に手を出してみようかな。

4月19日
 挿し芽から2週間が経ちました。
 管物系が順調に発根しています。もう少し根を張らせてから親株用として定植しようと思います。

 

4月21日
 去年の10月頃でしょうか、私の携帯に出版社から連絡がありました。
 小学生の学習教材用に、菊の栽培方法を編集しているので、私のHPの菊の写真を使わせて下さいとのことでした。
 私のHPには連絡先なんか当然載せていないのですが、実はHPには裏サイトがあり、所属菊花会の初心者用ページとなっているので、これを見た出版社が、菊花会の会長経由で連絡してきました。
 
 提供を拒む理由はないので、色々な菊の写真を提供しましたが、写真の著作権については、個人名ではなく所属菊花会名とし、著作料は一切要求しないが、代わりとして製本を1部送ってくれるよう頼んでおきました。
 そして、その本が届きました。 
 写真提供をしただけであるので、内容の監修はまったくしておりません。
 挿し芽をしている写真、摘心している写真については、綺麗に写真掲載されているのですが、芯蕾を大きくするため1mmで脇蕾を取ってしまう写真は、マニアックで初心者向けではないと思いました。
 
 一冊2850円と高価ですが、内容は初心者向けとなっておりますので、学校の図書館納入がメインになると思われます。
 本屋の店頭には、まず置かれないでしょう。

4月25日
 ダルマ用親株の苗を定植しました。
 去年は4月20日だったので、5日遅れです。
 今年は仕事が忙しくて、菊作りに集中できません。
 そして、モチベーションもあまりあがらないので、チョット心配です。

5月3日
 福助親株の挿し芽をしました。
 挿し穂の水揚げには、試供品でもらったパワーイオンを使ってみました。
 挿し芽後に強く萎れてしまうと、今後の回復は見込めないので、ここは安全を第一に考え、1週間は日陰で管理し、絶対に萎れさせないように注意します。
 

5月16日
 挿し穂の親株が中途半端に伸びていましたので、6月のダルマ用として、冷蔵処理をすることにしました。
 1週間前にビーナイン600倍をかけています。
 

 近所のホームセンターで以前所属していた菊花会の副会長とお会いした。
 近年は、新規会員さんも入らず、会員全体が高齢化しており、鉢の移動も難しいので、恐らく今年で最後の菊花展であろうとのことでした。
 60年程続いてきた菊花会なのだが、出品者がいなくなれば、菊花会として存続できない。
 来秋以降は、園芸仕入業者から大作りや小菊を購入し、七五三のための撮影イベント展示会になってしまうようだ。 悲しいけどそれが現実なのでしょう。
 

5月17日
 2週間前の挿し芽の鉢上げをしました。
 発根率100%だったのはうれしかったが、もったいないので全部鉢上げしました。
 発根もまあまあで、順調です。




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